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第三の能力

積雪、インフルエンザ、修学旅行
次々に授業が抜けた3学期
今日の授業を終えて 
残りの授業は 各クラス平均あと4回
3学期は慌ただしく あっという間に過ぎていく







1年間の授業で
いろんな新聞記事を読んだり
動画を見たりして
その度ごとに
2行だけのコメント欄

たった2行のコメント欄だけど
毎週毎週、およそ150枚分のコメント欄を
読んできて思うことがあります








この学校はほとんどが男子の実業高校。
だからなのか、
教室で存在感があるのはまず、
運動能力が高くて
正門の横断幕に 「○○部○○ ○○ インターハイ出場」
と、出してもらえる少年たち
彼らは概ね(起きているときは)元気があって、
わがまま言ったり、早弁したりしながらも
クラスの勢いを作っている
 
次に目立つのは、頭のいい少年たち
電子機器も上手に使えて、
暴走する運動能力組に
要らないちょっかいを出されながらも
クラスを切り盛りしていて 一目置かれている






だけど実は、もう1種類、
特別な能力を持っている少年たちがいる

彼らはぱっと見 ふつうの男の子

彼らが持っているのは、
運動能力とか頭脳とかではない、
未だはっきりと世の中に認知されていない能力

その能力は コメント欄にてきめんにあらわれる










いいこと書こうなんて全く考えてない
飾りのない言葉で ただ正直に表明される彼らの言葉
その向こうに浮かび上がる彼らの心

ソクラテスの言うところの 「魂の良さ」?
赤毛のアンで言うところの 「ヨセフを知る一族」?
教科書の日本文化の単元でいうところの 「清き明き心」?
に通ずるような……

彼らが書く2行のコメントは
何とも正直で、純粋で、やさしい。
わたしはそれを読んで、
微笑んだり、吹き出したり、
うんうん、そうやねぇと、うなずいたり……



彼らの存在は 
まちがいなくその周囲半径5メートルの空気と人を
やさしいものに変えている

世界を正直で、純粋で、やさしい目で見て、幸せにする能力












なぜでしょう?
身体能力が高いことには 高い価値が置かれていて、
特別な報酬がある
知能が高いことにも 高い価値が置かれていて、
特別な報酬がある
正直で純粋でやさしいというこの第三の能力は、
他の2つの能力同様、明らかに、
間違いなく、この世の進歩に必要不可欠、
かつこの世の幸せを増し加えているのに、
大した報酬は支払われない
「正直で純粋でやさしいから、あの人は年収が何千万」という人を
わたしは見たことがない

身体能力や頭脳は、努力次第で得られるものではない、特別なものだから?
いいえ、正直で、純粋で、やさしい、も、誰にでもなれるものじゃない。
特別な才能です。

彼らの素敵なコメント欄に
プラス3点!と言いたいけれど
それは、わたしの個人的な感想だから
ダメですね?










ところで、このnoteの世界にも、
この方はきっと、
魂の良い人、ヨセフを知る一族の人、清らかな人
だなあ、
という人が何人もいらっしゃいますよね?

noteを見るようになってから
なぜだか、
お天気コーナーの日本列島のたくさんのお天気マークを見る度
この日本に、そういう魂を持った人がいるんだなあ、
と思うようになりました。
すると、星の王子さまじゃないけれど、
たくさんのお天気マークが
やさしく笑っているように見えるようになりましたとさ。







※ 何も知らずにこの記事を書いたのだけれど、今パソコンさんに聞いてみたら、本当に「第三の能力」なるものがあって、びっくり!でも、ちょっと意味は違うかな?


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