嘘をつくことに慣れたくない
週明けだし朝から暑いしただでさえ憂鬱なのに、ちょっと吐いちゃいそうな文章を載せてごめんなさい。
こういう「おれ、いいこと言ってるでしょ」みたいな言説、きらいなんですよね。
「いやな目」というのが、ちょっと嫌味言われるくらいのことだったらいいけれど、中にはトラウマ級の「いやな目」に遭う場合だってあるんだから、簡単に「相手を恩人と思え」なんて口にすんじゃねえ、と思ってしまいます。
こういう、薄ら寒くなるような綺麗事を並べた文章を掲載した冊子が発行されていて、弊社の朝礼で感想を述べなければならない場面がありまして。
たまに当番が回ってくるのです。
順番なので致し方ないとはいえ
「感想は“うるせえ黙ってろ”です。以上。」
とか言うわけにもいかず、いつも懊悩します。
何なんだろう。この不思議な慣習。
撤廃してほしい。
わたしの本音の感想は以下の通りです。
「うるせえ黙ってろ」よりは多少進化しましたが、こんなん会社で発言したらザワザワしちゃうかもしれません。
「ちびろさん怖い」と後輩の皆さんに思われたら悲しいし(上司には思われてもいい、むしろ思われたい)、悪目立ちは避けたい。
そこで、ちょっとマイルドにして最終的に述べた感想が以下の通りです。
大人の「大丈夫です(ニコニコ)」は全然大丈夫じゃない場合がほとんどです。
にこやかな電話を切った瞬間「マジふざけんなよいい加減にしろよ何なんだよー泣」と叫んでいる会社員は多い。
それは「本音と建て前」があるからです。
でも、わたしは性質上、ちょっと本音も混ぜ込ませたいんですよね。
完全に嘘ついて、例えばこの文章の感想として「これからは、いやな目に遭っても相手を恩人と思おうと思います!」などとは出来る限り言いたくない。
大人だからって、嘘をつくことに慣れたくない。
平気な顔をして嘘をつける大人になどなりたくない、と思うのです。
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