見出し画像

給与の定め


新しく営業部にサポート役が入った。
わたしは、新人の給与が22万〜であることを求人広告を見て知っている。

そこで疑問がわく。
あたしが事務からサポート役に回った時は16万だった。
サポートの経験を積んでやっとの思いで18万にしてもらえたのに、なぜ全くの新人が22万からなんだろ。
おかしいだろ。

月4万にして年間で48万。
4年で200万近いじゃないか。

やる気がなくなった。
今までのこの4.5年わたしは何をしていたんだろう。そう思ったら、怒りがこみあげてきた。

これは常務に相談だ。

常務にことの次第を話した後、しばらくして社長から呼び出しがあった。

社長の見解はこうだ。
社長「まだ会社も軌道に乗ったところで従業員に対しての給与がそもそも皆少なかった。
今だからこそある程度支給できているが、昔は会社の維持費や拡張で大変だった。
なにより、今は高めの設定の給与にしないと人が入ってこないんだ。」

渚「あ、そうですか。」

謝罪か何かあるのかと思ったらわたしには全然関係のない返答がかえってきた。
経営者だから会社のことを考えるのは当然だけども、そんな理由でわたしが納得できると思ったのだろうか。

その後は、一方的に社長の野望や展開、人事の話になってしまい、これ以上話したところで何も変わらないなと思ったところで、締めくくられた。

何も伝えないでモヤモヤしているよりもきちんと思いを数字化して伝えられたからある意味よかったような気もするが、結局なにもかわないことに落胆した。

新人に罪はないが、きっとこのわだかまりが消えることはないだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?