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【MTG レガシー?】 「プレインズウォーカー、父になる」その7/島魚ジャスコニア=ステイシス!!! 【甲鱗さまの日に向けて】

1.今日、ご紹介するものが本当に「デッキ」なのかは、僕にもわかりません。とにかく、努力はしてみました。7月6日は《甲鱗さま》の日!!!

みんな大好き
7/6
キミのアイスエイジ版《甲鱗さま》と
この7版フォイル《極楽鳥》をトレードしないか?

名高い《氷河期の災厄》=《甲鱗のワーム》。多くのプレイヤーに親しまれるこの御方を象徴する7月6日は「マジック」界の元旦です。ただし、今日はまだ、6月8日。みなさんは《甲鱗のワーム》の天敵と恐れられた、太古のクリーチャーをご存じでしょうか。

なんてキレイな眼なんだ……

《島魚ジャスコニアス》!!! 6/8という《甲鱗のワーム》を狩るためだけに選り抜かれたようなパワーとタフネス……シンプルな《甲鱗さま》とは真逆に、古典哲学の域としか言えない、扱いにくすぎる能力。まさに“相克”の関係です。「タイプ甲鱗」でこいつを高い壁として繰り出せば、盛り上がること間違いなし!!!

「タイプ甲鱗」は
《甲鱗のワーム》を活かすという
一点のために生まれたフォーマット
《甲鱗のワーム》で勝つ条件を満たせば、何でもあり
これは、代表的な大技
「ドラマティック・甲鱗」のキーカード

「《甲鱗のワーム》VS《島魚ジャスコニアス》」!? アツいぜ。7月6日の「《甲鱗さま》の日」が元旦なら、6月8日の「《ジャスコニアス》の日」は大晦日といっても過言ではないですからね!?(過言)

……で。ふと、考えてしまったワケ。
「レガシーの膨大なカードプールを駆使し、全力で《島魚ジャスコニアス》をサポート(=介護)していけば、どんなデッキが生まれるのか」
今日の記事に限っては、禁じ手無し。どんな高額カードも《ジャスコニアス》を活かすためなら使い放題。それでは、実験を始めましょう。

「狂っていた」

2.まず、誰でも最初に思いつくデッキがあります。「ジャスコニアス・アンド・テル」。

《島魚ジャスコニアス》はマナ総量「7」という超重量クリーチャー。こいつを高速展開するために、もっとも手っ取り早い方法が、同じ「青」の《実物提示教育》を使うことでしょう。たとえば、《水蓮の花びら》+《古えの墳墓》なら、1ターン目の強襲も可能。
《ジャスコニアス》を“戦場に出すだけなら”、実に簡単。ただし……《実物提示教育》はマズイです。《島魚ジャスコニアス》は、早期に戦場に出す意味が信じがたいほど薄いクリーチャー。そこをまず、認めないといけません。
初撃は、良いのです。2ターン目、6点パンチ! 厳かでありながら、華々しい……。

対戦相手が《島》をコントロールしてないと
殴れないけどな?

ここで改めて、《島魚ジャスコニアス》の能力を確かめてみましょう。
「アンタップステップにアンタップしない。アップキープの開始時に青青青を支払えば、アンタップする」
……キツゥイ!!! 次に攻撃準備が整うのは、何日後!!?
さらに、「あなたが《島》をコントロールしていないとき、生け贄に捧げる」(最新のオラクルによる)という条件もツラいです。
上記の最速パターンなら、出現と同時に、陸に打ち上げられて、即死!!! アリガトウ……ゴザイマシタ!!!

いわゆる「生息条件:島」
《ダンダーン》。キミもだ

ただでさえ《実物提示教育》は対戦相手にもパーマネントを戦場に出す権利を与えてしまうカード。同系「ショーアンドテル」や「リアニメイト」系が情け容赦なく以下のカードなどを選んできたら、プレイヤーも泡を吹いて、生息条件を満たせずに死んでしまう。

ちなみに早期決着型だと、次のカードをあてにしていたのですが。テキストを読み直すまでは。

条件を満たせば、巨大な海産物を毎ターン0マナで投下できる、一風変わった部族サポート《ウーラの寺院の探索》。書かれている部族は、「クラーケン」「リバイアサン」「タコ」「海蛇」。以上。
……「魚」は? まさか……サポート外?!!

いまからでも
「リバイアサン」ってことにならんか?

それなら《満潮》を全力投入し、チェーンコンボでマナを増幅しつつ、《島魚ジャスコニアス》着水を決める「ジャスコニアス・ハイタイド」は? 波力を増幅させて《ジャスコニアス》に繋げるというフレーバーは美しいが……。

祝、再録

いや、ダメ。仮に手札の全てを費やして召喚できても、攻め手が続かずにターン終了では……。同様の理由により、「リアニメイト」で文字通りに《島魚》の一本釣りも「✕」。あとは《生き埋め》で3枚同時に墓地へ落とし、「続唱」→《死せる生》で一気に揃える「ジャスコニアス・アライブ」くらいしか……。

キレイな眼をした3体の《島魚ジャスコニアス》が次々と対戦相手の顔面に飛びかかる絵面は、たしかにクッソ面白いが……低マナ域を使えない「続唱」デッキの特性で、加速に《暗黒の儀式》を使えないのがなぁ。
脳内シミュレーションで、最っ高に都合がいい展開を考えても、なお正気と思えないほど遅いし、動作がまどろっこしい! その上、仮に耐えられたとき、3匹ともアンタップできないせいで、美味しい冷凍マグロ×3になるだけ。
除去1枚かブロッカー1体で戦略が瓦解するので、しょせんは一発芸か……などなど。

早い段階で結論は見えていました。速いデッキの強襲用に《島魚ジャスコニアス》はとことん適正が無さすぎます。
「アンタップごとに青青青マナが必要」という凄まじいテンポ損失が足を引っ張り、8マナを用意するかコストの踏み倒しだけで存分に暴れてくれる《甲鱗のワーム》よりも遥かに難しいです。別にアンタップ手段を用意する……もしくは、極めて遅いデッキなら。
戦場を制圧しきったあとに、悠々と着地を狙えるデッキといえば……重コントロール? それでも《ジャスコニアス》の超重量に耐えきれるとは思えません。それなら、このデッキ。「ステイシス=停滞」。

3.全トレーディング・カードゲームにおける、ロック系カードの祖《停滞》。それなのに、時代を越えた、簡潔でエレガントなテキストです。
「プレイヤーは自分のアンタップステップを飛ばす。あなたのアップキープ開始時に青を支払わなければ、《停滞》を生け贄に捧げる」

これを貼れば、お互いに時が停まる。
アンタップステップを失った状態で毎ターン、青マナを要求され続けるのが難ですが、維持する手段に個性を出せて、デッキビルダーの腕を問われる名カードです。
アンタップステップにアンタップできない《島魚ジャスコニアス》なら、マイナスとマイナスが打ち消し合うので《停滞》の影響が皆無! むしろアップキープに任意でアンタップする能力を活かせるかもしれません。パーフェクト……だ。

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ただし、マナが起きない《停滞》の影響下で、どうやって《島魚ジャスコニアス》の7マナを捻出するのか。
実は、解決のアイディアはありました。《停滞》の維持手段も数あれど、これを使うのはどうでしょうか。

《テフェリーの時間改変》。パーマネントをいったん追放し、再び戦場に出す「明滅」カード。その中でも《テフェリーの時間改変》ならではの特性が2つあります。

1、抜群に対象範囲が広い点。クリーチャーしか対象に取れないことが多い「明滅」系インスタントの中で、特にエンチャントを飛ばせるものは他の例が少ないです。

2、パーマネントが帰ってくるのが「次の終了ステップ」という点。
つまり、相手の終了ステップに《停滞》を飛ばせば、帰ってくるのは自分の終了ステップ。ターン開始時には無事にこちらだけ土地をアンタップし、一方的に潤沢なマナを構え直すことが可能になります。後半には、10マナ近い余剰を生むことも。

始めに試していたのは、この《テフェリーの時間改変》を《神秘の聖域》で使い回す型でした。

1人回しの感触は、なかなか良い……特定のパーマネントに頼らず、スペルだけで《停滞》の維持ができるのは、好みに合います。初期には使い回し用に《瞬唱の魔道士》まで入れていたのですが、そこまでの必要はなさそう。

ただ……余裕は少ないですね。マナ量にも手札枚数にも。
《停滞》の弱点は、《宿命》搭載型でもない限り、少しずつ土地を置かれていき、いずれは守りを突破されること。これを避けるために、対戦相手の動きを無理やり抑え込む手段も必要になります。

これが《宿命》
《停滞》と合わせれば、ほぼ完全なロック状態に
いかんせん、単体では弱く、重い
で。代わりをこの方に務めてもらうつもり
タッパー兼アンタッパー
マナもタップも要らないプレインズウォーカーと
《停滞》は相性がいいです

フーム。これだけでは、まだ動きがぎこちないですね。完成度を高めるために、もう少し情報がほしいところ。「MTG Goldfish」の出番です。

デッキビルダーにとって、真の意味での「ライブラリー」といえるのが「MTG Goldfish」。「マジック・オンライン」上での大会上位入賞リストのみならず、世界中の使い手が自慢のデッキを登録している、生きた知識の宝庫。
検索機能も充実しており、たとえば「Deck serch」の項目に行き、「Select a format」を「Legacy」、「Date range」を「2022~2023」、「Containing the following cards ...」に「《Stasis》」と入力すれば、1年ぶんのデータからレガシー対応型「ステイシス」のデッキリストを探せるというわけ。

その中に、ほぼ青単色、往年の「ターボ・ステイシス」を思い出させる、面白いリストがありました。それを参考にさせてもらいつつ、手に馴染むよう自分なりの調整を加え、最後に3枚の《島魚ジャスコニアス》もドンッ! できたデッキがこう!!!

《島魚ジャスコニアス》+「ターボ・ステイシス」。略して「ジャスコニア=ステイシス!!!」。「ターボ・ステイシス」とは《停滞》の維持に《吠えたける鉱山》を用いるタイプ。

そうそう、このイラスト!

お互いのプレイヤーが毎ターン、追加でカードを引く《吠えたける鉱山》。このカードでどうやって《停滞》を維持するかというと、デッキ内の半分のカードをあらかじめ《島》にしておけば、おおよそ常に1枚は《島》を引けるという仕組み。
いやー、理屈を知ったときはびっくりしましたね。賢い。
現代「ターボ・ステイシス」では《鉱山》の代わりにこのエンチャントを使います。《クルフィックスの指図》。

ほぼ《吠えたける鉱山》と同じ効果。ただし「瞬速」で相手ターンの終了時に戦場に出せます。隙が少なく、先に自分からドローできるのが強み。青いカードである点は《金属モックス》や《意志の力》のコストにできる長所でもあり、色対策が刺さる短所でもあり。

《クルフィックスの指図》+次のカードさえあれば、「デッキ内の半分は土地」という尖った構成にしなくてすむのが嬉しいところ。……これを知っている方は相当な「ステイシス」マニアとみて差し支えがないでしょう。《見捨てられた都市》。

《島魚ジャスコニアス》と同様に、アンタップステップにはアンタップしない代わりに、アップキープにコストを支払ってアンタップする風変わりな5色土地。代価は、手札1枚の追放。
《停滞》と合わせるために生まれたような土地で、《クルフィックスの指図》の追加ドローがあれば、簡単に永久維持が可能。

「MTG Goldfish」上のリストでもっとも感心したのが、1マナカードの全面不採用と《虚空の杯》採用です。

なるほど、《停滞》の死角は、置いたばかりの土地からマナを出されて、1マナ呪文を使われること。具体的には《停滞》を易々と破壊できる《赤霊破》や《紅蓮破》。危険なカードをマナ域ごと封殺する《虚空の杯》は理にかなっています。
一方で、《金属モックス》採用は僕のアイディア。

《停滞》は速いカードではなく、せめて3ターン目にはロック状態を完成したかったので。
また《日没を遅らせる者、テフェリー》の能力は癖が強く、相手の土地を縛ったときはこちらの土地をアンタップできず、《停滞》の維持に支障が出ます。青マナを出せるアーティファクトが自陣にあれば、拘束と維持を両立できるように。
3ターン目に《テフェリー》を出したあと、《島》+《金属モックス》をアンタップすれば、《対抗呪文》か《テフェリーの時間改変》で身を守ることもできますし。

擬似的にこちらの《テフェリー》と近い防御力に
《ドミナリアの英雄》のほうも《停滞》と相性よし
5マナはちと重くて、今回は不採用ですが

《停滞》+《テフェリーの時間改変》や、《停滞》+《クルフィックスの指図》+《見捨てられた都市》で時を停めつつ、できるだけ早期に、デッキの中核《日没を遅らせる者、テフェリー》に繋げるのが理想。

隙をみて、いったん《テフェリーの時間改変》で《停滞》の縛りを解き、戦場に貯まった自分の土地全てを自由に。
巨大な青マナから、満を持して《島魚ジャスコニアス》の召喚。タップ状態という永い眠りに落ちた対戦相手のクリーチャー群を無視し、攻撃開始。《ジャスコニアス》自身の能力か、《テフェリー》にアンタップしてもらえば、連続攻撃も可能。
なに? 対戦相手が《島》をコントロールしてないので、攻撃条件を満たせない?
《役割交代》で押しつけてください!

タイプ甲鱗の場合は
わざとタップ状態にした《ジャスコニアス》と
《甲鱗さま》をトレード
対戦相手の《甲鱗さま》で勝ちます

4.デッキそのものを構造レベルで特化させれば、《島魚ジャスコニアス》でも勝てる、戦える……と言いたいがために、ここまで猪突してきたのですが、う~む。
やはり今回は、僕の力負けのようです。

お気づきの方も多いと思いますが、これを《島魚ジャスコニアス》を活かしたデッキと言い張るのは強弁もいいところ。「《ジャスコニアス》“が”良い」のではなく、「《ジャスコニアス》“でも”良い」デッキになってしまっています。
「ステイシス」で完全制圧することが勝ち筋で、トドメ役のフィニッシャーとして無理やり《ジャスコニアス》を使っているだけだもの。どっちかといえば、フレーバー的にも能力的にも《テフェリー》のデッキなんだよなぁ……。

かなしい><
せめて部族が「リバイアサン」だったなら
はい。
あ、ズルい!!!

極端な話、《ジャスコニアス》じゃなくても良いのですよね。《停滞》下で自力アンタップが可能な青クリーチャーなら、たとえば《変異種》。青でなくても良いのなら「警戒」クリーチャー……《セラの天使》だって使えます。
言い換えれば、《テフェリー》でアンタップする前提で、あらゆるクリーチャーを採用可という謎の特性が。

「青」のフィニッシャーといえば
何でもできて、忙しい
一方で「白」といえば
このイラストもエキゾチックで、美しい

《テフェリーの時間改変》型「ステイシス」そのものは、まだまだ鉱脈が深そうで、研究を進めたいところ。
ともあれ、肝心の《島魚ジャスコニアス》を活かしきる……その点においては、今の自分の構築ぢからでは、この辺りが限界のようです。
もっと腕をあげたとき、また挑戦してみたいテーマなのですが。次は「ジャスコニアス=リビングデス」を試してみるか……やはり、3体の巨大魚がいっせいに飛びかかる絵面は捨てがたいし。

《死せる生》の元ネタですね
続唱デッキのように多色化の必要がなく、
《暗黒の儀式》から撃てるのが吉

娘たちよ……父は日々、こんなこと↑ばかりを考えているぞ?
今さらながら初心者の方のため、野暮を百も千も承知で解説を。《甲鱗のワーム》とは、愛のある冗談です。《島魚ジャスコニアス》も。

当時……第5版と第6版のコモンで収録されていた《甲鱗のワーム》はスターターの封を切れば、だいたい1枚は手に入ったカード。
貫禄にあふれたイラスト、威圧感のあるパワーとタフネス、そして壮大で印象的なフレーバーテキストから多くの初心者プレイヤーが「……最強カードを手に入れちまった……」と震えたのではないでしょうか。

実際のところ、小次元「セゴビア」よりも小さな初心者だけの世界では、《甲鱗のワーム》は最強に近い存在でした。
入れたいカードだらけで、お互いのデッキが100枚を越えるなんて当たり前。除去? それより、どんどん新手のクリーチャーを繰り出したほうが楽しい! 大味な攻防の末、土地も10枚以上に延びて当然ですから、何のハンデもない7/6クリーチャーは比類ない切り札だったのです。

もちろん、そんな時代は瞬く速さで過ぎ、「大きいだけで重いクリーチャーは、さほど強くない」と判れば、《甲鱗のワーム》はデッキから外されていきます。初心者を導くという役目を終えて。

最強の《甲鱗のワーム》。《氷河期の災厄》。あるいは《神》。「マリット・レイジ」とさえ比肩し得るもの。
8マナ7/6、能力無し? それがどうしたんだい、お若いの? カードとしての似姿は、本来の数十分の一を写したもので、初心者でも扱いやすいよう、《甲鱗さま》は慈悲をもって力を抑えてくれているんだよ。彼が本気になった瞬間、「ドミナリア」は再び全球凍結し、周囲の次元ごと氷に閉ざされるのさ……(ヤヤ・バラード調で)。
それなら、そんな超存在を一方的に狩る“神殺し”《島魚ジャスコニアス》とはいったい……? 

初出は「アラビアンナイト」で
実は《甲鱗のワーム》よりも古いカード
ちなみにこれは「サマーマジック」版
現在、150000円です

上に書いたことは全て、冗談。しかし彼らはかつて、本当に“最強”で“神さま”でした。
スターターの頼りない紙箱がそのままデッキケースを兼ねていたころ。カードプールを誰も把握しておらず、パックを剥くたび、新しい出会いに胸が熱くなったころ。
誰もが等しく初心者だった夜明けの時代。放課後に友人の家へと持ち寄った、ぼろぼろで“至高”のカードたち。彼らに神性が宿らないなどと、誰に言うことができましょうか。

「子供のときに一度見ましただよ。
迷ったときには親御のとこまで連れてってくれただ。
なんで今は助けちゃくれねえだ?
なんで家まで連れ帰っちゃくれねえだ?」

いまもネット上に残る《甲鱗のワーム》伝説。あるいは、物語。僕はこの壮大なジョークが好きです。
カードとしての弱さを嘲笑うのではなく、深い親しみと愛情を感じるからです。《甲鱗のワーム》や《島魚ジャスコニアス》が、それぞれのデッキで最強無比の切り札で、放課後の小世界を統べる神だったころの。

今回の「ジャスコニア=ステイシス!!!」も、そんなカードたちへの敬意を込めて組み上げたつもりです。手加減無しのレガシーの世界でも、言い訳抜きでチャンスがあるほどの強さを目指して。
そのぶん、なかなか「《島魚ジャスコニアス》で無ければ」という域に達するのは難しいですけどね。
ともかく、ライバル《島魚ジャスコニアス》のデッキだけ組み上げたのに、肝心の《甲鱗のワーム》のデッキが無いのは、片手落ちで美しくないですね。「風神雷神図屏風」で《風神》不在のようなもの。

もうすぐ
《嵐》の季節ですね

7月6日には、《甲鱗さま》を活かしたデッキをご紹介できればと考えています。できれば、僕自身の美学に従って、コンボデッキを。
ただ、それまでに……《甲鱗のワーム》と同じ氷河期の「ドミナリア」に生まれ、時を越えて、最期まで駆け抜けていった《彼女》のデッキを組んでみたいと思います。それでは、また。

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