こんなときどう答える?募集で想定されている年齢よりも、自分の年齢が上の場合②
以前の投稿でも書いた通り、書類選考を通過し、面接に進んだ場合は「本人に会ってみて、良ければ採用してもよい」ということです。
もし、年齢要素で、例えば職場の年齢構成上、このゾーンの年齢の人しか採用しない、と決めていた場合は、とんでもなく高スペックの人が来たとしても、採用は見送るはずです。
採用側としてはいい人を採用+定着させるのが大命題なので、早期退職のリスクを冒したくないのが本音だからです。
では、「会ってみて、この人なら年齢要素に目をつぶって採用しても良い」と思われる人はどういう人、どう答える人でしょうか?
経験の要素
今回のケースでは、その職種では未経験、という場合だと思います。
その場合では、年齢にふさわしい「積み重ね」をしてきたかどうか、を見ると思います。仕事でも、他の経験でもいいですが、言葉はキツイですが、「ただ年齢を重ねただけ」と思われないように、経験に裏付けされた話、言葉遣いなどができているか、チェックしてください。
精神的な若さ
年齢って、個人差が非常に大きい要素でもあります。
肉体年齢もそうですが、精神的に若さを保つということがこうしたケースでは重視されます。
未経験の業務にもチャレンジする意欲、新しいことを吸収しようとする気持ち、知的好奇心を失わないこと、人から何かを学ぼうとする気持ち、などが精神的な若さを感じさせて、プラスの要素になります。
まあ、これは採用全般に言えることなどで、年齢が上でなくても、参考にしてみてください。こんな人なら、「歳のわりに幼い」ではなく、「歳のわりに若い」と思われるはず。
謙虚さ
採用された場合、上司が年下、同僚がかなり年下、となることが想定されます。
こういうチームの中で、「年上だから」という空気を出しそうな人は敬遠されます。
運動部出身、昭和に年功序列の会社で社会人を始め、今でも先輩後輩の関係大好き、な私ですが、ユニクロで採用の責任者をしていた時に、部下だった7歳年長の方との出会いによって、早い段階で年齢のへのこだわりを手放すことができたと思っています。
その方は、紳士服のチェーン店で社員を経験されたあと、ユニクロの複数店舗で店長を歴任、その後採用チームに配属されています。
社歴でも、採用チームでも大先輩ですが、とにかく人柄がよく、ちょっと天然で、会社のことも店舗のことも、何も知らない私に様々なことを教えてくれて、年下の上司にきちんとリスペクトをしてくれる方でした。
仕事では、色々苦労をされてきたようですし、会社の中での評価も高くなかったのですが、この方と出会ったことは、その後の私の生き方に大きな影響を与えてくれました。(それまでは、そんなに優秀でもないのに、謙虚さに欠けていたと思います)
会社自体がフラットな空気の会社ではありましたが、こういうフラットな空気をまとった人は、年齢に関係なく採用されるはずです。
年齢に関係なく、フラットに人間関係を作れるし、今までもそうでした、と答えてください。
将来の展望
面接で、将来どうしたいか、と聞くと、結構考えていない人が多いです。
そんなバカな、と思うかもしれませんが、40前後の求職者に多いような気がしています。とにかく今仕事に就きたい、という気持ちはとても理解できるのですが。
今までの経験を活かして、でも、謙虚に、一から勉強させてもらい、早いスピードで仕事をおぼえ、一日でも早く会社に不可欠な人間になりたい。
5年後には、年齢相応の仕事ができ、プライベートも充実しているのが目標です、というのはいかがでしょうか?
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