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JIS配列かUS配列かはたていすかんで考える

最近、キーボードを新調した。

小さくコンパクトで65%キーボードと呼ばれるものらしい。

キーキャップの色に一目惚れして購入してしまった。

このレトロな感じに惹かれた

買ってから気が付いたけど、初めてのUC配列のキーボードだ。

いわゆる、英語配列というやつだ。

家にあるやつや職場で使っているPCは全てJIS配列でいわゆる日本語配列というやつだ。

いったいどう違うのか何も知らずに買ってしまった。

バカだ。

買ってから色々と調べてみた。

こういう配列の種類があることは前から知ってはいた。

具体的に何が違うのか。

まず、キーに刻印されている文字が違う。

US配列はアルファベットと記号が刻印されたシンプルな見た目。

JIS配列はアルファベットや記号に五十音がひらがなで刻印されている。

今まで意識してこなかったけど、US配列を見てからJIS配列を見るとすごくごちゃごちゃしている。

自分がUS配列を買って気に入ったから今までお世話になったJIS配列を批判するのは良心が痛むが、はっきり言ってJIS配列の刻印はダサい。

ひらがなというのがダサい。

ダサいというか美しくない。

そもそもこのひらがなを活用した事がない。

かな入力という事をしたことがない。

なぜか学校ではアルファベットでの入力を教わる。

アルファベットを覚えさせる為なのか、それが世界基準だからなのかはよくわからないけれど、ならJIS配列なんていらないじゃん。

かな入力をしている人を見た事がないけど、きっと少数派だよね。

なのに美しさを犠牲にして五十音を刻印する必要があるのか疑問だ。

でも、あいおうえ以外の文字を打とうを思うと必ず2キー以上押す必要があるローマ字入力よりも五十音を1キーで入力できるかな入力の方が極めると早く打てる気がする。

でも今更五十音のキー配置を覚える事は無理。

50個もキーを記憶できない。

ローマ字入力は母音の場所と子音の場所さえ覚えてしまえば後は組み合わせで入力できる。

効率は悪いと思うが、これで習得してしまったのだからもう後戻りは出来ない。

「あ」がどこに刻印されているのか覚えているだろうか。

何も見ずに正解出来た人は割と変態だろう。
正解は「3」のところに刻印されている。

試しにかな入力であいうえおを入力しようとすると「3E456」とキーを押す必要がある。
以外と密集していた。

他の行もある程度密集している。

よく観察してみると面白いね。

でもローマ字入力に不便を感じないのでかな入力の出番はない。

他にUS配列とJIS配列の違いは、キーの形が少し違う事。

JIS配列はエンターキーがでかく、変な形をしている。この逆L時のエンターキーを今まで変と思った事はなかった。
当たり前だと思っていた。
でもこの変な形である必要性は感じられない。

US配列のエンターキーはキー2つ分ぐらいの横長のキーになっている。
特に押しにくいとは感じない。
これで良い感がすごい。
見た目もスッキリしている。
誰だエンターは逆Lにしようとか言い出したやつ。

あとはバックスペースがJISは他のアルファベットキーと同じサイズだけどUC配列はキー2つ分の横長で押しやすい。
僕のようなタイプミス量産型の人間はバックスペースを押す機会が多い。というか一番押す回数が多いかもぐらい押す。
だから大きいことは正義だ。

他にはJIS配列には半角\全角キーや変換、無変換キーがあって便利だけど、それがUS配列にはないというのもあるらしい。

でもUS配列でもFnキーと別のキーの組み合わせ等で全角\半角キーと同じ事が出来るので問題はない。ややこしいが、androidのスマホならFnキー+Escキーで切り替えが出来る。
WindowsならFnキー+Altキー+Escキーで切り替えらる。

少し面倒だけどそんなに頻繁に切り替えないので、僕にとってはなんの障害にもならない。

むしろ無駄な同時押しをかっこよくさえ感じる。

記号キーはJISとUCで配置が違う事もあるが、アルファベットの位置は同じ。
だからローマ字入力で文字入力している人はなんなくUC配列に浮気が出来るのだ。

そしてUS配列が世界基準。

これはもうUS配列を極めるしかない。

極めるとは何をすれば極めたというのかは謎だが、僕はもう浮気をしてしまい、虜にされている。

すまんJIS配列。
今までありがとう。
僕は井の中の蛙だったよ。
職場では使うからそれで我慢しておくれ。
僕はアメリカにかぶれます。

JISやらUSやら調べているとQWERTY配列というやつがあった。
スマホの設定とかでたまに目にするやつ。

これはただQの列を横から順番に読んだだけ。
英語圏ではこの並びが標準的なんだそう。

これ以外の配列を見たことがない。

このQWERTY配列をJIS配列の五十音刻印で表現すると「たていすかん」となる。

たていすかん。

なんの感情もわかない単語だ、たていすかん。

たていすかん配列は流行らんだろうな。

舌を噛みそうだ、たていすかん。

不思議な言葉、たていすかん。

はいご一緒に、たていすかん。

US配列かJIS配列か迷うなぁという人がいれば、QWERTY配列か、たていすかん配列かと考えてみて欲しい。

きっとUS配列を選ぶだろう。

だってダサいものたていすかん。

意地を張らずにQWERTYにしよう。

世の中には知らない規格が多く存在している。

知る事でより好きになる。

慣れているモノが正解とは限らない。

たまたまUS配列が僕の手元に来た事は偶然ではない。きっと僕はUS配列にハマる運命だったのだ。

さよなら、たていすかん。

君の事は忘れないよ。
たていすかん。

これらのたていすかんもローマ字入力で打っているのでわけがわからん事になっている。TATEISUKANN。11回キーを叩く。なか入力なら6回で済む。
この差は以外とでかいそうだ。
でもたていすかん。
響きがよくない。
却下。

そもそもどうやってかな入力にするのかもよくわからない。

よく使う道具なのに知らない事の方が多い。

こうやって僕は順調にキーボード沼にハマっているのかもしれない。

沼というのはハマってみないとそれが沼なのかどうかわからない。
沼とわかった時にはもう抜け出せない。
怖い。

では新しい友のUS配列君と遊んでくるのでこのへんで。

ではまた。

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