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うげええええと思った顔を見られた話
馴染みのお店が、しばらく行かない内にいつの間にかコンセプトを変えていることって、ありますよね。
以前よく立ち寄っていた、木製のあれこれを扱っているお店があります。
木枠の鏡、木で作った文房具やおもちゃ、アクセサリーなどが並び、おしゃれで落ち着いていて、居心地の良いお店でした。
名入れサービスもしていて、すべての商品に無料で、アルファベットや漢字などを彫ることができます。
わたしはそのサービスをさほど気にしておらず、何か購入する度に名入れするか否か聞かれ「いえ、入れなくていいです」と断ってきました。
先日、久しぶりにそのお店の前を通りかかったので入ってみたところ、なんだか名入れサービスが進化していて、名前どころか割と長めのメッセージを刻めるようになっている上に、そのサービスをものすごく、ものすごく主張するお店に変わっていました。
結婚祝いに
子どもが産まれた記念に
両親の誕生日に…
こんなものを贈るのはいかがでしょう、というモデル商品のひとつを見たら、自分が結婚するときに、両親に贈るらしき写真立てが飾ってありました。
おすすめメッセージを読んでみると
2人の結婚を認めてくれてありがとう。
お父さん、お母さんのように、お互いを労り、励まし合う夫婦になりたいです。
(結婚式の写真入り)
…
うげえええええ
と、思った上に、たぶん顔に出してしまったわたしは、店員さんがすぐ近くにいたことに気付き、さっと方向転換しました。
が、わたしのうげええええ顔はきっと、見られたような気がします。
バレた。
結構はっきり、うげええええって顔、しちゃったので。
ついこの間まで外出時は常にマスクをしていたのですが、最近はそこそこ距離が取れていて喋らない場合はマスクをしていません。
でも、マスクをしていた名残で、わたしの「表情を控えめにする技能」が低下したのです。
だってマスクさえしていれば、少々笑ってしまっても、「嘘でしょ!」とか口元で呟いても、声さえ出さなければバレなかったから。
マスクを外して過ごしているのにわたしったら、表情豊かなままなのです。
これはまずい。
今は、職場ではマスクをしているわたしです。
電話や対面で喋ることもあるし、割と密集したデスクで仕事をしているからです。
いずれ外したとき
わたしの表情は今
ダダ漏れ状態。
今までマスクに隠れていたから「ポーカーフェイスで、いつも冷静なちびろさん」を装えていたのに「表情豊かで考えていることがモロバレなちびろさん」になってしまう。
違う、そんなの違う。
無表情を保つ筋肉を鍛えなくては、と心に決めた出来事でした。
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