見出し画像

高齢者のいきがいと老害

先日のYahoo ニュースにこんな記事がありました。

福岡県の南東部に位置するうきは市の「うきはの宝」というベンチャー企業が、75歳以上のおばあちゃんたちを雇用して数々のヒット商品を生み出しています。拠点となっているのは、少子化で閉園した保育園の園舎で、ここで干し芋作りを中心に様々な活動が行われています。おばあちゃんたちはボランティアではなく、きちんと報酬を得て働いており、その知恵と経験が詰まった干し芋は「ふくおか6次化商品セレクション」で最高位の福岡県知事賞を受賞しました。

この企業をプロデュースしているのは地元出身の大熊充さん(43)。彼はバイク事故での大怪我を乗り越え、入院中におばあちゃんたちに励まされた経験から、高齢者が働ける場所を作りたいという思いでこの事業をスタートさせました。

「うきはの宝」では、月に一度発行する「ばあちゃん新聞」も注目されています。この新聞は、おばあちゃんたちが主役で、ファッションチェックや料理レシピ、人生相談コーナーなどが人気です。中でも、若者との言葉のやり取りが面白い人生相談コーナーでは、77歳のトキエさんが19歳の女性からの相談に「友達に悪口を言われました。どう心をコントロールすればいいですか?」と聞かれた際、「そんな時は、ぐっとこらえて『南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏』って3回言ってごらん。落ち着くから!」と答えるなど、ユニークな回答が話題です。

さらに、同社の新しい取り組みとして「ユーチュー婆」というYouTubeチャンネルも開設しています。おばあちゃんたちが日々の作業や地元の紹介をするこのチャンネルは、多くのファンを魅了し、地域のPRにも大きく貢献しています。

認知症を患っている85歳の吉松露乃さんも、孫の拓也さんの後押しで新聞の題字を書き上げ、家族揃ってラーメンを食べに行くなど、活動を通じて生きがいを感じています。

さらに、この取り組みはスタンフォード大学の長寿研究者も注目しており、世界中に発信される予定です。大熊さんは、高齢者を隅に追いやるのではなく、多くの世代が協力して働くことが超高齢化社会の問題を解決する鍵だと語っています。

このような取り組みが広がれば、世界はもっと幸せになれるかもしれません。高齢者が持つポテンシャルを活かし、生きがいと報酬を得られるチャンスを増やしていくことが重要です。

Yahoo ニュース5/21(火)配信(RKB毎日放送)を要約

人生相談の回答も面白いし
ユーチュー婆というアイデアもいいですね。

高齢化が進む私たちの社会では
高齢者がいかに活躍できる社会にするかが課題です。
こういう取り組みを黒字化するのは困難であることは承知していますが
高齢者の生きがいの場として拡がってほしいなーと思いました。

一方で同じ高齢者でも「老害」という言葉が存在します。
この言葉は
いつまでも引退せずに居座る高齢の政治家や企業経営者
組織の融通が利かない頑固な高齢者に対して使われます。

社会から必要とされる高齢者と老害と呼ばれる高齢者の違いは一体何なのでしょうか。

それは、柔軟性と適応力にあるのではないかと考えます。

「うきはの宝」のおばあちゃんたちは、自分たちの知恵と経験を活かしつつ
新しいことにも挑戦し
地域社会に貢献しています。
彼女たちは
自らの役割を見つけ出し、それを楽しんでいます。
対照的に老害と呼ばれる高齢者は
自分たちの過去の成功に固執し
新しいアイデアや若い世代の意見を受け入れない傾向があります。
変化を拒む姿勢が
周囲の人々にとって障害となり
結果として「老害」と見なされてしまうのではないでしょうか。

高齢者が社会に貢献し続けるためには
過去の経験を活かしつつも
新しい視点や変化を受け入れる柔軟性が重要だと思います。

大熊さんが語るように
多くの世代が協力して働くことが
超高齢化社会の問題を解決する鍵となるでしょう。

高齢者が持つポテンシャルを活かし
生きがいと報酬を得られるチャンスを増やすことが
社会全体の幸福にも繋がるのです。

老害と呼ばれないためにも
常に自分をアップデートし
周囲と協力していく姿勢が求められています。

逆に言うと頑固おやじには生きづらい世の中ですね。

私ですか。
そりゃー今までのやり方を簡単に変えてもらっては困ります。

断固、反対です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?