まずは自分を疑え
朝、満員電車の中でプーンと「あの臭い」が漂ってきました。
やりおったな…
犯人は隣にいるこの男の子か、はたまた先ほど通り過ぎたサラリーマンか、意外と前にいる涼しいお顔をしたおばさまかもしれない。
これはちょっと、お腹の調子悪いやつだな。
誰だ誰だ。
と思いながら電車を乗り換え
やれやれと落ち着いたところで、
また同じ臭いがやってきたのです。
え…?乗り換えたのに…?
まさか
わたし…?
色々なパッキンが緩んでくるお年頃とは言え、無意識下に発してしまうということはさすがに考えられません。
なんだ?
と思いを馳せ、今朝の行動を振り返ったときに、わたしはハタと気付きました。
お弁当箱の中の、大根だ、と。
昨晩余った大根のぬか漬けを、そういえばお弁当のゴハンの上に乗せた。
あれだ。あれに違いない。
犯人、わたしだった…
という経験を、今までに5回くらいしたことがあります。
(いい加減学習せえよ)
またある時はこんなことも。
昨日の終業後に洗っておいたマグカップ。
朝出勤して使おうとすると、微かに洗剤のようなニオイがついています。
弊社は日ごろから何かと質素倹約しているので、さては洗剤代をケチったなと思いました。
ちゃんとした「速乾プラス」とかの洗剤を使えばこんなことはないのに、いやだいやだと思って数日過ごしました。
ある日「そういえば今日は水しか飲んでないな」と思い、マグカップをさっと水ですすぐだけで帰ったのです。
翌朝確認すると、同じようなニオイ。
なぜ?
昨日はあの質素な洗剤をつけていないのに。
そこでハタと、わたしが朝や昼休みにちょこちょこ付けているネイルオイルに着目しました。
始業から終業までの間に何度も手を洗っているものの、もしかしたら少し残っていた…?
そこで、爪周りを入念に洗ってからマグカップをすすぐとあら不思議。
マグカップのニオイ残りが無かったのです。
ネイルオイルのせいだったのか。
また、犯人はわたしだった…
まずは自分を疑わないといけませんね。
人のせいにして、どうもすみませんでした!
というお話でした。
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