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歌舞伎町の異世界路地と初めてのゴールデン街

この日はバイト先で良いことがあって気分が良かったので、なんだかこのまま帰るのもなぁと思って軽く飲み歩くことにした。

1軒目に向かったのは、闇金ウシジマくんの作者である真鍋さん行きつけの上海小吃。
お店の名前何て読むのかわかってない。

すごく狭い路地に入ってすぐのところにあるんだけど、急に異国に迷い込んだような感覚になれる。
一人で来てるのはわたしだけで、他のお客さんは賑わっていた。
メニューとにらめっこした結果、黄ニラとアヒルの血四川風煮込みを注文した。
あとウーロンハイ。
せっかくなので他で食べられないようなものがいいと思ったけど、アヒルの血がどのような状態で出てくるのか想像もつかず、、
でも店員さんが お肌に良くて女性に人気だよと言っていた。
お通しでパクチーが小皿に盛られて出てきた。
パクチーにかかってるタレがおいしいのか、これだけで永遠に酒が飲めそうだった。

完食したあとに気づいたけど、この茶色い四角いのがアヒルの血を固めたものらしい。
豆腐みたいだけど明らかに豆腐じゃない舌触りだった、、
この店はゲテモノ?料理も豊富だけどさすがにそんな勇気はなかった。
食べ物のメニューが全体的に高いけど、酒は普通の値段だったのでありがたい、、

ここからは完全にノリでゴールデン街へ向かった。
よく行く店のマスターから聞いた、たちばな診察室へ。
名前からしてすごく気になる。

すごく狭くて急な階段を登ると、ナース服を着たお姉さんがいた。
ちょうどお客さんが引けたタイミングで、わたし以外誰もいなかった。
腸内洗浄というカクテルを注文した。

カクテル「腸内洗浄」

焼酎の水割りにあんず棒が入っていて、このあんず棒をピンセットで潰して呑む。
酒がビーカーに入ってくる店、人生で初めて(そりゃそう)

このあとお客さんがどんどん入ってきたけど、皆さんわたしと同じく一人で来ていた。
また行きたいなぁ。
トイレは激狭だった!

そのあと、小説家の燃え殻さんがラジオで話していた出窓という店に行った。

話の流れで ラジオで知って来ましたと言うと、燃え殻さんですかとすぐに名前が出た。
まだ本は読めてなくて、ラジオは毎週聴いてるんですけど…と言うと、珍しいタイプですねと。
映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」は観た。
肝心の原作をまだ読んでいない。
ドラマ「すべて忘れてしまうから」も観たけど、早く原作を読まないといけないすみませんという気持ち、、
文字を読む気力が、、

燃え殻さんはいつも何を飲んでいますか、と聞いたら、ハイボールだった。
メニューがなかったのでわたしは咄嗟にジンライムを注文していた。
奥のテーブル席の棚に燃え殻さんの本がたくさん置いてあった。
店内がいい感じの暗さで落ち着いた。
マスターさんが気さくで、こないだのお母さんの回良かったですよねなんて話したりした。

1日に3軒も飲み歩くなんてわたしにしては珍しい。
気になるお店を一気にまわれてなんか楽しかった。

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