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たまには鳴きたい夜もある

kittyは基本的に静かで、
鳴くことは滅多にありません。
僕たちの帰宅時、外にいる鳥や虫を狙っている時、
主にこの2つのシチュエーションでしか鳴きません。
ですが、例外が1つだけありまして、
理由は定かではないのですが、
それは、決まって、夜、僕たちが夕食を摂っているときです。
僕たちのいない部屋にそろそろ歩いていって、
みゃーお
と、いや、ともすれば、
みゃーーーお
と、表記するべきかもしれないくらい、
長く鳴きます。
どうしたの?
と、彼女、または僕が、
kittyのもとへ駆けつけますが、
なにもないよ
そう言い残すように、
そそくさと僕たちが夕食を摂っている部屋に戻っていきます。
ですので、特に用はないけど鳴いてみた、
そういった具合なのかと推測していますが、
なんなのでしょうか、ごく稀に鳴くあれは。
ひとりぼっちで寂しかったんだけど
そういうアピールなのでしょうか。
または、人間でもよくある、
得体の知れないもやもや感を発散するために、
無駄に大きな声、というか音を出してみる、
そういう類のものなのでしょうか。
なんにせよ、たった一回鳴くだけで、
そのあとはいつも通り幸せそうに、
眠たーい、寝ていいよね、もう起きてられませーん、
そんな愛らしいひとり舞台を見せてくれるので、
心配で心配で仕方がない、
などとは感じていません。
これも含めてkittyなんだろうな
そのような解釈です。
本当に寂しいときは、
見返り美人図のように、
背中を向けながらくるっと顔をこちらに向けて、
抱っこして
と、訴えてきますから。
もっともっと長い時間をともにして、
kittyのことを知っていきたいですね。
彼女とは英語で会話して、
kittyとは視線や態度だけで会話して、
ここに書くときは日本語で表して、
そういうものがスタンダードとして、
よりスムーズにこなせるようになると、
1つの事柄をとってみても、
より多様な見え方をしてくるのかな、
と、そんなことを感じています。
だから暮らすのを楽しんでいるのでしょうね。
とても。

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