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教室運営で思うこと(1)プログラミング教室への思い

はじめまして、Endo IT トレーニング代表の「さとっち」です。
山口県の宇部市と下関市で
「Artec🄬 エジソンアカデミー 宇部多世代ふれあい教室」と
「Artec🄬 エジソンアカデミー 下関DREAMSHIP教室」を
運営しています。
この記事では教室運営について思うところを書きます。
今回は思い出話です。


盛り上がってたんだよ!

まずは、プログラミング教室をはじめるに至った経緯をお話しします。
プログラミング教室を開講したのは2017年です。
当時の私は、IT技術研修の大手企業とパートナー講師契約を結び、
主に上場企業やそのグループ企業の研修案件を請負っていて、
山口と東京を行ったり来たりしてました。

ちょうど、
「IT人材が世界的に不足する」という予想や、
AI技術の影響により
「子供たちが大人になるころ無くなると考えられる職業」という論文が注目されたり、
「将来世代はIT技術を使えなければ生き残れない」という危機感がありました。

そのせいもあって、
情報と人材の集まる首都圏ではプログラミング教育が注目を浴び熱気に満ちていました。
2024年の現在、当時を振り返ってみると、その当時の危機感は珍しいことに本当に現実になりそうです。

首都圏と地方の情報格差

東京での仕事を終え、飛行機に乗って山口宇部空港に到着すると、
とたんにの~んびりとした感覚になります。
帰ってきたという安心感もあるのでしょうが、
時間の進み方がゆっくりに感じられます。

そもそも、都会で人を見るのにくたびれて、山口県に移住したので悪いことではありません。むしろ望んでいた環境です。

しかし、生活しているといろいろ思うところがあります。

こちらでは自家用車での移動がメインなので公共交通で移動するのは不便です。この記事を書いているのが2024年3月ですが、Suicaでバスや電車に乗車できるようになったのは、ここ1,2年の出来事です。

また、2014年に移住したてのころ、手書きの書類管理をやっていて不正が発覚したニュースを見たりして、
「地方はこんなにもIT技術への関心がないのかな。ちょっとヤバいな。」
って正直思っていました。もちろん”ヤバい”は悪い意味です。

プログラミング教育への関心

2017年当時の首都圏では、子供たちにプログラミング教育を与えようと盛り上がっていました。
山口に帰ってくるとプログラミングの”プ”の字も見ません。
ディジタル・ディバイドって本当にあるんだなと実感しました。

そんな状況で、根拠のない使命感が首を持ち上げます。

「一人でもプログラミングを学びたい子がいるならば教えよう。」

首都圏であれだけ盛り上がっているのだから、
同じ日本、地方だっでそこそこの需要はあるだろうと思いこんでいました。

それから、
プログラミング教室のフランチャイズの資料を取り寄せ、
授業内容を検討し、
Artec🄬エジソンアカデミーのフランチャイズ校の契約を交わし、
いよいよロボットプログラミング教室の開校を目指して
生徒の募集をはじめました。

もし、当時の私にアドバイスできるなら、

「やめとけ!黒字になることはないぞ。」
「もうちょっと収支のことを考えようよ!」
「ちゃんと市場調査した?」

・・・言いたいことは山ほどあります。

そして、すぐに現実の厳しさを目の当たりにすることになります。


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