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中学生ソフトボール選手のへのサポート②_”得意なことは何?から始めよう!

ー前回の投稿「中学生ソフトボール選手へのサポート」の続きー

選手(生徒)に教えてあげたいことは、山のようにある。
でも指導する側は、こちらの一方通行や自己満足にならないよう注意する。こちらの言い方や態度で選手(生徒)を委縮させないこと。
強く、厳しく言えば、選手(生徒)が理解するか、上手くなるかと言えば、決してそうではないと思っている。
選手(生徒)一人ひとり性格も違う。得意・不得意もある。
全員が全員、自分の考えている通りになると思うのは間違い。
選手(生徒)と向き合い方を私自身も常に考え、意見や考えを受け入れ、個性を認めること。私見だけを重視し、選手の意見に”No”から入らないこと。

ま、こうやって言うのは簡単だが、どうすればいいか?と常に自問自答。
さて中学生ソフトボール選手へのサポートですが、
まずは、選手(生徒)の名前を覚えること。しっかり名前で呼ぶこと。
次にヒアリング。全体ヒアリングではなく、個人ヒアリング。
個人ヒアリングの理由は、自分の意見を言いやすい環境であること。
相手は中学生、且つ思春期と色々と感情の変化が激しく、物事の感じ方もデリケートな時期でもあるから、入り方には十分注意を払う。
ヒアリング、真剣に選手(生徒)の声に耳を傾ける。
選手は(生徒)は、漠然とした質問には答えてくれない/どう答えれば良いか分からない(意味分かんない)。
”好きなポジション”、”好きなこと/得意なことは?”から始める。
好きなこと/得意なことの話になると、最初は遠慮するものの、段々と話してくれる。
なぜか、それは、その子の興味関心があることであり、”好き”がそこに隠れている。その子の得意なことまで教えてくれれば、更にOKである。
(走る、捕る、投げる、打つ、器用さ、声を出すこと、負けず嫌い、など)
ヒアリングにおける収穫としては、十分である。
ヒアリングの目的は、その選手(生徒)の得意なこと、そこを見つけ出し、伸ばし、誰にも負けない「武器」にするためである。
更に言うと、ヒアリングする過程で、選手(生徒)一人ひとりは”なりたい自分”を言葉にし、具体的でなかったものを具体的に、明確にしていく。
次に”今、なりたい自分と比べてどうか?” → 何が出来てる/出来てない
次は”自分に何が足りていないか”
次に”それを実現するため、何をするべきか”
を考える。選手(生徒)自身が色々と考える。それが大事。
選手(生徒)自身の、自分を知るための自分に関する情報収集でもある。
だから私たちが選手(生徒)の意見に耳を傾けることの本当の目的は、
己を知る為に「選手(生徒)自身に考えさせ、言わせるためのサポート」
だと思う。
・自分の考えを整理し、言葉にすること
・自分を客観的に見る力を養うこと
・目指したい目標を自分で決めること
・目標達成に向けて、どうするかと考え、実行すること
・取組み(努力)を継続できる強い心を育てること
この5つを、ヒアリングを通じ、考え、取組んで欲しいと思っている。
ソフトボールの手い、下手なんて、二の次で良い。
これからの人生、どんな状況でも自分を前向きに、自分を元気付けられる、何事にも積極的に向き合える”たくましい心”を身に付けて欲しいと思う。

最後に、最近の少子化で子どもの数が減り続けてます。日本は、諸外国に比べても小中学校の生徒数は低水準、過去最少の数値が出ている。
そんな中、いかに一人でも多くソフトボールに興味・関心を持ってもらえるか、ソフトボールを続けてもらえるか、大きな課題でもある。
ソフトボールのみならずスポーツを通じ、自分自身のこと、チームワーク(仲間)、人間関係、スポーツの楽しさとかとか、色んなことを経験し、学んでほしい。

私は、そういうサポートをしていきたい。

というわけで、今回の投稿は、中学生ソフトボール選手でのサポートに関する続きのお話でした。

続きは、また次回の投稿で。

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