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【ネタバレ感想】暴太郎戦隊ドンブラザーズ #ドン24話「むすこ、ににんばおり」

夏休みで子供たちがなかなか寝つかず、私の疲労も現在ピークなので、note更新する時間が全然取れずにおります。

しかし、せっかく毎週書いてきたので、今週もなんとか書きたいと思います。サクサク参りましょう!

●夏休み中はモラトリアム期間

先週に引き続き、脳人も出ないしムラサメも出ないなー、あまり話が展開しないんだなー。と思ってたら裏噺にこんな記載が。

スーパー戦隊シリーズのセオリーのひとつ。

「夏休み期間中は、モラトリアムをキープ」

夏休み、視聴率的には、どうしても苦戦します。放送日程がみだれる地域もあります(甲子園中継などのアオリ)。
ドカンと視聴者が減るということ。
その間にお話を進めるのは禁物。夏休み明けに、せっかく戻ってきた視聴者が、置いてけぼりを食らってしまいます。
かつ、劇場版も絶賛公開中につき、テレビと映画との整合性が崩れちゃダメ。すくなくともキャラの関係性を変えちゃダメ。映画をいつ観ても楽しめるように。
『どんぶら裏噺』より

なるほどー!だからムラサメや脳人もあんまり絡んでこないのね。

とは言え、ジロウが分裂したり、犬塚が夏美と再会したり(それぞれ、「犬」と「みほ」としてだったが)、それなりに展開はしてるんだよな。

なのにスローに感じてしまうのは、やっぱ普段のスピード感がハンパないからだと思われ…


●耕一郎…??

タロウは最初から否定してるのに、「あなた耕一郎じゃない!」と、譲らない東智子さん。
そんなにそっくりなのかー。じゃあ耕一郎役も、樋口さんが演じるのかなーと思ったら、全然違う人だった笑

似ては、いない。

多分、智子さんも、最初こそ本気で息子だと思ったものの、割と早い段階で「あれ、耕一郎じゃない…?かも?」ってなんとなく気付いてはいるんだろうな。

「耕一郎は帰ってこないだろう、自分が生きがいを押し付けたせいだ」と、頭のどこかでは分かっていて、だけどそれを受け入れられないから、タロウを(無意識のうちに)息子だと思い込もうとしてるって気がする。

ただ、タロウ扮する耕一郎と接する中で智子さんは自分の過ちを認め、息子に謝ることができた。そして結果的に、本物の耕一郎が帰ってきた。

妖怪縁結びの異名(非公式)は伊達じゃない、人との繋がりを結んだ今回のタロウであった。


●教授の正しい使い方

東智子さんは以前、猿原の元に相談に来ていたらしい。そのことを思い出し、作戦を練る猿原。これは猿原という役柄の、正しい使い方!といった感じ。

ただ、練り上げた二人羽織作戦は、色々とザルすぎる…!タロウの口パクが雑すぎてこんなん笑ってしまう。

猿原、俳句を「趣味が悪い」と言われ、激怒のち作戦離脱。

代打の雉野、コンプレックスを刺激され、なぜか突然みほちゃんの自慢を始める。(お母さんのこと「ママ」って呼ぶタイプか…笑)
みほちゃんにダメ出しされて、激怒のち離脱。

そこへダメ押しのはるかで、ついにタロウ死す…!!タロウ死ぬの何回目?主役がこんなに頻繁に死ぬ戦隊シリーズは、初めてなのでは。

そして、怒った猿原がサルブラザー化したところ、いつもよりも強かった。かなりキレキレだったので笑ってしまった。

キジブラザーも、気持ちキレキレだった気がする。


●戸惑うタロウ

智子さんにただいまのチューをする時の戸惑った顔。
ピアノを弾いてほしいと言われ「さ、さすがに…それは…」と、どもる感じも、初めて。

タロウ自身は嘘は言ってはいないけど、嘘に加担してることは事実なので、やはり苦しいらしい。ずっと戸惑って落ち着かないタロウは珍しく、そんなタロウを見ているとこちらまで苦しくなってくる。

最後に、自分の正体を智子さんに明かした際、「そんなことはどうでも良い」「あなたと会えて良かった」「ありがとう」と感謝されたタロウの、子犬みたいな顔…!なんて顔…!!
母への慕情、とでも言うのかな。

「俺には母がいない」とサラッと言っていたけれど、生き別れているのか、死に分かれているのか、そもそも脳人には物理的に母がいないのか(代わりにマザーがいる?)、詳細は不明だけど、「母」という存在に初めて触れるタロウの中に、何か新しい感情が芽生えたようだった。


●脳人のスペックの高さは異常

タロウ、経験がないピアノを、マスターの演奏を一度見たただけで「大体分かった」で弾けるようになるのヤバいな。
は?いくらなんでも、そんな、あなた…(はるか)

(そんで、マスターはちゃっかりタキシードに着替えてるし)
(そんで、似合ってるし)
(写真集、売り切れてるし)

タロウのスペックの高さが一瞬で分かる描写だった。やっぱ常人じゃないんだな。脳人だもんな。

そんなハイスペックなタロウなので、タロウがよく言う「点数を付けるなら…25点だ!」の意味合いもだいぶ変わってくる。
今までは、「はるかのビーフストロガノフは、イマイチなんだな…」という感覚でいたが、今回、魚の干物も25点。自身のスーツ姿も25点と、25点連発だった。

タロウにとっての25点って、一般的に言う「特筆すべきでもないが、悪くもない」ってくらいのレベルなのではなかろうか。
我々人間で言う、平均点(50〜60点)くらいの感覚って気がする。

(それでいくと、4話で99点のおにぎりを握った彼は、かなりハイスペックなおにぎり屋だったってことになる)


●じかーい、じかい

しっとりと、ショパンのノクターンをBGMに感動的なエンディング…

からの温度差がすごくて風邪をひきそう。
「僕がクビ?!一体僕が何をしたって言うんですか〜!!」と言うが、今までの雉野さんを見るに、(主にみほちゃん絡みで)充分何かをやってそうなので怖い。

次回予告で、猿原とはるかがお互いの肩にもたれて白目剥くの可愛い。この2人の兄妹感、良きよね〜。

またしても犬塚さんは何も知らないのかと思いきや、逃亡犯なのにシェフになっちゃうの?歯をキラーンとさすなぁ…!
猿原も働くのか。心配でしかない…!
ジロウ。ジロウは??

モラトリアム期間ということだから、雉野回とは言えみほちゃん(夏美)の話は特に進まずかな!

ボーッと楽しみながら見たいと思います!(ボーッとする暇は無さそうな気もするが)

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