テレビ番組を思い出す「24時間テレビ」

昨日、24時間テレビが放送されました。24時間テレビから生まれた「サライ」が今年で30周年。加山雄三さんがライブなどで唄を歌うことを辞める為、今年が最後の「サライ」という事でエンディングが注目されていました。

思えば、「サライ」が生まれたこの年の前の24時間テレビはなぜか東京都庁から放送されました。それまでの24時間テレビは、寝たきりのお年寄りに巡回お風呂カーを使っていつでもお風呂に入れるようにしよう、や自分で車椅子を動かしたい為に、電動車椅子などを用意する為に全国の皆さんから募金を集めるのがこの番組の目的です。

番組のほとんどは、現在、日本が抱えている福祉の問題のドキュメンタリーを見て、その後パーソナリティ等が意見を出し合う番組でした。

寝たきりの方やひとり親の家、発展途上国のリポートなど普段テレビで活躍されているタレントさんが目撃した様子が放送されていました。

ツィッターでも書かれている方もいましたが、当時は朝の10時から、手塚治虫さんのオリジナルアニメも放送されていてそれを楽しみにしている方もいたようです。

また、夕方5時からは「チャリティー大行進」なる企画もあり、東京でパレードが行われていた事もありました。

笑点のスペシャルもあったりしましたね。

しかし、リニューアルを余儀されたようで16回目にして番組の内容が変更になります。

番組のタイトルが「愛は地球を救う」から「愛の歌声は地球を救う」という番組名に変わりました。

司会は徳光和夫さんと楠田枝里子さん、メインパーソナリティはダウンタウン、チャリティーパーソナリティは観月ありささんでした。

この番組は、芸能人に突然電話!出演交渉をして、武道館に来てもらう。そして、事前にアンケートを取った「21世紀に残したい曲」の中から歌を歌ったり、企画に参加してもらうと言うのが内容です。

ダウンタウンや観月さんが友達や歌手に電話をします。武道館に来たタレントさんがまた、別の人に電話をする。数珠繋ぎになりました。

昔、お正月にやっていた「平成あっぱれテレビ」のようなものです。芸能人が集まったら、歌を歌ってもらって!イントロクイズをやるような感じでした。

そこには、海外ドキュメンタリーもなく、討論もなく、福祉をかんじられない番組になりました。

文字が長くなりましたので、ここらで締めます。次は、今も続くあの企画について書きます。

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