マガジンのカバー画像

オーストラリア人の彼女と 猫と、僕と°

561
運営しているクリエイター

#同棲

common sense

I don’t have common sense, right?なんていう、よろめいてしまうような切り出しから、彼女は小さな頃のエピソードを教えてくれました。 梅酒を飲もうとグラスに氷を入れようとしたとき、一つを床に落としてしまい、さっと拾い上げてシンクに置いておいたのですが、しばらくしてから、その氷を見た彼女が、I don’t have common sense, right? 彼女が10歳頃のお話だそうですが、僕のように不意に床に氷を落としてしまったようで、さっと拾

まるみ

最近kittyが丸くなってきた、そんな話をしばしばしております僕たちでございますが、浮腫んだ浮腫んでいない、人間でいうその程度の差でしかないので、本当のところは分かりません。 以前も丸くなったと感じたときがございまして、ちょうど病院に行くタイミングだったので、体重を計りましたが、プラス、というよりは、少しマイナス、驚きの結果。 今回も、丸くなった気がするだけなのだろうと思います。 そう思うからにはどんな要素が丸く見せているのか、少しばかり考えてみました。 一つは、気温

Play with me!

夜中、kittyにその日一番の元気がやって来てしまいますと、僕たちの深い眠りはあっさりと吹き飛ばされてしまい、kittyが疲れるまでの間、限りなく覚醒に近い眠り。 たまに僕は眠るのを諦めて、起きたままのことがございますが、より長い眠りを好む彼女は、ちゅちゅちゅ、始めはkittyのみゃーおに応えながら落ち着くのを待ち、次にはいつまで経っても落ち着かないkittyにhahahaと笑みが溢れ、終いにはkityyyyと落ち着いてほしいという願いに嘆きの色が加えられます。 kitt

talkative   オーストラリア人の彼女と、猫と、僕と°

月に一度くらいの間隔で、お腹の中のガスがぽくぽく増殖し、終いには、卒倒してもおかしくないぞ、そのように思うほどに、身体の中のエネルギーというエネルギーがお腹のガスに変わっていく感覚かございます。 そこには100%の不快さしかございませんが、そんな不快感を訴えたところで、お腹の中の増殖したガスはぽくぽくを止めてはくれませんので、なんとかして外に出す方法を考えます。 お腹を捻ってみたり、膝を抱えて仰向けになってみたり、腸をマッサージしてみたり、さまざま試してはみますが、今のと

ぶりのあら

スーパーでぶりのあらを見つけると、買わないという選択肢はございません。 ぶりの血合いがどうにも好きで、その部分を求めて、というところが一番。 天然と養殖と、2種類のぶりが売られておりますが、僕の口には養殖のものが合います。 天然は、たまに独特な臭いがして、心からおいしくいただけないことがございますので、敬遠しがちでございます。 天然と養殖と、その違いを教えてくれたのは母でございまして、母も養殖派。 食卓に出てきておりましたのが養殖がほとんどだったので、僕の舌がそちら

マスクをして外出しますので、髭の処理が疎かになりがちでございまして、僕はあまり髭が濃いほうではないように思いますが、黒ごまがぽつぽつしてくる、といったことはしばしばございます。 髭の似合うおじさんになりたいな、そんなことを長らく思っておりまして、彼女の髭観なるものを尋ねてみたところ、僕の想定していた髭とはスケールが違う回答が返ってきました。 彼女の髭の長さの基準としては、顎髭に指を突っ込めるくらいになると「長い」、それより短ければ「標準」といったところのよう。 僕は5m

猫混み   オーストラリア人の彼女と、猫と、僕と°

人混みというもののように猫混みというものの中にkittyがいた場合、どのような姿勢で他の猫たちとコミュニケーションを取るのだろうか、そんなことが気になる今日この頃でございます。 僕は人混みが得意ではございませんので、鋭い視線という防御を講じていることが、無意識ながら多いような気がいたします。車窓に映る自分を見ると、はっとします、ときどき。 kittyは彼女と僕との3人暮らしで、これ以上の混み具合と言いますと、彼女がお家に友人を招いたときくらいで(10人くらいだったでしょう

ほんのりかゆい  オーストラリア人の彼女と、猫と、僕と°

頭がかゆくなることが、程度の差こそあれ、誰でもあるのではないかと思います。 髪を切りに行って、頭を洗っていただいていると、寝てしまいたい、そう思うことはしばしばでございますが、誰かに頭を触られるのは気持ちが良いものではないでしょうか。 少なくとも、彼女もkittyも僕も、それは共通する気持ち良さでございまして、彼女は頭に限らず背中や脚、kittyは僕と同じく頭。 kittyは自分で頭をかくことができないので、かきたいときにかけないのは相当なストレスになり得るのではないか

スーパーがエンタメ   オーストラリア人の彼女と、猫と、僕と°

週末に一週間分の食材を買い込んでおくのが彼女の新たな生活スタイルとなっておりまして、僕はカートを押す彼女の隣でどんなものが入っていくのか見ていたり、気になるものがあればうろうろ歩いて行ったりしております。 さけとぶりとさばが大好きなので、真っ先にそのエリアを見に行くことがあるのですが、そこで長い時間を過ごしていると、don’t leave me alone、なんて一喝を受けてしまうことがございます。 一人で寂しいということではなく、ともに買い物をするのが好きなだけなよう。

腹巻

母との定番の話題は、重い腹痛が来ていないか、というものでございます。 血の気がさーと引いて、しばらく横たわっていないと耐えられないような重たいもの。 腹痛の症状なんてものまで遺伝されるとは、遺伝というものはなんとも不思議なものですね。 まあそんな定期的にやってくる重たい腹痛を避けるために、足、お腹は冷やさないよう心がけているのですが、kittyがここで一役買ってくれている(というよりはなすがまま)ことがございまして、kitty腹巻でございます。 クーラー、扇風機等でお

歯ブラシ

kittyに新たなとろけ道具がやってまいりました。 なんて言うと、気合を入れてなにかを用意したような響きがいたしますが、なんの変哲もないただの人間用歯ブラシでございます。 彼女いわく、歯ブラシで撫でられる感覚と、猫の舌で毛繕いされる感覚は似ている、ということで、歯ブラシでkittyの顔周りをそろりと撫でてみると、すんなりと受け入れて、とろりとされるがまま状態。 kittyは僕たちが撫で始めると、すぐさま姿勢を整えたり、とろけたりして、はいどうぞ、そのように僕たちに撫でるよ

kittyとterry

kittyのしっぽは面白い生き物で、kittyも扱いに困っているときがあるようでございます。 普段は身体にぴったりと巻き付くようにして大人しくしておりますが、kittyの感情に呼応して、上下にぱたぱたしたり、左右にぶるんぶるんしたり、またはぴんと立ったり、忙しないときもしばしば。 側から見ていて一番面白いときというのは、kittyがしっぽを追いかけ回しているとき。 ぐるぐる追いかけっこをして、仕留めた、そう見えたら、両手でがっちりとホールドをかましまして、それから、li

お酒のあてに妄想を

kittyがお酒を飲むのであれば、mumである彼女と同じビールでしょうか。 そんなことを考えてしまう理由はもちろんkittyの寝姿でございまして、普段は床にびよーんと寝ているのですが、たまに見せる、壁にもたれて眠りの世界に落ちる姿は、深夜の駅のホームで見かける光景そのもの。 抗えない睡魔にやられ、あられもない姿でノックアウト、そのような。 どこでも寝られるのは羨ましいですが、外敵への備えも常にしておかないといけないということで、ほんの少しの物音でも目を覚ましてしまうのは

腹筋

kittyのお腹は普段はたぷたぷとしていて気持ち良く、kittyが嫌がらない限りは揺らしていたいのですが、kittyがお腹を見せながら寝転んでいると、そのたぷたぷお腹はどこかへ消えてしまいます。 一転、筋肉質かとも思えるほどに引き締まったお腹に。 日々、ストレッチ、腹筋、背筋の簡単なエクササイズをするようにしておりますが、kittyも密かに僕たちが寝静まった夜中に行っているのかもしれませんね。 夜中にトイレに立ったときに、部屋の真ん中でぐでーんと伸びているkittyを目撃