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洗濯物が1時間もすればあっという間に乾いてくれる気候になってまいりまして、朝はその気候に喜びを感じつつ、るんるん、とまでは行かずとも、軽やかな気持ちで過ごせているのですが、お昼が近づいてきますと、エネルギーを使う動きをすると汗ばむぞ、そう身体が警告してきまして、省エネモードに入ります。 省エネモードの申し子とでも呼びましょうか、kittyのそのスタイルはまさに必要最低限。基本的に床にごろん。 ですので、いつもはみゃおみゃおしながらトイレに備えているところが、よいしょ、そう
基本的に黒い服を着ております僕でございまして、それゆえに、朝シャワーを浴びてから服を着てからは、kittyをぎゅーと抱き上げることが憚れる状況になるわけでございます。 kittyのきょとんした顔をこちらに向けられますと、いつでも無性に抱き上げたくなりまして、その欲求を抑えるのは至難の業。can’t resist、とは彼女の弁。 朝のその欲求との付き合い方として、僕が編み出した方法が、シャワーを浴びる前までに、気が済むまでkittyを抱っこする、そんなkittyには申し訳な
他の猫がどれくらい鳴くのか分からないのですが、kittyはとてもカジュアルに、挨拶でも交わすかのように、みゃっ、彼女の起きがけの朝によく鳴いております。 みゃっ、その一声で注意を引きたいわけではなさそうで、みゃっ、聞こえたらすぐに彼女も、みゃっ、反応するのですが、kittyはその応答には全く関心がないようでございまして、そろそろと窓際まで歩いて行って、外をのんびりと眺め始めることがしばしばでございます。 それで、彼女が、面食らったようにkittyのことをきょとんと眺め続け
アイスクリームの美味しい季節がやって来たということで、彼女は嬉々としたお顔でぺろり、これが夜の定番の風景になってきております。 僕はあまりアイスクリームはいただかないのですが、なにかをひと口もらうのは好きな僕でございますので、それを知ってでしょうね、彼女はいつも僕にひと口をくださいます。開封直後に。優しい。 彼女のお気に入りの一つが、ハイチュウをアイスクリームにしたもの。忠実に再現されておりまして、ハイチュウの中の白い部分がもっちりとしたクリームで、外の彩りのある部分はシ
ドラマを観ておりますと、がたんがたんと音が聞こえてきましたので、そちらに顔を向けますと、kittyが懸命に網戸へパンチを繰り出しておりました。お得意の。 何かいるのかな、小さな虫だろうな、そのように見当をつけながらkittyのパンチの先へ目をやると、暗くて何も見えず、相変わらずの目の良さに感動しつつ、ぶるんぶるん横に揺れる尻尾に手をそっと。 そうしますと、みゃっ、鋭い声をあげながら綺麗な横っ飛び。 僕の存在に全く気づいていなかったようで、パンチを浴びせていた獲物のことはす
カレー好きの彼女だということは以前にも書きましたが、先日、玄関の戸を開けますと、スパイスの良い香りがすーんと鼻を抜けてまいりまして、カレー作ったのかな、そう思いながら靴を脱いでおりますと、彼女が、おかえり、とやって来てくれまして、スパイスからは作っていない。スパイスからは一緒に作りたいからね。僕の頭の中を読んだように、びしっと人差し指を立てながら教えてくださいました。 僕は正直なところ、カレー好きの作るカレーであれば美味しいだろう、という期待から、一緒に作るというたころを必
天性のポージングセンスというものをkittyは持っているのだろうと思うここ数日でございます。 眠る体勢、寛ぐ体勢、外を眺める体勢、彼女や僕を見つめる体勢等々、kittyが見せてくれる体勢にはある程度型があるようで、(依然として可愛らしいですが)見慣れたものもたくさんございます。 そうは言っても、不意に見せる珍しい体勢もまだまだたくさんございまして、そのようなものを目撃するたびに、数秒は確実にkittyが奪っていってしまいます。凝視。 なんの恥ずかしげもなく大事なところを
お風呂上がり、バスマットの上でボディガードのように辺りを警戒しながらじっと待っていてくれるkittyのその心を聞いてみたいものでございます。 kittyと僕しか家にいないときは、kittyのそのボディガードっぷりには感謝を感じつつ、愛おしいなあ、そう思わずにはいられないのですが、これが、彼女も家にいるときにもたまにボディガードをしてくれておりまして、大好きな彼女の近くにいれば良いのに、またそう思わずにはいられません。申し訳なさから。 落ち着いているときのボディガードっぷり
前足でふみふみする仕草というものは、ネット等でよく見かけるものなのでこざいますが、kittyがそれをしたところは一度も見たことはございません。 彼女に尋ねてみますと、生後まもなくダンボールに入れられて道端に置かれていたkittyは、親の愛情を、乳をもらうことなく離れ離れになってしまったのが影響しているのではないか、とのことでございました。 僕は詳しく知らないのですが、幼い頃に母乳をもらうときの名残で成長してもふみふみする猫はふみふみするそうですね。 なので、彼女の推測の
つぶらな瞳で見つめられますと、ひとたまりもなくとろけてしまう僕なのでございますが、kittyの夜のベッド際でのそれは格別。 彼女も僕もベッドにごろんと横になって眠る体勢に入りますと、kittyもその雰囲気を感じ取るのか、とことこと近くまでやって来まして、ベッドタイムに参加するかどうか、思案するように困惑の混じったつぶらな瞳を僕たちに向けてきます。 一度ベッドに乗ってくつろぎ始めると、もう起きるまでベッドから降りてはいけない、そんな制約は無いはずなのですが、kittyのマイ
昨夜、kittyが今まで一度も潜り込んだことのなかった1人掛けソファの下へ亀のようにのしのしぐいぐい隠れまして、新たなお気に入りスポットかな、なんて彼女と楽しんでおりましたが、2週間ほどでしょうか、彼女の腕時計が消失するというミステリーを演じさせられていたのですが、それが、その終幕だとは朝が来るまで知りませんでした。 ミステリーの始まりは、2週間ほど前の朝、寝ぼけ眼でリビングにやってまいりました彼女が、腕時計をどこかで見ていないか、そう尋ねてきまして、見ていないね、そう答え
彼女の日本人の英語観は、話せないと言うけど話せる、というもののようで、多くの人はトライをしようとしないけれど、話さなければいけない環境やプレッシャーさえあれば話せる人が多いように感じているようでございます。 ある程度文法や単語は分かる、そのような日本人が多いような気がいたしますが、翻ってオーストラリア出身の彼女からすれば、日本語の文法や単語を知っているオーストラリア人はほとんどいないようで、その状態で、日本語を話せる、そう言うには無理がありますが、文法や単語をある程度知って
カレーが好きな彼女でございまして、普段作るときは、ゴールデンカレーを使用してことこと煮込んでおりますが、この度、何に触発されてかは分からないのですが、カレーを本格的にスパイスを調合して作りたくなったみたいでございます。 ですので、時間があれば、ネットで本格的なカレーの作り方なるものを調べているよう。 たまに、カレーにどはまりして、毎日食べるようになったせいで、体臭がカレー寄りになってしまったというようなお話は聞いたことがありますが、それくらいにカレーというものは奥が深く、多
昨朝のkittyは普段と異なりまして、僕が起きると、一度起き上がってリビングに来る素振りは見せたものの、少しばかり考えた後、また寝っ転がって、彼女のおしり辺りにぴたと身体を寄せて、じーと僕の方へ視線を送っておりました。 その身体の寄せ具合といい、視線の送り方といい、今日はここにいたいんだよね、そう言いたげな姿に見えてしまい、思わず笑ってしまいました。 kittyの彼女への大きな愛情は、日々、目の当たりにしておりますので、見慣れた、と表現すると語弊があるかもしれませんが、そ