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【3日目ダンス班】モーションとダンスのお話

はじめに

「【ほぼ日刊】MIKUECをつくろう!」企画3日目です!今回はダンス班〜。活動の幅が狭い分、僕個人の振り付けの話が入っていますが、さらっと読み進めてみてください。



おはこんにちばんは。VLL所属の日月-かげつ‐です。

バーチャルライブにおいて、ダンス班って何やんの?って話をしていきます。特に難しい話はないので、サラッと見ていってくださいな。

演出班、モーション修正班、映像班あたりと連携しているのでぜひそちらも見てみてくださいね。

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1.バーチャルライブにおけるダンスとは?

ボカロライブに限らず、Vtuber、VRなどバーチャルの世界に触れることが増えた昨今。『モーションキャプチャー』『モーション』という言葉に聞き覚えのある方が多いと思います。

皆さんの好きなボーカロイドやVtuberがステージで、「やっほ~!」とか「こんにちは~」と呼び掛けているシーンを想像してください。その際のキャラクターの"動き"のことを一般に『モーション』と呼びます。

そしてこのモーションを『モーションキャプチャー』を通して作るのが、我々ダンス班の仕事。

ダンス班と名乗る以上、曲の振り付けもしますが、それ以前にボーカロイド自身を動きで表現する重要な役割だったりします。

このダンス班を一言で言うなら、『ボーカロイドの"中の人"』ですね。

↓実際のモーキャプ風景

2.具体的な活動

まぁ、重要とは言ってもそこまで複雑な作業をすることはなく、やることは一つ。モーションキャプチャーです。

ボーカロイドが曲中に踊るダンスや、MC中の動きを考えて実際にキャプチャーをする。それだけ

そのキャプチャーデータは「モーション修正班」が修正し、ライブに使える形に落とし込まれます。

シンプルですが、演出班の要望で「この動きが欲しい!」とか「こういう感じがいい!」というものがあったり、曲に対する解釈・こだわりがあったりするので、振り付けを考えるのに時間がかかることもありますよ。

他には、ただみんなで楽しくダンスの練習をする『ダンス会』を実施したり、個人で踊ってみたを撮ったりしています。

↓ダンス会

基本的な業務はこれだけです。少ないですね~。

こんな感じなので、だいたいのダンス班メンバーは他の班を兼任しています。(僕の場合はイラスト班等の創作班を兼任しています)

3.振り付けの例

先程振り付けのこだわりの話をしましたし、せっかくなので僕の振り付けの話をしようかなと。僕自身が作詞に携わっていた曲なので、素人なりにこだわって作りました。


(長めになるので見たい人だけ見てね)


その曲とはMIKUEC2021テーマソング『シグネチア』です。

MIKUEC2021のテーマ「タイムトラベル」に合わせて作られ、歌詞の中で過去へ未来へタイムトラベルしながら自分を探していくという曲です。

テーマソングということで曲はもちろんのこと、モデル衣装、映像、照明全てに力を入れています。そのため、それらの魅力を落とさないような振り付けを意識しました。(照明は振り付け後に作られたので、こうしたら綺麗かな?程度です)

↓曲&映像を楽しめます

ここから具体的な話を。

・1番について

全体的に左右対称な動きを多くしました。見る人が見れば物足りなく感じるでしょうが、サビでなければそこまでダンスを目立たせる必要はないかなと考えた結果です。

また、観客全体にミクさんの衣装を見て欲しいという意図もありました。

スカートや髪に目が行ってほしいな~と、足踏みやステップを振り付けに加えました。これは結構良かったかなと個人的には思っています。

・サビについて

サビはもともと、演出班から「観客と一緒にできる振りが欲しい」という要望があり、そこを軸に考えました。

↓サビの振りつけ

このサビの振り付けは時計をモチーフにした腕回しと、みんなに呼びかける意味の腕振りで構成しています。

一応、ペンライトがあってもなくてもできるような振り付けになるよう意識しつつ、なるべく簡単に作ったつもりでした。

意外と難しかったようで失敗した~と思ったんですが、上のTwitterのようにVLLのみんながサポートしてくれたので何とか一体感のあるサビになりました。

・2番について

今回の衣装、実は側面に装飾が施されていたりしたので、2番は横向きや斜めの振り付けを多くしました。1番と変わらず左右対称な動きが多めです。

↓衣装案 Lγ.7 https://twitter.com/Y02935960

また、テンポが速い(?)ところでも、スカート衣装に合うようにゆったり感を意識しました。

・間奏について

歌詞の中では、間奏のタイミングでタイムトラベルをするようになっています(実は)。

そのため、ダンスで時計の針の回転を表現しました。途中で回転の向きを切り替えることで、時の進みが切り替わる(=タイムトラベルをする)となるように振りを作りました。

以上

いかがでしたか?

こんな感じでダンスの振り付けは作られています(正直ここまでこだわることはあんまりないです)。これを読んでVLLひいては、振り付け・モーキャプに興味を持っていただけたら幸いです!

4.新入部員勧誘

もしこの記事を読んでVLLに入りたいと思った人は是非、他の班の記事も読んでみてください!ライブに関することは、かなり手広く行っているので興味を持てるジャンルがきっとあるはずですよ!

ダンス班は曲の振り付けだけでなく、MCの動きを撮ったりもするので必ずしも『踊れる必要はありません』。ボーカロイドの動きを作ってみたいと思っているのであれば、ぜひ入ってほしいです!きっと楽しいよ。


以上、通読感謝です~。

次回はモーション修正班です!




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