テレビ番組を思い出す「2004年 サルヂエ」

YouTubeで色々と見ていますが、その中に電波少年のプロデューサーの土屋敏男さんとマジカル頭脳パワーのプロデューサーの五味一男さんが対談していた映像がありました。

日本テレビがどん底と言われた時代にバラエティ番組を強化して、視聴率3冠王に輝きました。その代表的な番組がマジカル頭脳パワーでした。

多胡あきらさんの「頭の体操」を参考にして、頭の柔らかさを争う番組でした。

最初はゆっくりとして面白かったのですが、いつしか、テンポの早い番組になり、番組を見終わると疲れるなんて事もありました。

それから月日は経ち、深夜番組で「サルヂエ」が始まります。

「サルヂエ」は「なぞなぞ」や「あるなし」など、頭の柔らかさを競う番組で、得点を争うものではなくて、ただ単にできるか!できないか!を争う番組です。

サルから出題される問題に対して、人間が答えるというのも面白かったのですが、ちなみに、サルはサルさんとサルくんがいて、サルさんは猿の格好をした岡田真澄さん、サルくんは猿の格好をした藤井隆さんでした。

ゆっくりと時間をかけて考える。最後の人がわかるまで、ヒントを出し続けると言った優しい番組でした。

深夜番組なので、お酒やコーヒーや温かいものを飲みながら、いつまでも答えられないタレントに、

「こんなものもわからないのかよ」なんてケチをつけながら、横になりながら見るにはちょうど良い番組でした。

評判が良くなり、さまざまなリニューアルが行われて、ついにゴールデンタイムに進出しました。

しかし、ゴールデンに進出して1年も経たずに終了してしまいます。

深夜のテンポではダメなのでしょう。早くなりました。そこから深夜でのサルヂエファンは離れていったと思いました。

深夜で評判が良いとすぐにゴールデンに上げることが多いのですが、深夜の時間帯にゆっくりと見たい番組があります。時間帯やテンポを考えた番組を提供していただきたいと思いました。


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