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「物語」と「ご飯」
2023年に入ってからTRPGのオンラインセッションに参加する機会がめちゃくちゃ増えた。
とあるDiscordサーバーに入ったのが原因なのだけど今回はそういうnoteじゃない。
元々物語を作る趣味はあった。なんなら同人誌も書いてるし創作の小説を同人誌に寄稿したりもしている。
年を重ねるごとに、執筆中意識するようになったことは、「ご飯を食べる」ことだ。
当たり前だったかもしれない…気づくの遅かったかもしれない…。
登場人物がご飯を食べると、なんだか妙にいきいきしてくるのだ。
例えば創作で、コーヒーを飲む研究者を出す。豆から淹れるかインスタントを入れるか、はたまた自販機で缶コーヒーを買うのか。
これが違うだけでその人の性格が見えてくる。当時の創作ではコーヒーを淹れるのが好き→コーヒー豆をいつまで経っても買わないという異常を書いていたので、違和感にも使える。
学生が帰りにお菓子を買うのか、ホットスナックを買うのかも面白い(ポップンの烈の話)。
なんなら肉まんでやけどするというフックもアリかもしれない。登場人物のケガは避けられないけど。
セッション中に「昨日何を食べましたか?」と聞かれたら、キャラクターの個性を尊重して答えるのもいい。
ちなみに先日は「食べたことは覚えているが分からない」でした。料理他人任せだし仕事人間だから、仕方ない…。いや肉か魚の区別はつけようよ。
昔読んだ小説「BLOOD THE LAST VAMPIRE 獣たちの夜」では、学生向けの焼肉屋で好き勝手注文したり肉を焼いたり文句を言ったりしながら学生運動の話をしたり怪物の生態について大声で喋ったりするシーンがあった。
途中で興奮しすぎたキャラが出ると「厨房からオバサンが出てくるぞ!」みたいなことを言って頭を冷やしていたけれど……焼肉だけで何十ページも使ってたのは忘れられない。
目指すは読んだ人が腹を空かすような描写。
これからも書くぞ。
おなかすいたな。
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