のんびり雲
今日は、とある予備校生は、なぜか予備校なのに「クラスマッチ」。
とある少女は、部活の練習試合(今のところ、まだ続いております。)。
二人とも朝も早くから出て行ったので、散歩に行きました。
あ~、久しぶりに散歩が出来るなんて、
なんて幸せなんだろう~😊😊😊!
と思ったが、土曜日だけに高校生らしき姿を見かける。そのたびに、「これは、生徒かな?」と軽い警戒心。だってまだ、顔も名前もいまいち分かりません。今年は人数が多すぎて手に負えません。
でも、「ちわっす!」とか言われて「……誰だっけ?」は……、申し訳ないですよね。
歩きながら考える。
今日から、いよいよ?インターハイの県予選。
とある予備校生と繋がっている高校生たちも、ぷかりぷかりと、あちこちで、やる気のInstagramを上げているらしい。地元の大学に行った、とある予備校生の代の一番手くんも、今日はOBとして大会を見に行くらしい。
とある予備校生の元ペアくん(1つ年下)は、「予備校はどうですか?今回の考査、数Ⅲ一ケタ(順位ではなく、点数のほう)だったんですけど。」と、送ってきたらしい。う~ん。部活に入れ込みすぎてませんか。
「こいつ、オレと同じ道をたどりそう。」と、とある予備校生の不吉な予言。
とある予備校生の1つ年下の世代の子たちは、赤ちゃんのときからなんとなく、いろんな場面で見かけてきた。
まだ、ボールが持てるか持てないかの、公園時代。ダンゴムシと戯れていた幼稚園時代。鬼ごっこに明け暮れた小学生時代。やっとラケットを持ち始めた中学時代。高校生になってから見る、学校での、楽しそうな彼らのどんどん日に焼けていく顔。
で、その集大成のような、この、インターハイ県予選。
あのちっちゃい子たちがね~…。まるで、長い長い物語の、クライマックスを見るような気持ちになってしまいそうになるよね……。
去年、とある若者のときには、自分の身にも降りかかってくる忙しさやそわそわのせいで、あまりそういうことを感じなかったけど。
でも、スポーツで勝ったからって、それほどその後の人生に影響があるわけでもなく、冷静な目で見れば、特に意味なんてないのかな?と、思わなくもない。心身ともにケガしたりするし。ハラスメントや、それに伴う心の歪みなんかの弊害もあるし。なのに、なんでやるんだろう?とも。
たぶん、これって、「通過儀礼」みたいなものでもあるんだろうと思う。ペンテコスト島のバンジージャンプみたいな、ちょっとした魂の命懸けの。
大人としてこの社会に参加していくために、昔のように一択の通過儀礼ではなくて、今の世の中ではいろいろな(やってる本人にもやや意味の分からぬ)通過儀礼が、形を変えて存在するのかもしれない。
その最たるものが、インターハイ予選、あと受験も。つまり、レヴィ=ストロースの『野生の思考』、……だったっけ。
じゃあ、それを越えてきた人と、越えずにきた人に、そんなに違いってあるのかな?どうだろう……?
あれ?なんか、理屈っぽくなってる??
と、歩いていると、団地のバス停に、白い開襟シャツに黒いスラックスの高校生発見!
この古風な制服は、間違いなく、新しいほうか、古いほうかの勤務校に間違いないが、ちょっと鍛え方が足りない😊ような体型をしているから、おそらく新しいほう。
なので、何となく雲の写真を撮っただけで、のんびり出来ずに引き返して帰ってきましたとさ。
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