主な仕事内容は3つ!重症心身障害児(者)施設の実態

重症心身障害児(者)施設とは、重い知的障害と肢体不自由がある人を対象としている施設だ。医師による医療や心身の治療、日常生活の介助など総合的に行っている。

重症心身障害児(者)施設の主な仕事内容は3つ。
1つ目は、食事や入浴、排せつなど日常生活の介助である。障害の程度によっては医療ケアが必要となる人のためにも、医師による医療ケアを提供している。季節の行事を取り入れる場合もあり、日々の生活に変化を入れることで情緒を安定させることが目的だ。

2つ目は、残存能力を引き出すための療育活動である。様々な遊びを行い楽しい経験をきっかけとし、情緒や身体機能を引き出すために行う。中には、筋肉の緊張を解くためにリラクゼーションを取り入れている施設もあるので、それぞれの施設が独自の取組を行っている。遊びによってはプロセスを重視している活動もあるので、周りに人との信頼関係を構築する必要があるのだ。

3つ目は、関係する人への連絡調整である。入居者の生活を充実させるためにも、相談や連絡調整は必要だ。時には、入居者と家族が別々の生活をしなければならない場合もあり、退所後も家族と充実した生活を送れるように家族との繋がりを確保している。確保するために施設ごとに方法は異なるが、施設内で親子が一緒に過ごせる場所や時間を作っているのだ。

仕事内容は主に3つだが、施設によってはそれぞれ特色あるサービスが提供されているので、他の業務がある可能性も。興味のある人はこちらのサイトをチェックすると良い。