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東京家政大学附属女子中学校・高等学校 『在校生による学校説明会』

JR埼京線「十条駅」から歩くこと5分。東京ドーム2個分の敷地面積を誇る東京家政大学のキャンパス内に、東京家政大学附属女子中学校・高等学校(以下、東京家政)はあります。緑豊かなキャンパス内には、樹木2,000本、200種類以上の野草、そして約25種の野鳥が生息しているそうです。
東京家政は、創立142年の長い歴史と伝統を持ち、「自主自律」の建学の精神の下で、「愛情」「勤勉」「聡明」の三つの生活信条を実践しています。また、“「KASEI」から「SEKAI」へ”という合言葉とともに、探究学習とIB教育(国際バカロレア)を導入する学校改革も推進しています。

さて、今回は同校では初めての試みである、『在校生による学校説明会』にお伺いしました。この『在校生による学校説明会』は、先生方の手を借りることなく、アドミッションスタッフの生徒さんだけで、企画・構成を考えています。生徒の目線で、そして生徒の言葉で、東京家政の魅力を伝えたいという想いのもと、試行錯誤を繰り返しながら、この学校説明会を作り上げたそうです。
東京家政のアドミッションスタッフは、入試全般のサポートをしているチームで、学校説明会や他校との合同説明会などで活動をしているほか、受験生や受験生保護者のための資料作りやパネル作成も行っています。約8年前に発足され、現在は中学生38名、高校生59名の計97名が在籍しており、東京家政の受験生の中には、学校説明会でのアドミッションスタッフの姿に憧れて入学してくる子も多数います。実際に、現在のアドミッションスタッフの多くが、先輩に憧れて東京家政を受験して、アドミッションスタッフになっています。

東京家政のアドミッションスタッフ

大学の正門に到着すると、真夏の炎天下にもかかわらず、アドミッションスタッフの生徒さんが爽やかな笑顔でお出迎えしてくれました。受付では、高校の食物研究部手作りのシナモンロールクッキーを渡してくれるほか、座席への誘導も彼女たちがしてくれます。そのほか、説明会会場の入り口には、彼女たちが作った学校生活が一目で分かるパネルが置いてあります。
『在校生による学校説明会』では、先生方は一切登壇されることはなく、本当に生徒さんだけで、東京家政の魅力を様々な角度から説明してくれました。
例えば、授業紹介では、中学1年生の生徒さんと、中学3年生の生徒さんが、国際バカロレア中等教育プログラム(MYP)での授業発表を見せてくれましたが、自ら「問い」を立てて、それについて調べ発表することを常に行っている様子が見てとれました。
また、入試説明では、各教科の試験について、どのような勉強をしたらよいのか、試験当日は何に気をつけたらよいのかを伝えており、受験生の子たちが、一生懸命にメモを取っている姿が印象的でした。
学校説明会のフィナーレは、夏服のファッションショーです。東京家政の制服は、冬服・夏服・盛夏服の3種類があり、スカートも無地とチェック柄の2種類、カーディガンも紺と白の2種類と色々な着こなしができるのが特徴です。これまでの学校説明会や合同説明会にて、受験生や保護者から、制服の種類が多いので、どういう風に着ればよいのかという質問を多くされることがあり、彼女たちで、制服の着こなしを知って貰おうとファッションショーで締め括ることを考えたそうです。
学校説明会終了後に行われた学校見学ツアー並びに個別相談も、アドミッションスタッフの皆さんで行っていました。学校見学ツアーでは、一組のご家庭に、一人の生徒さんが付き添い、施設の説明だけでなく、学校生活全般の質問に丁寧に答えてくれます。今回ご参加された、小学6年生の受験生保護者の方にお話を聞くと、たった一歳、二歳しか変わらないのに、とてもしっかりした生徒さんばかりで驚いたとのことでした。

アドミッションスタッフの共同記者会見

アドミッションスタッフの生徒さんの中には、東京家政に入学する前は、人とのコミュニケーションを得意としていなかったり、人前で話すことを苦手に思っていたりした人もいたそうです。学校説明会では、堂々と壇上で説明し、保護者や受験生の質問にはさっと答えていたので、お聞きした時はびっくりしました。彼女たちの話を聞いていると、自分自身で苦手なところを変えていける、「なりたい自分」へと変化していける環境があることを知ることができ、この点も、東京家政の魅力の一つだと感じました。

この『在校生による学校説明会』は、第2回目が2023年12月24日(日)に実施されます。生徒の皆さんは、今回の学校説明会を更にブラッシュアップさせて、第2回に臨みたいと意気込んでいます。是非、彼女たちの姿を見に、東京家政に足を運んでみてください。

東京家政大学附属女子中学校・高等学校 (tokyo-kasei.ed.jp)

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