学生を助ける学生の声

 静岡県立大学で、すべての学生が無事卒業できる大学を目指して活動している「学生助けたいんじゃー」唯一の教員メンバー、縁側のネコである。

 学生助けたいんじゃーで活動している学生たちの声を紹介したい。

「もしこの活動が「だめだ!」と言われたとしても困っている人を置き去りにすることはできません。」

「活動を通じて感じたのは、常に歩み続けなければならないことです。私たちは困っている学生の代弁者という立場です。私たちが学生の声を発信すること、活動することをやめてしまえば学生の声はどこにも届かず現状は何も変わりません。どんな壁にぶつかろうとも、私たちには待っている人がいるのだから歩みを止めてはいけないのだと思います。」

「この活動をしたことで、社会の問題を他人事にしたくないという思いを抱くようになりました。」

「『あれっ?』と思ったことはそのままにしてはいけない、動こうとすれば動けるということを学べるという点で意味があると思います。動けると分かったため、『おかしい、どうにかしなくてはいけない、どうにかしたい』という想いはそのままにしておくのはもったいないと感じました。最初は少しずつでも積み重ねていけばできるのだと学びました。」

「親にも頼れない人がいること、実家暮らしなのに全て自分で頑張らなければならない人、いろんな人に出会いました。この活動をしていなかったら私は知らないで生きていました。」

「『困っている』と発信することは容易ではなく、周囲の環境・サポートが必要だと感じました。そして、その『困っている』は見えづらい・・・すこしでも『見える』ように『困っている』を発信することが大事です。

「活動を続けるうちに賛同してくれる人、応援してくれる人が増え、行動が拡散される事によって私たちでは届かなかった部分にまで情報を届ける事ができるようになりました。自分が知ってしまった問題を見て見ぬふりをするのではなく、それぞれが少しずつ行動する事によって、波紋が広がりやがてそれが合わさって、大きな動きになると思います。」

「困っている人の声に耳を傾けることが一番大切だと考えます。さらに、それらの声をまとめて、多くの人に届くような形で発信をすることが必要だと考えています。例えば、当事者の方たちに一緒に活動していただいたり、県議会議員や有識者の方のように実際に社会の仕組みを作っている人に話を聞いてもらったりなど、色々な立場の方々に力になってもらうことが大切だと思います。」

「貧困は本人の努力不足のように言われてしまうと、悔しく感じます。そこに存在しているのは本人の問題だけなのでしょうか。学びたいと思う人が学び続けられる、そんな環境を大学や社会が作っていく必要があると思います。」

「困っている学生一人一人に向き合える仕組みを、大学や社会の中に拡充させることが大切だと思います。『悩んでいる学生は少数だから見過ごしていい』という考えは、長い目で見れば社会のためにならないと思います。

「保障されているべきである学べる環境が保障されていない、という問題に気付くことができました。現状を伝え、当たり前が保障されていないことは普通じゃない、ということを伝える重要性を感じるようになりました」

 尊敬する。

 彼らと共にある日々を与えられたことに、私は強く感謝している。

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