ちょろす

はじめまして。関東在住の兼業主婦。 初めてフィクションものを執筆中。 活字が大好き。書…

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はじめまして。関東在住の兼業主婦。 初めてフィクションものを執筆中。 活字が大好き。書けるときに書きます。 大胆で小心者

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アオのこと抱きしめたかった

いまから書くことは、私の特別良く知る人の話ではない。 彼女のことは良く知らない。 名前とご主人と娘さんと息子さんがいること。 とても仲の良い家族でいつもみんなで一緒にいて、日溜まりのようなそんな人たちの話。 彼女との共通点は下の子が幼稚園から中学卒業まで同級生だった。我が家は女子で、そこの子は男子。 アオと呼ばせてもらう。 私達は子供の母親として知り合い、お付き合いをしていた。会えば挨拶を交わして、たまに話はする。 いつもニコニコして明るくて活発。誰からも愛される人柄で 、

    • 欲求~4(創作話)

      朝起きたら夫の姿はなかったが、洗面所に歯ブラシと髭剃りが無造作に置かれていた。 浴室を開けるとまだ生暖かく、誰かがシャワーを使った事がみてとれた。 タクシーで帰って来てまた家を出たのか。はっきりわからなかった。 イベント関係の仕事をする夫は繁忙期には土日はない。 私は、キッチンのやかんでお湯を沸かしながら、メールを打った。 「おはよう。お疲れさま。あかりが大学ではなくデザイン関係の専門学校に行きたいと言っています。」 数分後、返事がきた。 「本人がそう言ってるならいいんじゃ

      • 攻撃~3(創作話)

        推しの熱愛。 いつかそんな日がくることを覚悟していたつもりだった。ウソだった。私の推しはファンだけを愛し、見つめてくれている。 僕は君たちのものだと、悲しませることはしない。 アイドルはファンしか愛さない。 そんな不埒であり、確信のないものを私は信じていた。 家に戻り、スマホで女を調べた。 出身地、年齢は23歳。身長158センチ。子供の頃はアナウンサーになりたくて、上京したら原宿でスカウトされた。バラエティー中心に活躍して歌うし演技もする。 インスタに飛ぶ。 今日のファッショ

        • 創作?小説?

          こんばんは 初めて、創作話?小説?みたいなものを書いています。 推し活にとち狂って崩壊していく主婦の話。 最初は二章まで書いてnoteにあげたのですが、続きを書くうちに辻褄が合わなくなったり、年齢設定がおかしかったり、登場人物の呼び方だとか細部までこだわりが出てきてしまって、直しに入りました。 書いて書いて書いている最中ですが、とても楽しい。 言葉が出てこなくて苦しいこともあるけれど 私が作り出した人物達が、とんでもないことをしたり、思ったりすることが楽しいのです。 私は

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        アオのこと抱きしめたかった

          熱愛~2(創作話)

          お金を、家のお金を大量に使い込んでしまった。今日は仕事が休みだから証拠隠滅をしないと。 それから全財産の確認。 まるで泥棒が入ったかのように、引き出しという引き出しを開けていく。 引き出しをひっくり返して、誰もいないうちに通帳を確認しなきゃ。 計算した。150万使い込んでいる。 ファンクラブ、遠征費、グッズ代金、CD、 ブルーレイ、雑誌、本、あとは推しがCMしている食料品。シールを集めると限定のプレゼントが当たるから、買い占めたんだ。ライブを思い出す。私と推しが両思いになれ

          熱愛~2(創作話)

          転落~1(創作話)

          夜更けに娘がスマホを熱心に見ていた。 何してるの? 「読み物。」 「どんなの?」 「推し活にとち狂った主婦が崩壊していく話 」 思わず黙ってしまった。 推し活 とち狂う 崩壊 おもしろそうだなぁ。 私は妄想してしまった。 転落1(創作話) 私が推し活を始めてから5年が経った。 当時16歳で3人組でデビューした推しは26歳になった。私のちょうど20歳年下。 あのあどけない表情をした少年は、大人の顔つきとなり益々私を魅了させた。 ここ最近ではテレビで見ない日はない。 推しを知

          転落~1(創作話)

          自信なんてないけど歌ってみる

          ビックリしている。 自分の人生で、第二章といわれる年齢になって人前で歌を歌うことになるとは。 そんな日がくるとは。ママさんコーラスサークルに入会した。 メンバーは子供の中学校のOBの集まりで、学年は違えど知っている人も多いので、手を挙げた。 コーラスサークルとは別のOBのライングループがあって、私はそこに残っていた。 時々動きがあり、普段は既読をつけるか、 「ありがとうございます」 「よろしくお願いします」 「楽しみにしています」 これでクリアしてきた面倒くさがりの私の元に(

          自信なんてないけど歌ってみる

          口コミは書くべきか

          noteを始めてもう1ヶ月だ。 今のところ、コンスタントに続けられてはいたけれど、私には向いていないかもしれない。何かを考えることが常になってしまうと他のことができない。また落ち着いたら書こうかな(勝手にしろ) 何年か前に、運動不足でムシャクシャしていたので、息子とスポーツクラブに入会した。ふたりで座って説明を聞きながら、入会手続きの記入をしているとき 「これ、やめるな」と思った。 全然ワクワクしない。だるい。 見渡してみるとマシンが並べられていて、男性が圧倒的に多かった

          口コミは書くべきか

          困ったら言って

          本当に飲みすぎたらいけない。 いつもそう思っている。 芸能人がXで思いの丈を綴り、翌朝あれはお酒のせいでして!と言っている。 有名人でもなんでもないのに、わかる!と思ってしまう。 そして今宵、私は酔っぱらっている。 元々お酒がすごい好きというわけではなかった。 毎日飲むようになったのは 完全にコロナ渦のせいだ。 何事もなかったように生活しているけれど、大変な日々をそれぞれが送っていた。 とにかく何かを書くということでストレスを発散している私にとって、コロナに罹患し生活を

          困ったら言って

          noteをはじめたこと

          気がついたら毎日のようにnoteを書いている。 ペース配分しないと、飽きてやめるか忘れていくかのどちらかになりそうなので、 これを書いたらペースを落とそうかなぁと思う。 そもそもnoteを書こうと思ったきっかけは X(Twitter)にはまり出した私を見た娘にnoteでも書いてみたら? と言われたのがきっかけ。 noteというものを知っていたし、noterさんと呼ばれる人達の達筆で文才があり、センスの固まりみたいな文章を時々読みながら、無理だよな と思っていた。 子供の手

          noteをはじめたこと

          実は私○○なんです会

          コロナ渦でリモート飲み会が流行った頃、 ネタもつき、酒にも飽き、それでもなんとか話題を続けなければいけないことにも飽き、 自分が画面越しに映っていることにも耐えられなくなってしまった。 そもそも外に出られないんだから おのずと話すことも減ってくる。 そんなときに友人と二人、ちょっと違う飲みをしようよ! と相談をしてリモートで '実は私○○なんです発表会; をすることに決定した。 長い付き合いだけど、話していないことはたくさんあるはず。 どーでも良すぎて言わなかったこともあ

          実は私○○なんです会

          表現者

          高校生の書くnoteを読んでしまった。うまいな。 わかっていた。 昔より遥かに情報化社会の現在。 本や新聞しか読めなかった時代の私達とは違い、手軽にスマホで何でも読むことができる。 触れることができる。 情報も溢れ返っていて いまどこぞの誰かが何を感じているかさえもわかる。 それが嘘だろうと本当だろうと信じてしまえばこっちのものだから。 今朝夫と表現者(物書き)について話をする機会があった。 夫自身が表現者なので、聞きたいことはたくさんあった、 その反面絶対に知りたく

          本音の居場所

          私がX(Twitter)をやっていて思うのは、ツイートの内容が、飾り物にしたいか吐き出して流してしまいたいかに分かれるということだ。 そして、起こった事を残すか、その時の感情を残すか。例えば今日はこんなことがあったと残すのか、 とても嬉しいことがあったかを残すのか。 日記のかわりにしたり、心の整理をしたりと使い方は自由。自分の呟きに陶酔する人や感情的になる人。 私は陶酔したり感情的にもなる。感傷的にもなるので厄介だ。 ハッピーな時はハッピーを出しきり、ネガティブな時はネガ

          本音の居場所

          あなたと私の推し活

          界隈は違えど会えば推しの話で盛り上がり、カラオケにこもってBlu-ray鑑賞。 写真やらグッズを見せあって ひたすら盛り上がれるオタク友達と会ってきた。 いわゆる''推し活''で、また友情を深めている。 元々、学生時代からの友人で数十年のお付き合い。 部活の仲間なので、集まるときは数名で会っているけど、ここ最近は推し活目的で二人で会うようになった。 彼女に天界から王子様が降りてきたとき、 私はメルカリの鬼となって、断捨離に精を出していた。 何かにとりつかれたように、いらな

          あなたと私の推し活

          天才嫉妬する

          小説家があれこれマイルールを話すという本を読んでいる。 20名の作家が出てくる。 好きな作家さんが出て話をしている。 何冊か読んだことのある作品。 全く知らない作品。 過去に読んだことはあるけど全く内容を覚えていないなどなど、最近は読書もサボっているので取っ掛かりとして読んでみた。 その中で他の小説家に嫉妬するのか? というものが興味深くて面白かった。 小説家仲間が賞の候補者になったときに 「いま、池のほとりにいて飛び込もうとしています」 と連絡をしたという話。そんな人い

          天才嫉妬する

          正す

          私は中学2年生まで「フランシスコ・ザビエル」を「フランシス・子ザビエル」だと思っていた。 フランシス・ザビエルという父親がいて、その子供だから「フランシス・子ザビエル」。 お父さんが「太郎」で、その子供が「小太郎」。そのノリだと信じて疑わなかった。 さらに、明治時代のイギリス人作家「ラフカディオ・ハーン」は「ラフカディ・オハーン」という中東人だと思っていた。 人は正すことで、成長していく。 そんな事はおいておいて。 何か勘違い発言をした時に 「それは違うよ、間違っ