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12年付き合った彼氏と別れた話④

次の日、このまま長引かせるのはダメだと思い、「昨日の事で話したいんだけど、今日空いてる?」とダイくんにメッセージを送りました

しばらくして、「仕事終わりなら会える」と連絡が来たので、ダイくんの仕事終わりにファミレスで話し合いをする事になりました。
自分だけでは思った事を伝えきれないと思い、友人(前回出てきた友人。これからはソン太と呼びます)も呼び3人で話をする事になりました。

ファミレスに着き先に来ていたダイくんを見ると、バツの悪そうな顔をしていました。
「昨日のタバコの件だけど、このまま流すのはよくないと思う。ちゃんとダイくんの口から聞かせて欲しい」

ダイくんは顔色を伺うように話し始めました。

「昨日ソン太が言った通り…タバコは大学時代の友達が吸ってたから流れで一緒に吸い始めた。まゆみと遠距離で中々会えなくて、寂しさを紛らわす為に吸ってたんだ。まゆみとの予定が決まると、会える日までは楽しみでタバコを吸う気にならなかったから吸わなかった。すぐに言わなくて、ごめん。

でもさ、俺はちゃんとまゆみに話すって言ってたよ。昨日不意打ちで言われたからこうなったけど、俺はずっと話そうと思ってたのにコイツが先に言ってきて…」

つまりダイくんは、私と会えない時に吸っており、会う予定が入ったら予定が決まった日から会う日まで吸ってなかったそうです。会う時に匂いで気づけなかったのはこれか…と思いました。
ダイくんはソン太を横目で見ながら、ソン太は申し訳無さそうに隣に座っていました。

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