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最寄り駅に早く着いても、いつも通りの時間に出社する

なんだか普段より順調に準備が整い、早めに家を出ることが出来た朝。

2本早い電車に乗ったら、いつもより10分程早く会社の最寄り駅に到着しました。

…よし、ラッキータイムだ。

わたしはこういう時、早めに出社なんかしません。
会社の更衣室は何となく、この人はこのくらいの時間に来る、ということが暗黙の了解で決まっていて、わたしはいつも始業時間ギリギリ出社勢です。

変な時間に行くと
「え、今日何かあるんですか?」
「トラブルとかですか?」
とか聞かれて面倒くさい。

のもあるし、早出手当が付くわけでもないのに会社に早めに行ってあげるのは癪、というのもあります。

早く出社すると一日を
気持ちよくスタートできるから☆

とか

始業時間前にメールチェックを
済ませておくのがわたしの
モーニングルーティーンだから☆

とかの意見を否定するつもりはありません。
それもまた一つの考え方。

でもわたしは仕事に心血を注ぐほどの情熱を燃やしていないし、仕事はお給金をいただく為、あるいは会社というものに身を置いていたほうが面倒が少ないかな、自分の食い扶持くらいは自分で稼いでおきたいな、くらいの感じで執り行うもの、と解釈しています。

会社の為に、とか
自己実現の為に、とか
社会貢献が、とか

ぜんぜん、思ってない。

だからわたしは10分早く最寄り駅についても、そのまま会社に直行するなんてことは、しないのです。

せっかく発生したラッキータイムです。
とりあえずマスクを外して、ちょっと遠回りします。

途中にある遊歩道には草木がうっそうと茂っているゾーンがあり、その辺りでは競歩レベルのスピードで歩いているビジネスパーソンが少ない。

急ぐ必要がないので、朝露に濡れた名も知らぬ草や花や木を眺めながら、ゆったりと歩きます。
思いついたワードをnoteにさっと書いて下書きに残しておいたりも、する。

ああ、自由。

そういえば、デートや買い物などの待ち合わせで遅刻されても、わたしは全然イライラしません。
「ごめん、今起きた。1時間遅れる。」というLINEは寧ろ、わたしを浮き立たせます。

1時間の自由時間。
何しよう、どこ行こう。

断っておきますが別に、わたしはいい人なのではありません。
ただ、心から自由を愛しているだけ。

誰かと一緒にいると、会社に着いてしまうと、
わたしの自由はたちまち制限されます。

こっちには行きたくないかな
これは食べたくないかな
この話には付き合わないといけないかな

だからたった10分でも、自由時間が発生すると心躍るのです。

会社に普段通りギリギリに到着したあの人、見た目にはいつもと同じだけれど、実はとても充実した10分を過ごしてきた後、かもしれません。

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