夜中の独り言

死にたい。死にたい。死にたい。
なんで、他の人と同じように上手く生きることができないのだろう。他の人のように、みんなができることが私にはできないのだろう。

私は人間じゃないのだから。

そう思えたら、楽なのに。こんなに死にたいと思わせてくる私の心が、お前は人間なのだと訴えてくる。どうしたらいい。この、私の心の不安はどうしたらいいのだろう。
なんでこんなに、どうしようもなく死にたくなるのだろう。こんなこと言っても明日はやってくるし、明日だって普通に朝起きて仕事に行くのだろう。何かもが嫌になる。それが死にたくなることにつながっているのだろうか。
なんて浅はかなのだろう。
生きたくても生きれない人がいるというのに。そんなこと思うことこそ浅はかだ。そんなのただの綺麗事だ。死にたくても死ねない人だっている。じゃあ死ねよと、お前の命をくれよと生きたくてたまらない人は言うだろう。あげれたらどれだけ楽なのだろう。ああ、なんで本当この世は不条理なんだろう。なんで誰も救われないんだろう。みんなが救われるようにしてくれたらいいのに。こんなこと言い出したらキリがない。でも、言わずにはいられない。そして、全ての人に申し訳なくなる。誰に何かを言われたわけでもないのに。じゃあこんなこと書かなければいい。でも、書かずにはいられない。こんな思いを、どこかで発散しなければ私は今息を吸うことができない。
頭の中が、死にたいで支配される前に。
普通に生きたい。普通ってなんなんだろう。
きっとこんなことを考えるのは普通じゃない。
じゃあ、みんなの普通はなんなのだろう。私が求める普通ってなんなのだろう。それすらも分からない。
ああ、早く寝なければ。明日もやってくるのだ。
息をしてれば、朝はやってくる。どんな人間に平等に。
仕事に行きたくない。こんなにも死にたいとふと考えてしまうくせに、明日は仕事何時からだっけとかあのカバンもう通販で買ってしまおうとか考えている。
私の死にたいは所詮そんなもので、だけどそんなものでも、そんなもののくせに一丁前に涙など流してしまう。こんな弱い気持ちなのに。
ごめん、自分の気持ちも大切に扱えなくてごめん。
本当に自分が不甲斐なくて嫌になる。
死ぬ勇気もないのに死にたいなんて思い、自分に芽生えた少しの勇気も私は使えない。駄目な人間なのです。
いつか死ぬために。死ねるために、明日も私は普通に生きるのだろうね。やるしかないのだから。

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