【ネタバレ感想】暴太郎戦隊ドンブラザーズ　#ドン22話「じごくマンガみち」

次回予告の時点から楽しみだった回。映画と通じるテイストもあって、面白かった。みんな可愛かった。

なんか全体的に、私のフェティシズムをくすぐる回だったので、感想もまた偏愛に溢れてばかりですが、それでも良ければ…笑

●真っ黒学園

遥彼方（はるかかなた）ってネーミングがもう…笑
はるかのポニーテール姿がめちゃめちゃ可愛いねー！
そして、細身メガネ知的キャラが性癖ど真ん中なので、タロウのビジュが！く、苦しいっ…！！
カラコン無しのチャラいソノイ、陰キャの犬塚、バキバキの雉野。
いつもと違うみんなのキャラも良きですね！
（ジロウは？！）

真っ黒学園、マンガだということ差っ引いても、ぶっ飛びがすぎる。（スランプってそういうものだけど）
一方で「なぜ転校してきた者たちが突然遥に告白するのか…？！」とソノザの真っ当すぎる問題提訴。
人の喜怒哀楽を学びたいと言いながら、既に割と良い線行ってるぞソノザ。
「パクリではないのか？！ボツ！！」も、端的かつ的確な判断である。

そして、ソノニ扮する美人先輩登場。
もはやなにがなにやら。
ソノニちゃん、オープニングからダンス上手そうな雰囲気むんむんだなとは思ってたけど、めちゃくちゃ踊ってた。さすがアイドル。

ソノザも、ボツにするかと思いきや、「…好きだ」って。好きなんかーい笑
突然のデレに、不覚にもこちらがときめく。

ところで、スランプはるかの天女の舞、唐突すぎて笑う。どうしたどうした笑
いつにも増して顔芸がすごい。
あんだけふざけた顔して、どうしてこんなに可愛いんだよ！はるか大好きだよ！！

志田こはく嬢あってのドンブラザーズである。いやホントに。

●ジロウ、可愛いかよ

漫画にも出してもらえない不遇なジロウだが、相変わらず可愛さが爆発しており、わしはニッコニコ。

・「タロウさんは、ぼくのおにいちゃん！！」←可愛いかよ


・みんながファイブマンにアバターチェンジしてるところに、ジロウだけ離れたところから「皆さーん！」と走りながら登場←可愛いかよ


・「やっぱり、嫌われてる…！みんなに…！」のち、「でもダメだ、こんなことでめげちゃ！」の前向きさ。←可愛いかよ！


・「やりましたー！見ててくれましたかタロウさん！」→「あれ！いない！」→「僕にも必要だ…ロボタロウの力が！！」の短絡さ。
↑カ・ワ・イ・イ・か・よっ！！


タロウいわく「少なくとも聞き分けは良」い、素直なジロウ。その素直さがもはや天然記念物レベルで、とにかく可愛い。
すぐ「処刑」とか言い出すけど、やっぱ可愛いんだよ…！

余談だが、犬塚に突き飛ばされたジロウに対して「あ、先行くね…！」って、雉野さん優しい。
わたし、結構ああいう優しさ好きなんだよね…周りをきちんと見ている感じというか（ほんっとに余談だったな！）

●タロウの「はるか」呼びに萌える

今に始まったことではないんだが、「そういえば、はるかはどうした？」って、タロウが「はるか」って呼ぶのがなんか可愛い。好き。

アバターチェンジ後の
桃「おい！お前は最近どこで何をしているんだ！」
鬼「そ、それがワケありで…！」
桃「ほぉーう。サボりか！」
の会話も可愛かった。

ドンモモタロウの「ほぉーう。」に、「ほぉーう、俺にも言えない"ワケ"なのか！」というニュアンスを（勝手に）感じて、全私が湧いたものだ。

タロウがはるかを気にかけてるってところが、なんか可愛いんだよな。
タロウってあんまり人のこと気にかけないイメージだから。やっぱ、はるかのことはちょっと気にかけているというのが、お供として信頼してるというか、しっかりご縁が結ばれているというか（あ、恋愛的な意味ではなくて）。

●いつもの（？）猿原に戻った

器の小さい猿原は、やっぱり良い！

ジロウを仲間に入れることに前向きなタロウに対して「君はいつもそれだ！」と指をぶんぶんしながらイライラ。
ぶすくれながらアイスコーヒーをテーブルにドンっと置くのも可愛かった。教授としての尊厳が、すっかり影を潜めてて良き。
やっぱ猿原はこうでないと笑

いや、本来はこっちがイレギュラーで、先週回の猿原がオーソドックスな姿なんだろうけれどさ！

んで、なーに俳句読んでほくそ笑んでんねん。可愛いな。

●タロウ、闇堕ちさせがち

今更だけど、宅配業者でちゃんと働いてるタロウの設定が良いよね。
（なんか勝手にフリーターだと思い込んでたんだけど、正社員だったっけ？）

「俺とあんたは縁ができたな！」とお得意のセリフで、豪邸に上がり込み肉までごちそうになっときながら「だいたい退屈なのは、豪田さん、あんたがつまらない人間だからだ」と、バッサリ。
なんら忖度しないのがイイ。
さすが、我らがタロウである。

ただ、タロウのこういった発言によってヒトツ鬼が発生しがちな事実は結構見逃せない。
ジロウの闇堕ちスイッチも、毎度タロウの発言でONになっている。

歯に衣着せぬ正直さは、美徳でありつつも、諸刃の刃でもある。
「月は嘘つき」とソノイが言ったように、円滑な人間関係のためには、ある程度美しい嘘は必要なのだろう。

そういうまどろっこしいのが、人間の人間たる所以、といった感じ。心があるからね。心は複雑なんよ…

でもでも。脳人にも心はあるよね。
人工生命体のムラサメにだってあるし。
獣人には…あるのか？？

●面白い話

「て、天国の話をしますっ…！！…あのよ〜（あの世）」って。
こんなん笑うわ！

●本日のソノイさん

ソノイさん、まだドンモモタロウと勝負してたんか！すっかり忘れてたが。
今回はジロウに迎え撃たれて、あっさり退陣していたが、視聴者的には、良かった。
2人はもう戦わないでいい。ずっと人助け勝負とか、そういう平和な争い（という名のイチャイチャ）してて。
そして早く夏おでん食べに行こうって。

●ロボタロウ合体の台詞

毎回毎回趣向が凝らされているが、あれってアドリブ？

犬「わぉーん！」
鬼「わぉーん！」
桃「真似か、くだらん！」
猿「うぉーほぅ！」
雉「今日も、肩を、おまかせぃ！」
桃「普通だな！」

可愛いかよ。
ずっとみんなでわちゃわちゃしてて…
（で、ジロウも混ぜてあげて…）

ドンオニタイジンがどんどん強くなってることから、みんなの団結力が強まってきていることが見て取れるのはとても良いんだが、突然の「目力ビーム」には笑うわ！
「ご存じ！」みたいな感じで、新技出すのやめてもろて。

●椎名ナオキの正体（考察）

しかし、この椎名ナオキ。
大先生曰く、「今後重要な展開の鍵になるから」と。

「どんぶら裏噺」より

などと（公式が）申しており…。

次回予告の時点で「映画だけじゃなくて、本編にも出るんだー。今後絡んでくるのかな？」とは思ったけど、今回視聴してたら、想像よりもだいぶ絡んでいる様子。

はるかが「噂通り決して正体を見せない、経歴も何も一切不明の謎の男…！」って言うから「あ、男なんだ」と思ったけど、それはミスリードかな。

ビーフストロガノフを急に作り始める微妙な自己顕示欲。しかも、それがはるかのビーフストロガノフと同じ味。2人して左利き。

怪しい。

最初は「中身、マスター？！」とか、「はるかの父親？！」とか考えたんだけど、マスターは映画のとき椎名ナオキと同じ画面にいたはずだから別人ぽいし、父親だとしたらこれだけ漫画描けるってことをはるかが知らないのは不自然すぎる気がする。

と、なると、一番筋が通るのは、「椎名ナオキ」＝「鬼頭はるか」説なんだよな。

夏映画で、『真・初恋ヒーロー』の実写化に唯一スタンディングオベーションしていたのが椎名ナオキだった。
原作めっちゃくちゃにされてるのに、「随分心が広いんだなー」と違和感を持ったんだけど、あれって、もしかしてスクリーンに映る自分自身の可愛さに対して拍手していたのだとしたら。はるかの自己肯定感を考えると、すごく腑に落ちる。

今回、ラストに残された椎名ナオキの原稿には、奮起するはるかが描かれていた。
つまり、椎名ナオキは、はるかが奮起するシナリオを既に知っている（もしくは、はるかが奮起するだろうスイッチを熟知している）。

未来から来ているのか、パラレルワールドから来ているのか。

いずれにしても、椎名ナオキの世界線では、高校時代のはるかがオニシスターになる必要性があった。そのために、はるかに盗作疑惑を着せないといけなかった（オニシスターになる条件は、盗作疑惑を着せられることだから）。
なので、はるかの『初恋ヒーロー』出版のタイミングに合わせてこの世界に降り立ち、被せるようにして『真・初恋ヒーロー』を出版したのでは。

「鬼頭はるか」と「椎名ナオキ」でなんかアナグラムになってんのかなと思ったけど、「KITOH HARUKA」と「SHINA NAOKI」だから、別に入れ替えにも何もなってなかった。

でも「SHINA NAOKI」単品で見ると、アナグラムで「KANASHI ONI（悲しい鬼）」になるのでは…！

やはり、オニシスターの役割を放棄したことを後悔している未来のはるかが、過去を変えるためにやってきたのかも。
そして、過去の自分に身バレしないよう、着ぐるみをきている、と。

Twitterで感想を検索してたら、似たような考察をしている人がたくさんいたので、当たらずといえども遠からずといったところでしょうか。

だとすると、私の大好きなSF要素も入ってくるってことだ！今後の展開に、期待が高まる！

●じかーい、じかい。

「なぜだ…人間に戻ることができない…！！」で不覚にも笑う。
犬塚さんは、やっぱ萌えキャラなんよ…！

口周りパスタだらけできょとんとする犬ブラザー。少女からご飯もらって、四つん這いで食べる犬塚（絵面、大丈夫そ？）。
ついに夏美とも再会か？！
獣人同士でのバトルも始まるっぽかったけど。

そしてジロウ！ついにロボにチェンジ！
トラドラゴンジンて言いにくい。早口言葉かな？
CMで「虎とドラゴンが合体」って言ってたから、来週には虎ジロウと龍ジロウが合体するってことかしら。不安定なジロウがいよいよ完全体になる？公式写真見ても、ジロウが2人いるし、ドンドラゴクウとドントラボルトが共闘している。展開早い〜！

…とか言いつつ、もう半期過ぎるから、特段早いこともないんだよね。折り返しだよね。
まだついこないだ始まったばかりの気分でいたけど…。

ここから、どんどん伏線が回収されていくかな。ますます目が離せないドンブラザーズであります。