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ウィルスとマスクの思考実験

ひとつ簡単な「思考実験」をしてみませんか?

「コロナが怖いのは目に見えないからだ」と言う人がいます。
なら、いっそ目に見えるようにしたらどうか。
「富岳」のCGなんか必要ありません。私たちには、世界中のスーパーコンピューターを全部繋げても足元にすら及ばない

無限の想像力(イマジネーション)

があるからです。

思い切って、想像の中でコロナウィルスを赤く着色しちゃいましょう!

パターン1)
あなた自身が「感染者」だとします。あなたの口から飛ぶ飛沫には、ウィルスの赤い粒子がくるまれています(コンビニで売っている豆大福を想像してください)。
従順なあなたは、朝家を出てから帰ってくるまで、ずっと不織布マスクを着用しています。夜に帰宅し、マスクを外してようやくひと息。

さて、丸一日飛沫を浴び続けたマスクの内側は、いったいどんな様子になっているでしょうか?

着色した粒子(ウィルス)がべったりこびりつき、真っ赤に染まっているはずです。専門家が言うようにマスクを正しく(ぴたっと)顔に当て、外に漏れる空気が少ないほど、内側の赤は濃くなります。

感染とウィルスの量には密接な関係があります。言い換えれば、赤色が強いほどウィルス濃度が高く(ウィルス量が多い)、「危険」であるということ。マスクの内側は、ピンクから深紅までグラデーションはあるものの、きっと純白の部分は皆無でしょう。

あなたは今日一日、そこにこもった空気をせっせと吸い込み、時には唇や舌先でマスクの真っ赤な部分に触れてさえいたのです。

パターン2)
今度は、あなた自身は「感染者」ではないものの、「感染者」と向かい合って長時間会話をしたとします。
あなたのマスクの外側は(パターン1の内側ほどではないものの)、やはり飛沫を浴びて全体的にほんのりピンク。特に顔で最も突出している鼻の部分は浴びる量が多く、濃い赤に染まっています。
そこはちょうど、マスクが下にずれてきたときに、あなたが指でつまんで持ち上げる部分。マスクを直した後に、つまんだ指先を見れば、ウィルスが移って赤くなっているでしょう。
そのウィルスが付着した指で目や鼻をこすれば……どうなるか、もうおわかりですね。
かといって、ずれたマスクを直さずにおけば、生じた隙間から赤い粒子がどんどん入ってきてしまいます。

つまり、どう転んでも、マスクは(ちょっとした時間稼ぎはできても)何の防御にもならないということです。
こうして想像力で「視覚化」すれば、マスクに効果がないことが簡単にイメージできるのです。

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