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【北海道ひとり旅】 イラストつき


7月、ゼミが終わると、真っ先に、
計画していた北海道に行くべく
伊丹空港へと駆け込んだ。
誰がなんと言おうと
私は北海道が大好き。
結構いろんな都道府県行ったけど
やっぱり“道”推し。

理由

・スキー、スノボができる
・小樽の雰囲気が素敵
・雪が降って幻想的
・夏も涼しい
・空気綺麗
・上品な人多い
・どれ食べても美味しい  ...

北海道への愛をあげ出すとキリがないが、とりあえずこのくらいにしておこう。
とにかく私は
6月ごろからゼミ教授のデビル的教育から逃れるべく
頭の中が北海道一色と化していた。
「ぜってぇここから出てやる..。」
そんな気持ちで
挑んだ2泊3日だったのでまあまあ濃密な日々であった。

そんな北海道を愛してやまない女の
夏の珍“道”中について語っていく。

その1  「宿」編


レンタカーをとったので
極力コストを抑えるために、ホテルではなく
ゲストハウスを予約した。
ゲストハウスの利用自体が私にとっては初めての経験でドキドキした。

新千歳空港を出て新札幌まで電車でいき、
そこから最寄り駅の手稲という駅で降りた。
手稲駅は、小樽も一本で行けて立地がとても良かった。

だが手稲駅から宿までが、想像以上に遠かった。
歩いて15分ほどかかる。
トランクをゴロゴロ転がし、汗かき宿へ向かっている者など
見渡す限り自分しかいない。
途中、コンビニが何軒かあったが、
コンビニの敷地よりも駐車場の敷地の方が大きくて
自分が小人になったように思えた。

北国ならではの二重扉を押すと

オーナーのお姉さんが温かく迎えてくださった。
「いらっしゃい、〇〇さん?」
「そうです!」
とても優しそうな女性の方で安心した。

奥の方を覗くと
なぜか、外国人の方が多数いらっしゃった。
そんな国際色豊かな宿だったとは知らず取ったので
「海外から来られる方が多いんですか?」と聞くと
「いや、今日はたまたまよ!ついさっきもロシアから来た方が
マッチングアプリに載せる写真撮りに行ったわぁ〜」とお姉さん。
「ねぇ、真剣に、どういうこと」と思う私をよそに
オーナーらしきおじさんが、
カタカナ英語で北海道の地名を言いまくっているのが聞こえてきた。
「あの方もオーナーさんですか」と聞くと
「あの方はお客さんよ!」と言って爆笑された。
あぁ、お客さんだったのか。
ソファでドーンとしてるからてっきりオーナーさんだと勘違いしてしまった。


その後荷物を置きに2階へ案内してもらった。
新築なのか建物自体がとても綺麗で清潔感があった。
どうやら2段ベットの2階が私の過ごす部屋のようだ。
豆電球が装備されていて
点けるとお姫様気分になれる。
大事なのはハートだ。


その後、ご飯を食べにまた1階に戻ると
まだおじさんが北海道の地名を叫んでいる。
見ると、
北欧系のイケメン外国人さんが
長い脚を小さく折りたたんで
何やら熱心に小さなノート型メモ帳に書き込んでいる。
気になって、おじさんに
「何話してるんですか」と聞いてみた。
私は結構人見知りせずに、話しかけてみるタイプだ。
聞くところによると
彼はスイスから来ていて、日本をサイクリングで横断するべく
北海道から東京、大阪、広島へと渡るそうだ。
すごすぎる。やることもかっこいい。
それでおじさんに色々話を聞いていたのか。

「なぜ日本を選んだのですか」と聞くと
「ぼくは建築家なんだ!それで日本の建築物に興味があったから来たんだよー」と。
すごー。
20代後半くらいの見かけだったと思うが、
人生で様々なことにチャレンジしてるっていう感じがして刺激を受けた。
私にとってはせいぜい北海道ひとり旅がチャレンジである。(というか休憩のようなものだ)
自転車で北海道を回れたらさぞ楽しいだろうな。

先程からメモっているノートが金色の刺繍をした美しいノートが気になって
「綺麗なノートですね」というと
「あぁ、これは彼女にもらった日記帳だよ」と言ってニコリ。
えー何それ何それ
このデジタルでシェアしてナンボの時代に
美しい日記帳を恋人にプレゼントって粋すぎやしませんか?
写真も良いけど、その時どう思ったのかが自分の最大の秘密だ。
それを旅行後に彼女とシェアなんて素敵すぎー!
歴代の彼氏思い浮かべてみたけど
全員ドン引きされそう。笑
それとも彼女さんの、何らかの束縛の形なのか..
など余計なことを勘ぐり
素敵な彼女さんだとオーナーさんと盛り上がった。


その後もなんとなく会話が盛り上がり
オーナーのお姉さんにビールを奢ってもらって
ご陽気になった私は

「もしあなたのような彼氏がいたら、日本一周はさせたくはないです。」
というようなことを、絞り出した“仮定法過去”で率直にお伝えし

「イエース!サンキュー」というような反応を得ることができた。
そして
「君もスイスに来るといい」とキラキラした目で訴えかけられたが、
「行けたら」I’ll go if i can.
といい頂いたビールを飲み干した。

ちょっとだけ考えてみたが、
確かスイスってめちゃくちゃ物価高い国やったと思う。
行けるのは一体何年先になるのだろう。
でも、いつか行ってみたい。
マッターホルンのチョコレートに憧れる。




21歳女一人旅
後半へと続きます。


p.s.

初めて、自分の描いたイラストを入れてみました。笑笑
また描きたいと思います!(@ ̄ρ ̄@)

ありがとうございました!

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