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日本語の文法を勉強中 1日目 形態素

みんなのフォトギャラリーより、msy.(みしぃ)様からイラストをお借りしました。ありがとうございます。「お嬢さま」のイラストを探していましたので、みつかってよかったです。前々からイラストを拝見して素敵だなと思っていまして、念願かなって記事で使用させていただきました。このイラストの洋服も可愛かったです。目の凛とした雰囲気が好きです。あ、この記事の本文中に「お嬢さま」出てきます。



日本人なのに日本語の文法がよくわかっていない。
喋々(ちょうちょう)ともうします。
いっしょにおべんきょうしましょう。

冗談はさておき。日本語をちゃんと書けたり話せたりって、どうすればうまくできるようになるんでしょうか?
と、疑問に思ったので。とりあえず、勉強することにしました。いい本をみつけたので、なんとかつづけられるとは思います。
だから、タイトルに1日目と書いてあるのは、気合を入れるためでもあったりします。






動機という名のきっかけ


私事なのですが、小説家としての武器をようやく見つけまして。

ただ、それだけでは小説家としてやっていくのは難しいとわかり、武器をもうちょい増やそうと試みたとき、なにが足りてないかを考えて、一つ思いあたったことがあったのです。

文法をちゃんと理解していないなあと。

ただ、国語の授業で学んだ文法をそのまま勉強するのもどうかなあと思っていたんですね。

それで調べていくうちに、日本語を母国語としていない人たちが、日本語を学ぶときに、国語の授業で学ぶ文法とは、全く別の日本語の文法を学ぶと聞きまして。

なら、それを学びたいなーと図書館で本をあさっていたら、いい本が見つかったので、それを勉強して、noteで内容を伝えられたらと思っています。

ただ、独学なので間違って学んでいく恐れはありますが、目標としては小説に活かす前提ですので、いろいろなことに目をつむりながら、勉強していけたらなと。

というわけで、今日は「形態素」について勉強しましたので、その成果を記事にします。



形態素ってなあに?


形態素は、一つの言葉にみえるものをばらばらにして、一つ一つの要素ごとにわけた、その一つ一つの要素のことです。

例をあげると、この記事のタイトルになっている「日本語の文法を勉強中」は「日本語」「の」「文法」「を」「勉強」「中」となるので、形態素は六つあることになります。

このようにばらばらにした形態素は言葉として、それぞれがこれ以上わけられないようになっています。

この中で「勉強中」という言葉があります。

これを「勉強」と「中」というふうにわけましたが、「勉強中」という言葉は「勉強を今しているの」というような意味ですが、これは「勉強」という言葉ありきで「勉強中」という言葉がつくられています。

なので、「勉強中」の「勉強」は形態素のなかでも語基になります。

つまり、「勉強中」という言葉は「勉強」が一番イメージとして強いということですね。

なので「勉強中」の「中」は接辞接尾辞になります。

接辞には接頭辞もあるので、補足として別の言葉を例にあげます。


では、例としてお嬢さまをあげます。最近、壱百満天原サロメさんの声をはじめて聞いたのでこの言葉にしました。


この「お嬢さま」という言葉は「お」「嬢」「さま」とわけられます。

では、「お嬢さま」を形態素を構成するそれぞれの意味にあてはめていくと。

お・・・接頭辞

嬢・・・語基

さま・・・接尾辞

となります。

さらに、形態素のなかには自立形式結合形式があります。

この「お嬢さま」でわけると「嬢」が自立形式、「お」と「さま」が結合形式になります。

なぜなら「嬢」は独立して意味をもちますが、「お」と「さま」はなにか別の言葉にくっつかないと独立して意味をもたないからです。

そう、お嬢さまじゃなくて、お殿さまになっても、「お」と「さま」は結合形式だから、意味をもちませんね。

だから、接辞はすべて結合形式なのです。

「お嬢さま」という言葉は接辞があるので、派生語ともいいます。

派生語は、この「お嬢さま」のように自立形式の語基に接辞がくっついてできるものですが、なんと結合形式の語基に接辞がくっついてできるものもあります。

例えば「深さ」という言葉をわけると「深」と「さ」になります。「深」だけでは意味がわからないため、「深」は結合形式になり、結合形式の語基に接辞がくっついてできた言葉という意味になります。

また、語基が自立形式だった場合、と読んだりもします。つまり、「お嬢さま」や「お殿さま」の「嬢」や「殿」が『語』になるわけですね。



1日目を終えて


テキスト3ページ分の内容をまとめるだけで、めちゃくちゃ大変でした。
あ、テキストの情報を書いておきますね。


入門 日本語の文法

村田水恵

株式会社アルク



説明するの大変だなあと思いつつも、楽しみながら書きました。

流石に、テキストの内容を丸写しはしていませんよ。考えながら書いたので、頭の中に入っていたらいいなあ…。

こういうのは言葉を覚えていかないといけないのだけど、私はそれが難しい。こういうふうに、なんとなーく説明っぽくすると、わかりやすいですね。覚えられるかどうかは別として。


今日ならった言葉をまとめて、終わりにしたいと思います。


うろ覚えの言葉たち


形態素・・・なんかカッコいい響き。わけた言葉のそれぞれという概念であっているだろうか。

語基・・・お嬢さまの「嬢」。一つの言葉で意味をもつ。

接辞・・・接尾辞と接頭辞をあわせて言うときに使える。便利。

接尾辞・・・お嬢さまの「さま」の部分。語基のうしろって感じで覚える。尾っぽの尾。

接頭辞・・・お嬢さまの「お」の部分。語基のまえ。あたま。

自立形式・・・独立した語基ですね。

結合形式・・・やわらかくて、頼りない。一つで意味をもたないからがんばって集まってる。

派生語・・・なんか集まって別の意味をもつ言葉になってる。独立した意味をもってるかも。

結合形式の語基に接辞がくっついてできる・・・盲点になりうるので、頭にだけとめておく。

語・・・自立形式な語基のことをこうやって呼ぶ。




次、二日目できるかなー。できたらいいなあ。