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詐欺られそうになった話

クラウドソーシングサイトにて、詐欺被害にあいそうになりました。契約を途中終了して実際に金銭的な被害はありませんでしたが、不安で不快な思いをしました。自分サイドにも落ち度があったと思います。自戒の思いを込めて共有します。

時系列で整理すると
1、「企業のホームページを評価する簡単な作業」ということで案件に応募すると、メッセージアプリに誘導される。
2、仕事の詳細は企業のホームページを利用し、実際に商品をワーカーの名前と住所を使って購入するもの。ホームページの使い勝手だけでなく、梱包状態の確認の作業も促される。
3、スプレッドシートにて確認作業するサイトURL一覧があり、数は約30。商品代金は500円~5000円と幅広く、合計で50000円以上。

まず、ワーカー名義で商品を購入させるのはクラウドソーシングサイトの規約違反です。
このまま作業すると偽URLにて企業を語るサイトに誘導され、名義や個人情報を開示させられ、悪用される恐れがあります。つまり、フィッシング詐欺。
「商品代金を立て替えれば謝礼を上乗せする」との提案もありましたが、クレジットカード情報を盗られる恐れがあります。

4、マニュアル内に「当クラウドソーシングサイトにて9000名以上が作業完了している」と記載があったが、クライアントのプロフィール上そのような実績はなかった。
5、発注者に否定的な評価をしたワーカーに対して「自分勝手なワーカーです。とんでもない言い訳をしてくるので気を付けて下さい」と記載があった。
6、契約を途中終了リクエストした私に対しても「そちら様がそのようなことをおっしゃるのであれば、当方も風評被害を防ぐために顧問弁護士と相談させて頂きます。
なお調査にかかる費用等も請求させて頂きますのでご了承くださいませ。
○○法律事務所が対応させて頂きます。」とメッセージがあった。


以上より、かなり詐欺の可能性が高いと考えます。

【わたしの落ち度】
1、クラウドソーシングサイトでは、サイト外でのメッセージ等のやり取りを基本的に禁止しています。申請が許可された場合のみ可能ですが当案件は申請が許可されていませんでした。ここを見落としてメッセージアプリにまんまと誘導されてしまいました。ちゃんとみたら申請が許可されていないことに気づきました。

2、仕事の詳細は丁寧なマニュアルが添付されていました。カラーで写真やイラストが多く、FAQ などもあり、それなりに時間をかけて作られた印象でした。これを信じてやり取りを続けてしまいました。

3、商品を実際にサイトにて注文してしまいました。電話にて注文のキャンセルを依頼し、間に合わなかったものに関しては返品しました。DMの拒否にも時間と手間がかかりました。

おそらく私が注文してしまったのは本物のサイトで、スプレッドシート内に偽サイトが紛れ込んでいたのではないかと思います。とはいえしばらくはクレジットカードに身に覚えのない請求がないか気を付けないといけないなと。

私が契約終了したあとも、別の方が同じ案件に関して詐欺の疑いがあるとその根拠についても詳細にコメントしていますが、それに対しても「かなり上から目線で話をしてくる。 意味のわからない発言をし、自分が正しいと勘違いをしている。 社会人としてのモラルがない こういうワーカーは消えた方がいい」
「コミュニケーションが取れない人。忙しいらしいから案件は対応できない」
などと記載がありました。
後ろめたくないならそのようなワーカーと契約しなければいいだけの話。相手を虐げるような発言をする方とは仕事をしたくないですよね。

この案件ですが、クラウドソーシングサイトにて本部から募集停止にさせられていました。ですが恐ろしいことに、全く同じ内容で別のクライアントが仕事を発注しているのを見つけました。アカウントを替えて同じ人物が行っているものと推測されます。

顔の見えないやり取りの怖さを思い知りました。今まで慎重にネットの中を回遊してきたし、クラウドソーシングサイトもある程度身分が保証されるユーザーしかいないと思っていました。自分には詐欺なんか関係ないと思っていました。

これからはより慎重に、個人情報を守っていきたいと思います。この記事が詐欺被害から誰かを守れたら私も救われます。

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