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アブさんと「のびハザ」

【まず読んで!!!】

※初見さんのために、毎回、貼り付けることにしております。==================================================
このnoteでは、怖がりな私が「ホラーゲーム」を紹介しています。
恐怖・グロ・血液・ゾンビ・猟奇・幽霊・遺体など、
ホラゲ特有の用語はもとより、ときおり動画なども紹介します。

動画の紹介では、配信者のオリジナルの「サムネ」が表示されます。
また、私自身も「切り抜き」などで、関連の画像を表示します。

これらは、ゲーム実況や、Vtuberの方々の「応援」を第一義としつつ、
ホラゲ好き、または、配信者を応援する方と繋がる機会を持ち、
一緒に応援意見交換ができることを期待しているためです。

よって、健康上または精神上のリスクを抱えている方について、
それらを悪化させる意図のもとで公開しているのではありません。

該当しそうな方は、今後も本noteを閲覧しないよう、お願いします。
なにかあっても、私は責任を一切負えません。

同じく、不用意に、興味本位などで読むことも、おやめください。
見て「トラウマになった」などと難癖をつけられても、困るだけです。
同様に、個人を誹謗中傷、攻撃するため読むことも、おやめください。

以上、理解、実行できる方のみ、
そして、一緒にホラゲを楽しんだり、応援してくださる方のみ、
これからもよろしくお付き合いください。
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おっさーん。ほらこわです。

雨が降ったおかげで、暑さが和らいで、体が楽ですな。

楽になったついでに、部屋を掃除してみたんだが、
むかーし集めたペットボトルのおまけを、どうしようか、とねえ。
若かりし頃は無制限に買ってしまい、いま「なんぞ、これ?!」という、
どうでもいいおまけが、いっぱいあるんだよな。

ガングロ女子とかのケータイ電話(スマホじゃねーぞ)に、
アホほどストラップ付いてたの覚えているが、あんなの比じゃねー(笑)
折をみて、愛する「駿河屋」さんに売ってくるかなぁ。


■ホラゲ配信者「アブさん」

ホラー嫌いの私が、ホラゲ実況を好きになった立役者には、
何人かの配信者(実況者も含む)の大きな影響力があるんだけど、
そのなかに、アブさんがいる。

アブさんをご存じない方は、こちら!

アブさんもまた、ホラゲを配信していたが、
私の中では「のびハザ」シリーズの動画が、この人との出会いだったな。

「のびハザ」は有名なゲームでもあるけど、ご存じない方のために。
これは「ドラえもん のび太のBIOHAZARD」の略語で、
素人目から、ごく簡単に言えば、あの「バイオハザード」シリーズを、
「RPGツクール」によって二次加工したゲームだ。

シリーズの作成者はaaa氏、とのこと。私は詳しく知らない。
とにかく、私がアブさんの配信で拝見した「のびハザ」シリーズは、

・オリジナル
・新訳
・G
・OUTBREAK
・The Dawn

といったところだろうか。

さすがにオリジナルが出た2005年の時点では、
私はアブさんを知らなかったはずなので、
最終の2018年までのどこかで知る、という感じだと思う。

本作が、いろいろな著作権に違反していることもよく知られている。
ただ、藤子・F・不二雄氏の地球的名作『ドラえもん』と、
日本産ホラーアクションアドベンチャー「バイオハザード」を、
くっつけてゲームにしようなんて発想は、私には天才的に思える。

どんな世界でもそうだろうが「パッとした閃きを努力して積み上げる」と、
既定の枠組み、定型的な発想、こうした一切の常識的しがらみから外れた、
独自で、面白いものが誕生することは明らかだろう。
きっとaaa氏も、オリジナルを作っているとき、疲れを知らなかったろう。

私は「のびハザ」シリーズが、自由の「お手本」のような例だと思うし、
それを懸命にプレーして、実に楽しくアップしてくださり、
そうして私を「ホラゲ実況好き」にさせてくれたアブさんを、
本当にありがたく、そして代えがたい存在だと思ったものなのだ!

私にとって、アブさんは素晴らしい配信者だったのだが、
アブさんの現在の状況とも相まって、
ここからテンション、ガタ落ちで書いていくから、よろしくな(笑)!


■アブさん、休止する

ある日、アブさんのモチベーションを奪う事件が起こった。
私の記憶が正しければ、2019年ごろじゃなかろうか。
アブさんは、突如として広告が切られたのだ。

当時、自分の身に起きた謎について、動画で語っていたと思う。
配信者側の画面を見られることなど、滅多にないことなので、
私の中でも、このあたりの記憶は、比較的、鮮明なほうだ。

それまでと同じようなことをしてきたのに、
突如、広告が付かなくなる
、という事態に陥る。

基本的に、動画編集だけで成り立たせている配信者の方々にとって、
もし「柱」となる「ゲーム」で高評価の大部分を支えている場合、
それらの動画での広告打ち切りの打撃は、計り知れない。

ごく簡単にいえば、ホラゲをウリにする実況者・Vtuberが、
「バイオ」や「DBD」で広告審査に落ちるようになったら、
はっきりいって、大半が手を引くんじゃないかな。

同じように「グロ」はBAN(アカウントの停止や剥奪)、
ということになれば、ほぼすべてのホラゲ実況者は消えていなくなる。

その意味で、Youtubeというコンテンツは、
人類に「新しい高収入の道」を開拓したように見せかけながら、
その実、「同時的に、民衆から生活の糧を奪う」ことも可能なのだろう。

まあ、それはさておき。

当時のアブさんに起こったことを、すべて理解できはしなかったが、
社会的に、自分のやってきたことを全否定されたことと等しいから、
そのときのアブさんの悲しそうな様子は、私もつらかった。

広告収入の件のあと、アブさんの配信は、
株式会社ワークスや、株式会社GLOBAL GEARが出している、
いわゆる「脱出」系のゲームに「ツッコミ」を入れるプレースタイルで、
配信上も、無難な印象が、しばらく続くことになった。

いくつかアーカイブに残っているので、
1つだけご紹介しておく。

アブさんの声が楽しそうだったのは救いだったけれど、
忸怩たるものがあったのでは、と勝手に想像している。

結局アブさんは、下のライブ配信を最後に、
とうとう、休止されてしまった。

そして今、アブさんのサイトからは、
完全に「のびハザ」シリーズが削除されてしまっている。

といっても「のびハザ」は、いわゆる「ゲート」系であったことから、
自己のサイトやユーザーを守るために、やむなく削除されたのだろう。

ちなみに、青鬼シリーズの一部は、まだまだアブさんのサイトに残ってる。

アブさんの「青鬼3」

前に、ヒカキンさんたちの「青鬼」を、海外ニキにものと紹介したけど、
実況者によって、こんなにも変わるものなんだな。
誰に出会うかってのは、実生活でもそうだけど、本当に大切なことだ。

ついでに、アブさんの「ガチ怖」も紹介しておこう。
これは「青鬼」をチャット系のホラーノベルゲームにしたもので、
制作会社はもとより、よく知られた「青鬼」シリーズと、まったく別物だ。

いわゆる「青鬼」シリーズは、怖いけど、まだポップな感覚がある。
しかし「ガチ怖」は、「ネバッ」「ドロッ」「キモッ」が揃った
ガチなホラー感だけでなく、サイコパス要素が強くなっていて、
サムネもトラウマ的に怖いから、苦手な人は、注意してくれよな!

・・・・・

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・・・・・・

ホンマにキモイやん!!!
原作の持ってた「愛される青鬼」の要素、1mmもないわ!!!
泣いた子、もっと泣くわ!!!
しょーもない原作破壊しよって、ホンマに!


■アブさんと「のびハザ」プレイ

ホラー嫌いの私だったが、
私は、アブさんの「のびハザ」プレイが大好きだった。

・地頭のよさが分かる「ツッコミ」
・ちょこちょこ入れてくる「下ネタ」
・ナチュラルで気取らず飾らずな「語り口」
・ラフで分かりやすい「喜怒哀楽」

アブさんのゲーム配信は、こうした要素に抑制が利いている。
そのため、実況が実に見やすく、なによりも、
それらを統合して動画編集する「努力」と「センス」が優れていた。

私のような素人は「はやく次の動画みせて」とせがみたくなるし、
あるいは失敗しても「また撮り直してアップすればいいじゃん」など、
ごく気軽に口をついてしまうものだ。

だけど、実際の「編集の作業工程」には、ものすごく時間がかかる。
その人が、どのような動画をアップするのか、にもよるが、
ごく標準的な動画の編集作業をあげつらっただけでも、

・編集する動画を「取り込む」
  
→動画が複数であれば「並べ替える」
・不要な部分を除いて繋げる「カット」作業
  →
テンポよく見せたいなど、こだわれば作業量は増える。
・「テロップ」の挿入
・「画像」の挿入
・「アニメーション」の挿入
・「BGM」の挿入
・「効果音」の挿入
  →
これらも、こだわるほど時間がかかる。
・最終的な動画の「確認」
  →
それに伴う「修正」
・動画の「書き出し」

これだけ見ただけでも、私など「観る専でイイっす」となる(笑)
こんな作業、毎日続けているだけでも、頭が下がる。

また、編集作業は、「動画の長さ」はもちろん、
自分が持っている「ハードの性能」にも左右される。
ときには「精神状況」も大きく影響してしまうことだろう。
疲れていれば「今日はちょっと」となるかもしれない。

長い動画配信の経験があり、編集ツールやノウハウも揃っていて、
とんでもなく編集に慣れていても、「5時間」はかかるとされる。
ならば、現実的には「1日」を潰している、と考えてよいだろう。

もちろん「取り込みから書き出しまで」ノンストップ、とは到底思えず、
下手すれば、何日にもわたる分割作業となっていることだろうし、
別の仕事やバイトを掛け持ちしているならば、その合間を縫うことになる。

楽しい「1本の動画」には、配信者の途方もない労力があり、
それを知れば、気軽に「はやく」とか「また作ればいいじゃん」とは、
とても言えない。

とても言えないのだけれど、アブさんの動画は、その苦労を感じさせず、
「のびハザ」という、明らかにグロでホラーな内容のゲームにも関わらず、
私は「エンターテインメント」として、常に楽しく見届けることができた。

多くのアブさんファンがそうであるように、
アブさんがプレイ中に見せてくれる、不意を打たれた「ワーーッ!」
繰り返し、それこそ「テープが擦り切れるほど」見直した者たちは、
きっと、アブさんファンに、たくさんいたことだろう。

それぞれのユーザーが、それぞれ好きな、
アブさんの「驚かされた姿」「ぜってぇ許さねぇ!」のポイントを、
それぞれの動画でお持ちになっていたはずだ。

あまりにボッコボコにされたので「突然の無言」でクリアしたり、
ときには「ホロリ」とするシーンや、
あるいは「ポロン」とするシーンもあったりで、
人情活劇のようになっている点も、個人的には推し要素だった。

現在、アブさんが配信された、一連の「のびハザ」シリーズは、
アブさんのファンと思しい「ささペペ」さんによって、
「のびハザ保管庫」というチャンネル名で公開されている。

まだ、アブさんの「のびハザ」を知らない、という方は、
ぜひ観てあげてほしい。

本来の動画は、何回かに分割されてリスナーに届けられていたので、
それらを1つに統合される作業は、ご苦労を伴ったことだろう。
いまもこうしてアブさんの「のびハザ」プレイが見られるというのは、
実にありがたいことで、ささペペ氏には感謝だ。


■私にとってのアブさん

いま、少しだけ調べると、いわゆる「ニコ生超会議」とか、
当時の私にはまったく響かなかったイベントで、
アブさんは、ガッチマンさんとも共演されていた。
伝説的な、そしてファンの多い配信者の一人とのことだ。

ただ、それは、どうでもいい。

というのは、Youtubeの配信者とは、私からすれば、
常に「自分にとっていかなる存在であるか」であって、
ブームとか、過去の人であるかとか、そんなことはどうでもいいのだ。

私の生きる時間は、常に「いま」にあるのであり、
仮に、動画そのものや、配信者たちが「過去」のものであったとしても、
それは、私にとって「いま優れたもの」であるか否かでしかない。

そうでなければ『源氏物語』や『平家物語』など、
ただのゴミでしかないではないか。

最新のアニメーションと、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」を比較し、
宮崎を「オワコン」と見なすことに、いったい何の意味があるのか。
生きている世界というよりも、「人としての視野」が狭すぎる。

優れたYoutube配信者の持つポテンシャルは、
時代を越えて、Vtuberが2万人いる環境に身を置くユーザーたちにも、
老若男女の壁を越えて、かならず届くはずだ。

だからこそ、デジタルコンテンツとして、
アブさんの「のびハザ」アーカイブは、
アブさんのチャンネルに、いつまでも残っていてほしかった。
若いユーザーだけでなく、アラカンにも見てもらいたい。

無理は言えないが、令和の新しい「ホラゲ配信者」として、
アブさんには、ぜひカムバックしてほしい。

がんばれ、アブさん!!!!

つづく。

最後まで読んでくれて、ありがとう!

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