か弱い女を演じるなんて
筋肉体操を、続けています。
運動きらいなもので、たぶんジム通いとかは続けられないと思うんです。
楽しみな予定ですら面倒な気持ちが勝ちそうになるくらいの面倒くさがりなので、ただでさえ気の乗らないものを継続させる自信がないのです。
どんなにビリーに励まされても、ビリーズブートキャンプは続けられなかったもんな…。
ということで、1日5分の筋肉体操です。
歩くのは割と好きなので、ちゃんと筋肉さえつければ「歩行=運動」と認識されるようになるのではないか、と思いまして。
少しでもラクして健康になろうという浅ましい考えが見え見えです。
たった5分とは言え、真剣に筋肉を追い込むと翌日筋肉痛になります。
わたしは恐らく腹筋は元々割とある、けれども腕と足の筋肉が未発達のようで、特にスクワットをした後は筋肉痛がつらい。
階段つらい。降りるの特につらい。
…
筋肉体操は、夫がいれば夫と、
夫の帰りが遅かったり、出掛けているタイミングで思い立ったときなどは1人で行います。
ここのところ、気付いたことがあります。
夫と一緒に行ったときと1人のときとで、翌日に残る筋肉痛のレベルが異なるのです。
夫との筋肉体操後 :キツい。
1人での筋肉体操後:とてもキツい。
最初はたまたまかな、と思っていました。
でも、同じことが度重なるうちに違和感は疑惑に、疑惑は確信に変わりました。
わたし、夫の前では筋肉を追い込みきれていない。
わたし、夫の前ではかわいこぶっている。
か弱い女を演じている…!
夫とは元々恋人でありながらも、打ち解けた、なんでも話せる親友のような関係でもあります。
失敗話とかバカ話とか、ちょっと外では言えない悪口とかを言い合ったり、嬉しいときは踊ったり、へんな替え歌を歌ったりもしています。
夫といると気負いせず、着飾らずにありのままでいられる、アンテナを張り巡らさずにいられると思っていたけれど、わたしにまだ「夫に非力と思われたい」願望が残っていたとは。
不覚。
しかしこれは、毎日のんべんだらりとダラダラしていたら気付けない発見だったと思われます。
わたしは基本的に楽な方へ楽な方へと流れる人間ですが、5分なら頑張れるかもと思って始めた筋肉体操。
5分でも真剣に取り組んだからこそ、知れた真実。
中年を迎え、精神的にも体力的にも日々逞しくなっているわたしだが、どうやら夫にはかわいく思われたいらしい…
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