所作の美しさと強さの関係性！

バイトは早番オンリーの有朋の首領（ゆうほうのどん）です。

私のバイト先にびっくりするくらい麻雀の弱いメンバーのSくんがいます。

私は会った事はないのですが、他のメンバーから幾度となく激弱エピソードを聞かされています。

彼は月のアウトが20万なら調子が良い方で、いつもはだいたい30万くらい負けています。

そんな彼がついに先月、とんでもない新記録を叩き出します！

その額なんと

−53万円！！！

これピン東のメンバーの話じゃないですよ？

ピンの1-2（チップ500円）ですよ！？

200回/月しか打ってないんですよ？？
（まぁ少なくはないけど）

給料がいくらか知りませんが、ゲーム代フルバックでも約40万のマイナスです。

一体、彼はどんな麻雀を打つのでしょうか？

バイト先は一応24時間営業しているのですが、遅番は卓が割れたら店を閉めます。

私が朝、出勤するときに遅番が残っている事はなく、遅番のメンバーはSくん以外も会った事はありません。

しかし、本日バイトに行くと1卓だけ割れずに立っていました。

遅番のメンバーや、お客さんの顔を知らないので誰がSくんかはわかりませんが麻雀打っている4人の内2人が

「おはようございま〜す」と声をかけてきました。


この2人のどちらかがSくんだな。

南2局だったので、この半荘は交代せず次の半荘から代わってくれと言われ、麻雀をみていたのですが、ある事に気づきます。

メンバーの一人がやけに所作が美しいんです。まるで滝沢和典プロをみているかのようです。

それに比べ、もう一人のメンバーはクセの強いツモり方でちょっとキモいです。

私は確信します。
あぁこっちのキモいのがSくんね。

半荘が終わり、二人に挨拶をします。

「はじめまして、有朋の首領です」

滝沢和典が手を差し出します。
「Sです、よろしくお願いします」

！？

お前がSなんか〜い！！

普通、所作がキレイなヤツは麻雀強いだろ！

Sくんは所作が美しいのに激弱な世にも珍しい雀士でした。。。

今この瞬間、所作の美しさは麻雀の強さに何の関係もないことが証明されました。

ちなみに本日のSくんは絶好調で6,000円負けだったそうです。