テレビ番組を思い出す「2002年 ウィーケストリンク⭐︎一人勝ちの法則」

今回はウィーケストリンク⭐︎一人勝ちの法則。海外で人気のあるクイズ番組の日本版。

当時、クイズミリオネアが視聴率があったので、フジテレビは二匹目のどじょうを手に入れる為始めることに、

クイズミリオネアは4択クイズでありながら、全問正解で1000万円と視聴者とみのもんたとのやりとりが好評を得ていた。

なんといっても、みのもんたが正解を言うまでの時間を感情あふれる顔をしながら溜める。通称「みの溜め」が見せ場になっていました。しかし、海外ではこのシステムもなく、時間がなくなる為やめて下さいと言われましたが、説得の末、このみの溜めは続くことになりました。

さて、そんな事はどうでも良いのですが、このウィーケストリンク⭐︎一人勝ちの法則は8人の解答者が団体戦でクイズに挑戦。8問連続で正解すると200万円貰え、それを7ラウンド行い賞金を貯めていくと言うものです。

1問正解1万円。2問正解5万円、3問正解10万円、4問正解で25万円、以下、50万円、100万円、150万円、200万円と、賞金は連続正解することに上がります。

制限時間も最初は2分40秒ありますが、ラウンド毎に10秒ずつ減り、ラウンド7には1分30秒しか答えられません。

不正解をすると、貯めていた賞金がゼロになります。そこで、救済のルールが「バンク」です。バンクはこのままだと間違えて賞金がゼロになってしまう事を予防する為、出題される前に「バンク」と言えば、これまで貯めていた賞金が保存される。

これを繰り返し、賞金獲得を目指すのですが、ここで、この番組のルールの投票というシステムがあり、このラウンドで、簡単な問題にまちがえたり、変なところでバンクを言ったりした、つまり、足を引っ張った人を投票で決めて、多数をとった人が失格になるシステムなのです。

ラウンド毎に、解答者が減り、時間も少なくなるが解答回数が増える。短い時間で判断しなければならず、ミスやアクシデントが起こる。そこが面白いところでした。

で、この番組のMCは、絶対に笑ってはいけないというルールがありました。面白いことも言わず、ただ粛々とクイズを進行するのがMCの役目。

日本版の司会者は「伊東四郎」さん。伊東さんは陽気なコメディアンな所もありますが、静かに粛々と進行していく、シリアスな所も見られた為、司会にちょうど良かったのでしょう。

番組が始まった際。ゲストは3人ぐらい、一般人が5人、と言うのが基本でした。火事になったから家を建てたいや、大家族だからお金が必要など、お金が欲しい理由から回答者に選ばれたんだろうと思われた。

しかし、一般解答者が出演する番組が、いつの間にか、なくなり、この番組も、芸能人大会が主流になった。

そこでの主役は「ふかわりょうさん」彼は今では、ニュースでのコメンテーターやDJ等で活躍しているが、この時期のニックネームは「ポスト出川哲朗」つまり、いじられて活躍する芸人でした。

ここでのふかわさんの役は、他の人がミスをしようがバンクのタイミングを間違えようとも、第1ラウンドで投票されて退場させられる役。ふかわさんはこれを半年間で4回こなした。いわゆる「お約束」と言うやつだ。

投票では、引きこもごもがある。クイズ王が必ずしも優勝できるわけではない。不利になれば、クイズ王を投票で落とせば良いし、あまり貢献してなくても、最後まで生き残る可能性もある。要領よくプレーすれば生き残れるという面白さがあると思っていたが、

半年で終わってしまった。クイズが単純で、すぐに飽きてしまったんだろう。外国だと人間性や駆け引きを楽しむだろうけど、日本人は誰を落とすか投票で決める。というネガティブな事を好まない。褒めなければならない。落とす人間を選んだ理由を言わせると言うのも好まない。

日本人には合わなかった。みんなで仲良くクイズに挑戦するのは良いのだが、後が良くなかった。

世界で人気のあるクイズが必ずしも、どこの国でも合うと言う事ではなく。文化やしきたりが違うので、難しいところもある。

でも、その後とんねるずが仕切りにこのシステムを使っていた。意外にとんねるずの番組のシステムにこの考え方があっていたかもしれない。

世の中どう転ぶかわからない典型である。

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