部屋の日当たりが悪くて悩んでいる時の対処法
マイホームを新築したが思ったより室内が暗い、南側に建物が建って部屋が暗くなった、春から秋は気にならなかったのに、冬になって部屋の暗さが気になり始めて憂鬱、など日当たりに関する悩みは人それぞれだろう。この記事ではそんな悩みに対する対処法を紹介する。
1.リフォーム、またはインテリアを工夫する
簡単なもの、現実的なものから順番に箇条書きにする。
照明を増やす(間接照明を増やすとおしゃれな空間になる)
観葉植物を置いて部屋の雰囲気を良くする
窓付近に鏡を置いて光を反射させる
家具を背の低いものにする
部屋の壁紙や床、家具の色を白くする。
天窓を付ける
窓を増やす
太陽光照明を導入する(スカイライトチューブ、太陽採光システムひまわり等)*太陽の光を部屋に運んでくることができ、一般住宅でも採用できる。太陽採光システムひまわりに関しては、展示場に実際に行って確かめた。見た目は普通のダウンライトのようであった。朝から夕方にかけて太陽光の色や光量の移り変わりを楽しむことができる。集光器1つとその他もろもろ買いそろえると79万~127万円(ケーブルの長さによって値段は変わる)。
★スカイライトチューブ https://www.skylighttube.co.jp/
★太陽採光システムひまわり https://www.himawari-net.co.jp/人工太陽照明をつける(Coelux, misola等)*イタリアのCoeluxは日光の差し込みまで再現しており、本物の青空のようで開放感がある。三菱電機のmisolaは後発品で、日射の再現度はCoeluxに劣るが、部屋全体を明るくする実用的な仕様になっているそうだ。両者とも非常に高額で、どちらかというと商業施設やオフィス向けだ。もう少し安価になって、一般家庭でも幅広く利用できるようになってほしい。
★coelux https://laforet-eng.com/coelux
★misola https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/lighting/products/fixture/misola/index.html
2.考え方を変える
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読んで、薄暗い部屋の陰影の中に美を見出せるように、美の捉え方を変える。古き良き日本家屋における美意識について書かれており、「日本座敷の美は全く陰翳の濃淡に依って生れている」と主張している。
家は目と肌と心を落ち着ける場所、日光を浴びるのは外だけと割り切って考える。
洗濯物を乾かす方法は外干しだけではない。浴室乾燥や乾燥機を使った方が簡単便利でプライバシーも守られると割り切る。
日当たりが悪いことのメリットに目を向ける
- 肌や家具、本が日焼けしない。お気に入りの絵画も劣化しない
- 夏涼しい
- 家賃が安い
- お気に入りの照明を長い時間楽しめる日当たりの良い部屋のデメリットを知る
- 肌や家具、本などが日焼けする
- 直射日光のもとでは読書やパソコン作業等がしづらいので、日当たりがよくても結局カーテンを閉めることになる。
- 日光は常に安定しているわけではない。照明をつけた方が部屋の明るさが安定する。
- まぶしい部屋にいると疲れる。落ち着かない。
- 季節によっては遮光をしないと部屋が暑くなる
- 南向きの物件は家賃が高い人と比べない
インスタの家アカをみていると素敵な家がたくさん出てきて自宅とくらべてしまう。落ち込んでしまうので極力見ないようにする。100点の家などない。今住んでいる家の良いところに目を向ける。
日当たりが悪いというデメリットばかりでなく、立地が良かったり設備が良かったり、必ず良いところがある。ぼんやり頭の中で考えるだけでなく、自分が住んでいる家のメリットを具体的に書き出してみると効果的である。
3.行動パターンを変える
午前中に日光浴をするようにする。近年の住宅に使われている窓ガラスは紫外線をカットするものが多いので、日光浴は窓越しではあまり効果がない。日当たりが良い部屋に住んでいても、外に出て日光を浴びる必要がある。ただし、紫外線を浴びすぎると良くないので注意する必要がある。公益財団法人 骨粗鬆症財団によると「夏なら木陰で30分、冬なら手や顔に1時間程度、日に当たるだけでじゅうぶんです。」だそう。
午前中は日当たりの良い公共施設で過ごす。(公園、図書館、ジムなど)
午前中はランニングやウォーキングをする。体と心はつながっている。体を元気に動かすと心も元気になる。
午前中は日当たりの良いカフェで過ごす。
4.引っ越す / 二重拠点生活をする
色々試してもやっぱり気になるのであれば引っ越すしかない。引越しが難しければ、二重拠点生活をするというのもアリだ。田舎の日当たりの良い中古物件を安く買い、週末のだけそこで過ごすという方法だ。とりあえずもっと気軽に別の家に住んでみたいという場合は、多拠点生活サービスADDressを利用するという選択肢もある。ADDressは「全国で田舎暮らしやワーケーションを楽しめる住まいのサブスク」である。(公式ホームページ https://address.love/ より引用)お試しで1か月だけ利用する場合は月額55,000円で、最低契約期間90日の基本プランは月額44,000円である。空き家を上手く活用したサービスで、初期費用や光熱費は月額の料金に含まれており、Wifiや家具家電などもそろっているので、引っ越しよりもハードルが低い。
さいごに
以上、部屋の日当たりが悪くて悩んでいる時の対処法を紹介した。くよくよ悩んでいても仕方がないのでうまく気持ちを切り替えていこう。この他にもおすすめの対処法があればぜひ教えていただきたい。
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