yoko_kubo

氏名 : 久保陽子 Professional Violinist          出…

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氏名 : 久保陽子 Professional Violinist          出身 : 奄美大島 約80年向き合ってきたヴァイオリンや音楽の経験を、文章でも残したくnoteを始めました。文章は代筆です。

最近の記事

演奏会 27/4/2024

こんにちは、久保陽子です。文京楽器での演奏会、第二回が終了しました。ヨーゼフ シゲティ先生の言葉がずっと心にあり、80歳を過ぎて無伴奏に挑戦しています。シゲティ先生は「パガニーニが弾けてもバッハが出来るわけではないから。」と。バッハの無伴奏はシャクトリムシのような指の柔軟さ、パガニーニは瞬発力が必要な指の筋力。どちらもこなせば、ヴァイオリンを奏でるに相応しい筋力がつくに違いなく。第三回に向けて、また頑張ろうと思います。

    • 少しずつ 25/4/2024

      こんにちは、久保陽子です。4月27日土曜日文京楽器での演奏会、練習しています。以前ならすぐに弾けるものも、なかなか若い時の感覚と同じにはならず、日々の練習しかありません。 76歳を過ぎた頃、構え方を1年間かけて変化させ、相馬のエルシステマでの演奏会、メンデルスゾーンのVn協奏曲を演奏後、ようやくしっくりくるように。その後、2年間、バッハとパガニーニの無伴奏に向き合っています。 構え方を変えたお陰で、無理がない感覚もあり、なんとか80歳を越えても頑張れそうです。

      • 80歳の壁 17/4/2024

        こんにちは、久保陽子です。4月27日のコンサートに向けてパガニーニを練習していますが、80歳の壁はなかなか高いです。 パンデミックの時に実は楽器の構え方を変える決心をしました。そのお陰なのかこの高い壁はなんとか越えられそうと最近感じています。 日々の練習はやはり大事と今更ながら思います。

        • 桐五重奏団 24/3/2024

          こんにちは、久保陽子です。 桐五重奏団 KIRI QUINTETは2024年、結成50周年を迎えます。7月に演奏会を予定しています。思い出を記したいと思います。私のHPと一部、重複しています。 ~ヒストリー~ 日本初の室内楽コンクール(1974年/主催:民音)出場を機に結成されました。 弘中をはじめとする5人のメンバーは、1974年5月故・斎藤秀雄先生の元に呼び集められ、その秋に行われる室内楽コンクール出場を目標として結成を促されました。 呼び集められたメンバーは、久保陽

        演奏会 27/4/2024

          第1回 3/3/2024

          こんにちは、久保陽子です。昨日、今年のサロン·コンサートの第1回が終わりました。 バッハとパガニーニに向かい合い、それを乗り切れたことに安堵しています。 改めて左の指を置く形など、昔言われたことを思い出します。 第2回に向けて、また精進していきます。聴いてくださったお客様、本当にありがとうございました。 久保陽子

          第1回 3/3/2024

          原点回帰 1/3/2024

          今年の久保陽子のサロン・コンサート(文京楽器) 第1回が明日に迫ってきました。 私は傘寿を迎えたヴァイオリニストです。今シーズンは[原点回帰]をテーマに、音楽の真髄に触れる上質なひとときをお送りしたく、日々精進しています。 前半はヴァイオリンの原点とも言える無伴奏曲に立ち返り、 J.S.バッハ:ソナタ 第3番BWV1005 パガニーニ:カプリース No.1,2,13,14。 後半はゼルキンを尊敬して止まないピアニスト大石啓さんによるショパンのエチュード Op.10の3、

          原点回帰 1/3/2024

          チャイコフスキー国際コンクール[久保陽子1962]

          私のHPからの引用です。 久保陽子は桐朋女子高等学校音楽科卒業の1962年、18歳で第2回チャイコフスキー国際コンクールに出場、第3位入賞を果たしました。 ●チャイコフスキー国際コンクールの歴史 ↓1962年、第2回チャイコフスキー国際コンクール動画。審査員の紹介に続いて、2:38から演奏(久保18歳当時)の様子が見られます。

          チャイコフスキー国際コンクール[久保陽子1962]

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #7

          私のHPからの引用です。(2015年4月24日) 母と別れて初めての生活 中学生の頃、奄美に一人で暮らしていたお父様の具合が悪くなり、お母様が一度奄美に帰ることになりました。 その間、久保さんを預かっていただく先として候補に上がったのが... 久保さん:「アンナ先生の養子になるか、斉藤先生の奥様にお願いするかってことになったのね。でも、そんなことしたら久保陽子がなくなる!って大声で叫んだわ。要するに、いやだったのよ」 結局、同じカトリックで吉祥寺の教会に一緒に通ったり

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #7

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #6

          私のHPからの引用です。(2015年2月23日) 音楽教室クラス退学!? 素晴らしき先生方 その教室の五年生のクラス分け試験の時、クラス別に結果が張り出されるのですが、見に行くと今までいたクラスに名前がない!一番下のクラスにもない!もう辞めるしかない...とすごすご帰ろうとしたら、ピアノの井口基成先生の息子さん(当時の同級生)が、「名前、一番上のクラスにあるよ!」と教えてくれました。 久保さん:「そんなわけないじゃないって。落ちたと思ったら本当に一番最初に名前が乗ってた

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #6

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #5

          私のHPからの引用です。(2015年1月27日) 音楽教室の試験と母の機転 小学校4年の頃、村山先生の勧めで、斉藤先生の主催されている子供のための音楽教室を受験することになった久保さん。 「誰でも受かりますよ」という村山先生の言葉をそのまま受けとめ、引っ越しと重なった本試験を受験しませんでした。 軽く考えていたので、追試に行った時、受験する子供が50人もいるのにまず驚いてしまいました! さらに試験を受けに来ていた子供たちが皆、ピアノの重音(和音)の聞き分けにたやすく答え

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #5

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #4

          私のHPからの引用です。(2015年1月16日) 良き師との出会い 中学1年の時、村山氏の紹介でイスナール氏に師事することになりました。通常同じ先生で週2回のレッスンをするところ、当時大変忙しかったイスナール氏、生徒は2週間に1回しかレッスンが受けられなかったそうです。ところが、村山氏は「陽子ちゃんを完全にイスナール先生にお任せしたい」と申し出ました。 才能のある生徒は自分の手元に置いて自分で育てたいもの。それを村山氏は「才能があるからこそ、自分ではなくイスナール先生に」

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #4

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #3

          私のHPからの引用です。(2014年11月1日) 母と娘 努力の日々 小学校3年生になった久保さん、折田氏の紹介で、小野アンナ氏に出会います。 久保さん:「初めて学校に行った時にね、暗い部屋から出てきたアンナ先生が魔法使いに見えて、きゃーっと叫んで外まで逃げたの!」 そんな小野氏に「明日発表会だから見に来なさい」と言われて見にいった発表会のレベルの高かったこと!それもそのはず。皆さん小さいときから英才教育を受けてきた子たち、その差は歴然でした。ご本人はあっけらかんとさ

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #3

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #2

          私のHPからの引用です。(2014年9月21日) ヴァイオリンを弾くように仕組まれていた運命 その「カンカラヴァイオリン」で練習していた5歳の時、当時人気を博していた「石井みどり舞踊団」が沖縄公演に向かう途中、台風の影響で奄美大島に停泊したことがありました。そこにヴァイオリンの名手、折田泉氏が同乗しているのを知ったお母様が、お父様を急き立て、「どうか一度、娘のヴァイオリンを聴いていただきたい」と頼んだところ、快く引き受けた折田氏。久保さんのヴァイオリンを聴くなり 「この子

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #2

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #1

          私のHPからの引用です。(2014年9月21日) ヴァイオリンとの出会い 久保陽子さんは、1943年占領下の奄美大島(奄美大島は1945年から1952年までアメリカの統治下にありました)で薬局を経営する傍ら、ヴァイオリン演奏を楽しむご両親のもとに生まれました。 久保さんとヴァイオリンとの出会いは、3歳の頃。 家事の合間に練習するお母様が練習中に間違えたり詰まったりすると、それを毎日聴いていた久保さん、 「おかあさん、こうよ!」 とメロディを歌ってみせるようになりました。 驚

          ヴァイオリニスト 久保陽子物語 #1

          バッハ 14/2/2024

          こんにちは。久保陽子です。来月の演奏会に向けて、バッハの無伴奏ソナタ3番に向き合っています。特に最初のAdagio… 曲全体を支配する付点のリズム。正確にリズムを奏でても全くバッハの音楽と遠くなり、三連符に近いゆったりと、そうAdagioで感じることにより、深い広がりを感じています。

          バッハ 14/2/2024

          原点回帰 8/2/2024

          こんにちは、久保陽子です。今年は原点回帰で、無伴奏の作品に向き合ってまいります。 文京楽器のサイトです。 https://www.bunkyo-gakki.com/events/detail/157

          原点回帰 8/2/2024