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昔話

小学生の時に卒業文集を書かなきゃいけなくて、文集をまとめる係になっちゃった。
放課後残って作業するのに友達に仕事取られて勝手に失敗されて怒られて大変だった。
文集を全然出してくれない子もいて、先生がピリピリしてたからそれを和ませるように頑張って雑談してた。私たち帰ってから何するんですか?
とか、先生なんの音楽聴きますか?とか、頑張ってた。
ある日、作業終わって片付けてたら私だけ遅くなっちゃって、先生と2人になったから吐きそうなくらい緊張して雑談してた、口を閉じたら終わりだと思って。
一緒に帰ろ!って毎日言って、私は待ってるのにあの子達は待っててくれなかった。
図書室にみんながいることは知ってたから、一緒に帰ろって言ったら誰も話を聞いてくれなくて、相槌がなくて。でもみんな楽しそうに笑ってて。
その瞬間、本当に苦手な先生が図書室に入ってきて、私の中の何かが全部崩れ落ちた

その瞬間もういいや。ってなって初めて友達に「またね」も言わずにスクールバスに行った。

私の地区は、同じ学年に女子が1人もいなかったから楽だった。

バスに乗って、本を出して文字を読まずに深呼吸をしてた。
そしたらね、たった1人だけ私に「生きてる?」って声をかけてきた男の子がいた。
バスに荷物を置いたら外に出て遊ぶような子なのにその日はずっと話しててくれた。嬉しかった。
その子は字が汚いし、ロッカー世紀末みたいな状態だったんだけど、友達が多くて人気者だった。

バスに乗ったら絶対降ろしてくれない運転手さんだった時に手で🙅‍♂️って全力でやってたり、一緒に物を取りに行く時も早く行って早く帰りたいだろうに歩幅を合わせてくれた。

これが「生きてる?」の一言でフラッシュバックして、悲しくない涙が出た。

謎に指ハートのやり方教えて!って言ってきたり、私が不意に放った言葉を逃さずに聞いてくれたりしてめっちゃ嬉しかった。

中学校にあがってから同じクラスで、シャツの腕のボタンを止めることに苦戦してたり、自分の字の0と6の違いが分からず問題解けなかったりしてて変わってないなぁ、って。。

でも1つ変わったのは物理的な距離がめっちゃ近くなった。
腕のボタンだって、その子に触れないと止められないし、解き方教えてっていう時にわざわざ私の左耳に頭つけてた、

あのね。かっこいいのよ。まつ毛長いし、彫り深いし、二重だし、背高いし、落ち着く声してるから。
好きにならないわけないじゃん。

LINEの既読つくのバカ早いっていう話したら、「え?俺全然つかないよw次の日になる」って
ゲーム繋がりの男友達に言われた時はあっちもぶっちゃけ好きなんかな?って思っちゃうよ

今もクラス違いますけど同じ学校だし、。

っていうのをクリスマスムードの世間で思い出しました。
ちなみにずっと大好きです。
中身がいいのに顔もいいから面食いだと言われてもしょうがないか、。
でもあの頃のことを今も思い出として笑ってるくれるあなたが本当に好きです。

(初めての大暴露、初恋もしたことないですっていうキャラやってました。)

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