最近の若者、に感動する
おばちゃんはこの頃、感動しています。
最近のお若い人たちに。
オリンピックでも
フィギュアスケートでも
M-1グランプリでも。
日々しのぎを削り合い
ライバルで敵同士
それなのに
お互いの努力を讃えあい
違いを尊重し
素晴らしいパフォーマンスに
惜しみなく拍手する
そんなお若い人を見る度に
あら、いいわぁ…
と思うのです。
今アラフォーのわたしが若かった頃は
全然、個が大事にされない時代でした。
長いものには巻かれ
声の大きい人が勝ち
人数の多い方が強い
それが当たり前でした。
だからわたしは
個の方が大事だ
個を大切にしたい
わたしの個を消さないで
と、ずっと静かに戦ってきました。
でも、お若い人たちはもはや
その段階にはいない気がするのです。
わたしと同じステージで戦っていない。
いちいち声高に言わいでも
互いの違いを認め合うのは当然、という
ネクストステージに立っている気がします。
その安心感の上に、あの本心から来る(としか思えない)素敵で貴重で美しい讃えあいが生まれるのかもしれません。
いつ蹂躙されるやもしれぬ、と
警戒心たっぷりで密かに拳を握るわたしとは
そもそもの土台が違うのかも。
それぞれの背景とか個人差ももちろん
あるでしょうけど。
最近で言うと、M-1グランプリの裏側に潜入する番組に感動しました。
優勝した令和ロマンのふとした一言一言が、決勝初出場のいち出演者としてのそれとは思えないのです。
俺たちが勝つ為に
いいところを見せたい
一人勝ちしたい
とかじゃなくて
(そりゃ、そういう思いもあるでしょうけど)
他の決勝コンビもウケてほしい
大会を盛り上げたい
最高のひと時にしたい
そんな気持ちで臨んでいるように見えました。
強がり、とかではなく本気で。
それって、絶対的な自己肯定感というか、人からどんな評価をされたり嫌なことを言われたりしても、自分そのものの価値が揺らぐことはない、という根幹からの自信があるからこそ、できることなのではないかなと思うのです。
一流のアスリートや芸人さんだけではなく、身近にいるお若い方々も、相対的に見て素敵率が高いように思います。
これは、気のせいではない気がしています。
根本的に親切というか
優しいというか。
いいなぁ。
わたしもそうでありたい。
素敵なおばちゃんになりたい!
いがみ合ったり
蹴落とそうと目論んだり
足を引っ張ったり
している場合ではないと思うのです。