卒業式
本日行われた、小学6年生の娘の卒業式。
卒業式には、いろんな別れが詰まっていました。
卒業生入場で、
卒業生と、マスクとの別れ
(卒業生は、だれも、マスクをしていなかった。
このまま、マスクが外せなくならないか、
と心配していた保護者には、
うれしい姿)
ひとりひとり卒業証書を受け取って、
卒業生と、6年間過ごした小学校との別れ
卒業の歌を交換し合って、
卒業生と、在校生との別れ
一緒に校歌を歌って、
卒業生と、担任の先生や他の先生たちとの別れ
校長先生から挨拶されて、
保護者と、小学校との別れ
写真を撮り合って、
私立中学に進学する友達との別れ……
わたしにとっては、
” 旅立ちの日に ” を歌った毎日との別れ
何より、
「小学生の娘」との別れだ。
式の中で、
卒業生がかわるがわる
一人一声ずつ叫ぶ 別れの言葉。
「怒ってる?」と、訊きたくなるような、
ぶっきらぼうな我が子の声
式が終わって、待っているわたしのところに、
軽くダッシュしてきた とある少女
誰に似たのか、色の白い とある少女のほっぺたが
雨が降って、今日はこんなに寒いのに、
真っ赤になって
まだ、興奮を引きずっている。
この子でも、緊張したりするのか……
長くつづいたコロナ禍で
そんな場面を見なかったから
すっかり忘れていたけれど、
そういえば、するんだったことを
四年ぶりに思い出した。
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