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「感染者こそマスクをすべきではない」科学的理由

「マスクは飛沫の飛散を止める。ゆえに、感染者が着用したときには感染防止効果が期待できる」

いいえ、違います。
「飛沫を止めてしまう」こと自体が問題なのです。

この3年間、私はずっと同じ問いを発し続けています。

「マスクの内側に付いたウィルスはどこへ行くのか?」

この問いに答えてくれた「専門家」「マスク信者」は、ただの一人もいません。誰もが懸命にそこから目をそらし続けています。

ウィルスは、バラバラに分解されて飛沫の水分とともに蒸発するのでしょうか?
それとも、マスクに付いたとたん、この世からパッと消滅してくれるのでしょうか?

ウィルスは「物質」です。「物質」は形を変えることはあっても、跡形もなく消え去ることは絶対にありません(質量保存の法則)。

感染者がマスクをしていると、咳やくしゃみのたびに、ウィルスは大量の飛沫といっしょにマスクの内側に蓄積し続けます。数時間も経てば、ほとんど一面にウィルスを塗りたくった状態になります。

マスクは「飛沫を止める」がゆえに、かえってウィルスを「濃密に凝集」させてしまいます。一種の「集塵作用」です。有害物質の「生体濃縮」のような現象が起こるのです。

ここまでは理解できますね?

マスクに付いたウィルスは、数時間~数日間、活性を保ったまま「元気に」存在することがわかっています。
指先でも舌先でも、このマスクに触れれば、凝集して団子状になった「ウィルス塊」がそこにべったり付着します。

たとえ触れなくても、強く息を拭けば、ウィルスの50倍も大きさのある不織布の隙間から「ウィルス塊」は空気中にまき散らされます。
反対に、息苦しくなって強く息を吸えば、「ウィルス塊」は気道から肺の奥へと吸い込まれます。ウィルスが肺で増殖すると、肺炎などの重症化につながります(フェーゲン効果)。

通常の飛沫の状態なら、含まれるウィルス量はわずかなので、他者が吸ったところで、そのつど粘液中のIgA抗体が片づけてくれます。
でも、ウィルスが凝集して「塊」になった場合、量が多過ぎてIgA抗体では間に合いません。
その結果、ウィルスの侵入を許し、「感染」してしまうのです。

どんなにみんながマスクを着けても感染拡大が収まらないのは、逆に「マスクが感染を広げているから」にほかなりません。
好例が、高齢者施設でのクラスターです。マスク着用が厳格なところほど集団感染が発生していることは、データを見るまでもなく明らかです。

感染者こそマスクを着用すべきでない

これが揺るぎない「真実」です。

そもそも、咳やくしゃみは体が「異物」(分解されたウィルスの「死骸」も多く混じっている)を排出しようとしている証拠。それを無理やり止めようとしたら、どんなことになるでしょうか。

激しくおなかをこわしているときに、肛門にコルク栓をしたらどうなるかを想像してみてください。


よく「うちの会社は全社員に業務中もマスク着用を義務づけているからクラスターが起きないんだ」と勘違いしている経営者がいます。

はっきり言います。ただの「バカ」です。

クラスターが起きないのは、そもそも初めから「集団内に感染者がいない」からです。ウィルスがゼロ状態なら、何をしようが感染が広がるはずありません。
もし1人や2人感染者が発生しても、「マスクを正しく着用していない(鼻出しや顎マスク)」ことで大いに助けられています。
不織布よりも穴の大きいシリコンマスクや布マスクのおかげで、ウィルスが「大きな塊」になる前にまき散らされるため、周囲の人間が吸い込んでもIgA抗体で対処しきれているのです。

意地でもマスクを義務づけたいなら、不織布だけは絶対に避けるべき。目の粗いメッシュやレースのマスクにしたほうが感染は抑えられます。

マスクの弊害は、それだけではありません。

●温暖・湿潤なマスクの内側では、さまざまな雑菌が大量に繁殖

●息苦しさによるストレスや相手の表情が見えないことなど、心理的・精神的な悪影響が多大


「マスクの効用」など、ただのひとつもありません。

まさしく「百害あって一利なし」

これが「マスクの真実」です。



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