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岩田健太郎氏は事実誤認しています

岩田健太郎氏がオピニオンリーダーなら、私は感染症界の「アインシュタイン」にだってなれるでしょう。

岩田医師 感染者数えるなら目的を - Yahoo!ニュース

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彼が生物進化における「変異と自然淘汰」をまるで理解していないことがよくわかります。視野狭窄(研究室で顕微鏡だけ覗き続けた)の結果でしょうか。

「第7波」の急激な拡大を彼なりに分析していますが、時系列と因果関係を完全に誤認しています。テストなら不可をくらう解答でしょう。

感染力の強いBA株は、明らかにワクチン接種が「淘汰圧」となり誕生しました。そうでなければ、「感染者」中の未接種者の割合が日増しに低下していく現象を説明できません。
まったくワクチンが効いていない場合、その割合は接種割合と同比になるので、非接種者1:既接種者4にならなければいけない。ところが、今やその割合は1:5。接種した人のほうが「有意に」かかりやすくなっているのです。

これは、時間がたってワクチンの効果が減衰したからではありません。100%確実に「ワクチンによって感染が促進されている」からです。
当然、ワクチンを加速すれば、さらに「(既接種者に対して)感染力の強い」BA.6だかBB株だかが誕生するだけの話です。

また、マスクにしろアルコール消毒にしろ、いわゆる「感染予防対策」が無意味であることは、この2年間で世界が証明してくれました。もし効果があったなら、法的に義務化した国・地域では、とっくの昔に感染が収束していたはずです。

ゼロに何を掛けても答えはゼロ。
無意味なことを何度繰り返しても、やっぱり無意味なのです。

さらに、感染症は「ウィルス弱毒化」「免疫保有者の増加」の2つの理由により、必然的に重症化率が低下していきます。もしそうならなければ、そこには間違いなく「人為的要因」が関与していて、考えられるのは設計からして問題だらけのmRNAワクチンだけです。

世の「専門家」たちは、どうしてこうも「合理的解釈」ができないのでしょうか。
理由は簡単で、誰も「現実を見ようとしない」からです。
つまらない自意識やプライドから、自分の頭に浮かんだ「解答」こそが正解だと思い込み、すべてを強引にそこに結びつけようとする(確証バイアス)せいで、論理破綻を起こすのです(もちろん、企業からのキックバックを受けるため、故意にウソをついている可能性もありますが)。

あらゆる科学のスタート地点は「現実の観察」から始まります。知ったつもりになって研究室から始めてはいけません。
優秀な科学者であればあるほど、現実世界に対して謙虚であるべきです。空想・妄想世界の王様気取りではダメなのです。



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