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会社にこども問題


私の子供は19歳の双子。女の子。

保育するような年齢ではなくなったので、年少の子を持つ母は大変だとおもう。わたしにもそうゆう時期もあった訳だからよくわかる。

会社の事務員は皆、小さな子を育てながら正社員で働いている。
具合の悪い時や学校が休みになった時、見る人がいないと休まざるおえない。
それが普通だと思っていた。

が、しかしうちの会社ならではの問題がまた起きた。

福島「田代さんが会社に子供連れてきてるみたいですよ。
社長と常務からOKもらってるんですって。
皆、連れてこれないから休んでるのにおかしいですよね。
田代さんは『連れてきたければ、社長に言えばいいじゃん。』って言うんですよ。
どう思います?」

福島さんがわたしに相談してきた。

渚「一般常識から考えたらおかしいよね。
その発想が。保育所じゃないんだし。
皆連れてこれる環境にある訳じゃないし。
ちゃんとそうゆう時は休んでるもんね。
またそんな勝ち誇った感じで言われるのも癪に障るね。
それじゃ皆面白くないよね。」

不満を持つのは当然だと思った。
特別扱いというか。言った者勝ちというか。
常識外れとか。
そんな言葉が頭を巡った。

あくる日、
常務とわたしが仕事の業務について話をしていた中で、他になにか悩みごとはあるか?と聞かれたので、直近の福島さんの話をしてみることにした。

常務「俺が連れきていいよって言ったんだ。
そんなに仕事やる気あるのか。偉いなと思ったよ。よくやってるよな田代は。
他のやつはそう言ってこないもんな。」

えっ!?(; ̄O ̄)
またわたしのスイッチが入った。

渚「常務、その考え方おかしいですよ。
一般常識外れてます。本来なら連れてくる場じゃないし、連れてこれる状況じゃないから休んでるんじゃないですか。
やる気があるないの話ではないです。
それを評価するのは間違っていますよ!
そりゃ、他の皆んなが面白くない訳だ。
田代さんはいい会社だなと思うけど他9割は不信感でしかないですからね。
もうちょっと、周りを見て総合的に判断するべきだと思います。」


常務「そうか、そうだよな。
俺は、休めと言うべきだったかもしれないなぁ…今後のためにも社長とよく話してみるよ」

また思ったことを口走ってしまった。
でも常務には響いたようだった。
社長の返答が楽しみだ。


数日後、
常務「渚ちゃん、この間の話社長に伝えたよ。
うちは大きな会社でない中小企業だし、最低人数で仕事をこなしているから子供を理由で休んでほしくないだって。
みなに休まれたら仕事が回らないだろ?」

まさかの返答だった。

渚「社長がそう言うなら、何も言うことないです。事務員にはそう伝えますよ。
みんな子供連れてきちゃっていいよ!って。
まぁわたしにはそもそも関係ないですからね、子供大きいし。」

経営者の考えと一般従業員の考え方はこれほどまでに違うのかと思いしらされた。
もう開き直るしかない。
雇われている身だから。

事務員のみんなに報告をしたところ、呆れた表情だった。
普通ならもっと違う発想があったのではないかと思う。
病気になったり怪我したりして欠員がでたらどうするの?
それが長期の休みになったら?

従業員に何かあっても会社が回るように段取りすればいいことじゃないのか。
わたしが間違っているのか。
それとも会社がおかしいのか。

わたしが騒いだところで何も変わらないなら黙認するほかない。






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