休学届を出してきた
今日、2024年8月6日。
休学届を出してきました。
自分の中では遂に、という思い。
適応障害であると診断されてから、休んだ方がいいと言われ、進路やこれからどうしたいかも含め考える期間として設けようというこの半年間の休学。
カウンセリングや家族・友人との話の中で背中を押してもらってはいたものの、指導教員や学科長の押印を貰いに行くにつれ、次第に実感が湧いてくる。
6月中旬から1つの講義を除き、研究活動も全く行っていなかったため、今までも休んでいた点では変わらない。それに堂々と規則に則って休むことが出来る。
そう、頭ではわかっていても、この届出をしてしまうことで、自分の人生のリズムが変わるんだということは私にとって中々受け容れるのに時間を要した。
勿論、今まで4年以上共に居た同級生とも離れてしまう。そして、あの子が休学したんだとか、知った人から噂が流れるかもしれない(特に私は理工系の為、大学院では女子が極端に少ない…両手に収まる規模なので、何かと目をつけられがちである)。
でも、周りはどうとかもうどうでもいい。
周りを気にしすぎたあまり、必要以上に自分を責め続け、気を病んでしまったからもう同じことは繰り返したくない。
今私が出来ること。 やりたいこと。
それは、自分の為に自分を休め自分の気持ちややりたいことに真正面から向き合うこと。
今まで浪人や留年経験も無く、まさか自分が休学するとも考えていなかった程ストレートに突き進んできた私は、自分と向き合うことから無意識に逃げていた。時間が取れなかった。
だからこの半年という短いようで長い期間、自分のために時間を作ってみよう。
最後のチャンスだと思って。
そして休学届の様式を満たした私だが、出しに行くのにも中々手こずった。
これを出してしまったら、もう戻れない。
そんな思いが休学届の書類を受け取ってからの1ヶ月、頭のどこかで渦巻いていた。
しかし、こういう時の私は考えるだけ考えて、勢いで動くものだ。
来週からお盆という事もあり、今週はもう大学の方へ出向かないので今日出すしかない。
書類を握りしめ、提出へと向かった。
この間対応してくれた担当の人から嫌味なことを言われ悲しくなったのもあるかもしれないが、足取りは重く、急いでいるせいかなぜか息は上がっていた。
提出先の部屋に着くと、偶然その担当者が席を外していたらしく優しそうな若い女性が対応してくれた。
では、お預かりしますね。
その一言にありがとうございます。お願いします、と返し部屋を出る。
ドアに手をかけた時、何故か明るいような軽いような、そんなポジティブな気持ちになっている自分に気がついた。
不安が消えたわけじゃない。
「必ず戻ってきてくださいね。待ってますからね」と学科長に言われた時は、嬉しいよりも先に申し訳なさで苦しくなった。
自分は絶対に復学するとも決めていない。
もしかしたら休学の末に、大学院を去ることを決めるかもしれない。
それはまだ分からない。
この先がどうなるかなんて誰にも分からない。
でもどうするかは、自分で決められる。
よく聞く誰かの言葉だが、これに尽きると思う。
勧められたが、最終的に決めたのは自分だ。
それに思い返してみると、自分が下した決断に対し思った結果が得られなくとも、意外にも酷く落ち込んだという記憶はあまりないことに気づいた。
大学受験で、第一志望校が難しいと分かったとき。
もうこの人と会うことは無いんだと悟ったとき。
予想よりも他者評価が低かった時。
これらを挫折や失敗と思ったことはなく、それが自分の行動に対する結果だと冷静に受け止められていたのかもしれない。
もしくは、自分の気持ちを誤魔化して向き合おうとしていなかったのかもしれないが。
半年後、自分がどう感じるかは今はまだ分からないがきっとなんとかなっているだろうし、どう思ったとしても受け入れられると思う。
そんなことを考えつつ、でもまずは自分の気持ちに正直になって、自分がやってみたいことに純粋に取り組んでみようと思う。
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