見出し画像

知らないオジサンに裸を見られた話

麻雀より旅行やカジノの記事の方が読まれていて、複雑な気持ちの有朋の首領(ゆうほうのどん)です。

今回はニュージーランドに入国する際に起きた実話です。

この話を聞いた全員がウソをつくな、話を盛るなと言いますが誇張ゼロの実話です。
ぜひ最後まで読んでいただいて、ウソかホントか判断してください。



皆さんは税関で引っかかった事はありますか?多分ないですよね?

私も海外に幾度となく行っていますが一回だけの経験です。

世界まる見えテレビ特捜部の空港税関シリーズで、食べ物を持ち込もうとしたり、労働目的で不法に入国しようとしている人達と空港職員のやり取りは、観ているの分には楽しいのですが、実際に我が身に起こると笑い事ではありませんでした。


15 years ago

オレはイミグレーションを抜け、手荷物受取場で自分のスーツケースを受け取り、これから1年間のワーホリ生活に期待に胸を膨らませ、ニュージーランドに降り立とうとした矢先


「ちょっとお荷物確認させてください」

税関でお姉さんに止められたオレ。


違法なものは持っていないか、危険物は持っていないかと聞きながら、お姉さんはオレの荷物を広げていく。

普段の旅行時は極力荷物は少なめにしているが、今回はワーホリで1年間の滞在になるので荷物はかなりの量だった。これしまうのオレだよなぁと思いながら眺めていたのを覚えている。


応援のオジサンもやって来て二人がかりで荷物をチェックする。

いつの間にか犬もいる。麻薬犬ってやつか?

もちろん私は違法なものは持っていないのだが、これまでこのような事はなかったので緊張していた。

ちなみに当時の見た目はこんな感じ

直前に南米を旅行していたので怪しさMax



どのくらいの時間が経っただろうか。

しばらくして職員のオジサンがオレのもとにやって来た。そしてオレの荷物からコカインの反応が出たので、別室で身体検査をすると言った。

おいおいマジかっ!

確かに1ヶ月前に行ったボリビアでコカの葉(コカインの原料)は買ったけど(葉っぱ自体は合法)、それは現地の炭鉱で働く人への差し入れであって、自分では食べたり、お茶として飲んでもいない。
そもそも葉っぱだけで反応出るもんなの?!

パニックになるのを必死で抑えながらも、別室に向かう最中は最悪のパターンを考えてしまい、気が気じゃなかった。

別室に入ると、そこには別のオジサンがいた。

まずオレは壁際に立たされた。


名前を聞かれ答えた後に、オジサンが上着を脱げと言う。

言われた通り上着を脱ぐと、次はズボン、次は左の靴下、右の靴下と次々に脱がせてくる。

そしてパンツ一丁になったオレにオジサンはパンツも脱げと言ってくる。

知らないオジサン2人の前でフルチンになったオレ。

ニュージーランドに着いたばかりなのに、すでにこの国の事がキライになっていた。

フルチンになったあともオジサンの命令は続く。

口を開けろ、手をあげろ、ターンしろ。


ちなみに特に触れてきませんでしたが、ここまでのやり取りはもちろん英語です。

しかし、最後の命令だけは日本語だったのです!










「タマあげて」



!?


そんな訳ないと私は聞き返しました。



オジサンは笑いながら

「タマあげて」



やっぱり聞き間違えていませんでした。

ヤツは間違いなくタマをあげろと日本語で言っていたのです。

この瞬間ニュージーランドへの怒りはぶっ飛びました!なんなら好きになりました✨オレは笑顔でタマを持ち上げ、何も持っていない事をアピールしました😀

身体検査はこれで終了となった。

スーツケースに荷物を詰めなおして税関を抜け、オレはようやくニュージーランドの地を踏む事ができた。


後日、現地で知り合ったニュージーランド人の友人に聞いた話ですが、身体検査は抜き打ちで何人かやるノルマがあるので、見た目の怪しさと他の国の渡航歴が怪しすぎるから選ばれたのではないかとの事でした。

まぁいまでは貴重な経験ができたと前向きに捉えていますが、別室に連れて行かれた時は生きた心地がしなかったです。



この話はここで終わりなんですが、ウソくさいとこなんかありましたか?

ないですよね??

だって事実なんだもん!

もしよかったらサポートお願いします