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【ネタバレ感想】暴太郎戦隊ドンブラザーズ #ドン25話「ヒーローしごとにん」

もう25話!早いなぁー。
ついこないだまで「暴太郎って、何…??」って言ってたのにさ。

●フェズントコンサルタント、大丈夫か?

雉野がクビになるところから始まるが、そもそもそんな簡単にクビはならないだろ。(とか言ってしまうと、物語が始まらないんだが)

急激な売り上げダウンは戦略ミスだとしても故意にやったわけではないし、仮にそれで損害賠償を請求されたとしても、会社として請け負ってる案件である以上、雉野ひとりが背負う問題ではない。

上司がやってることはいわゆるパワハラな訳なんだけれど…とか思ってたら今回のヒトツ鬼はあんたかーい!中間管理職としてのストレスがあるんだろうが…。

「できる部下が欲しい」と言うけれど、雉野はうだつが上がらないだけで、別にそんなに悪い部下でもないと思う。

でもまぁ、こう、目に見えて、バッキバキに「デキる!!」って感じの人が良いんだろうな。能力的には、タロウみたいな。(とは言えタロウはタロウで人格に問題がある)

しかしひとつの会社に、2人もヒトツ鬼経験者がいるのはなかなかの確率では?怖い。

雉野、ヒトツ鬼になったこと「やめてくださいよ、みんな忘れてるんだから〜!」って言うけど、視聴者は誰も忘れていない。


●鬼を退治さえすれば、それで良いのか

これまでも、ヒトツ鬼になった人って、最終的に「あれ?俺何してたんだ?」みたいな感じで特に反省することもなく日常生活に帰っていくんだよね。
あくまでも、その人の中にある「鬼」が暴走したからヒトツ鬼になるんであって、「鬼」自体を退治してしまえば結果オーライっていうのがドンブラザーズの立ち位置。まさに鬼退治。

ただ、ヒトツ鬼になる人間って、もともと何かきっかけさえあれば心の中の鬼が暴走しやすいタイプの人間なのだと思う(雉野しかり)。

と、なると、鬼がつけいる隙のある人間の心の弱さとか、自己肯定感の低さとか、その辺にもアプローチしていかないと、根本的な解決にならないのでは…?という気は、ずっとしている。

その辺、脳人が斬れば本人もろとも鬼が消滅する(というか、異空間に飛ばされる)わけだから、倫理的にどうかということはさておき、脳人の言い分も一理あるよねーという気持ちも、正直無くはないんだよね。

ドンブラザーズのやってることは「対処療法」という感じだし、脳人のやってることは「病気になったら、身体ごと破壊」みたいな極論だし、なんか中庸点があると思うんだよな。

ドンブラザーズと脳人たちは、そのうち手を組むだろうなと思っている。そうじゃないと、なんか、スッキリしない。
(タロウとソノイに仲良くなって欲しいという、ただの希望的観測でもある)


●みほちゃんの魅力

雉野は自分に自信がないから、みほちゃんに嫌われることが怖くて、隠し事をして自分でなんとかしようと奔走するワケだけど、多分みほちゃん的にはこういうことも隠さずに言って欲しいタイプなんだろうと思う。(し、むしろ早めに打ち明けた方が、みほの力添えでスムーズに解決すると思う)

そういったみほちゃんの人格って、夏美の頃から変わらないものなのかしら?
というか、私はすっかり「みほ=夏美」で、夏美が元人格のつもりで視聴しているが、その辺はどうなんだろうなぁ。夏休みも明けるので、ぼちぼち獣人サイドも展開していくだろうなぁ。

しかし、みほちゃんは声がいい。
落ち着いたトーンの少しハスキーな声って良いよね。話してるとこっちが落ち着くっていうか。

雉野も犬塚も、話をうんうん聞いてくれて受け止めてくれる、しかも自分の意思もしっかり持っている芯のある彼女に、大いに救われていたのだろうな。


●タロウがまた成長している

ドンブラザーズ自体、タロウの成長譚という側面もあるだろうから当然なんだけど、またタロウが成長しているので感動する。

調子の悪い雉野を見て「どこか具合でも悪いのか?」「おふくろの具合が…?!そんなに悪いのか?」って。前話で初めて触れたおふくろという存在に、早速今回思いを馳せるのが良いではないか。(しかもただの聞き間違い!)

ふところふところふところおふくろ。
うん。これじゃ間違えても仕方ない。


じゃないんだよタロウ笑
あんた、人間らしくなったね涙


●猿原さん、初めてのお仕事

履歴書の写真よ笑

「私はこう見えて、働いたことがない」のドヤァ感が凄すぎて、思わず「こう見えて、とは…」と返してしまった。面接官と被った。

「ここの予備校はダメだな。人を見る目がない。」「ここもダメだ、見る目がない!」って、ちょっと自尊心が高すぎやしないか?
いや、いいです。
それでこそ教授です。

ただ、俳句を買ってもらえない猿原の姿(クマ付き)、ちょっと見てられなかった…


●はるかの前向きさ

「じゃあねトウサク!」「またねー」の時点でメンタル鬼ツヨすぎて笑っちゃうんだけど、はるかが何やかやでみんなからとても愛されてるんだなということが分かるよね。

出前をするタロウ(これまた出前スキルが高すぎる)を見つけて、事情を聞きだしすぐに自分もバイトを増やすっていう行動力も、すごい。

はるかの前向きさが、ドンブラザーズの明るさをドーンと底上げしてる。
本当に魅力的なキャラクターである。


●タロウの点数は2〜2.3倍すると良い


雉野のラーメン屋台に来たタロウとはるか。

タロウ「おやじ、うまかった」
はるか「何点?」
タロウ「32点だ!」

で、おぉーついに25点越え!
前回の感想で、タロウにとっての「25点」は我々人間の感覚では「特筆すべきこともないが、悪くもない」、つまり50点、多く見積もっても60点には満たない位のレベルではないかと推察した。

つまり、タロウの点数は、2-2.3倍することで我々の点数に置き換えられると考えている。

なので、今回のラーメンは64〜74点くらい。中央をとって69点くらい。割と良い線かなと思う。これだと最初の「うまかった」という台詞とも齟齬がない。

おそらく経験がないだろう雉野さんの腕前でこの点数を出せるとは、ラーメン屋、向いてるのでは…笑


●ジロウ、サポートを学ぶ

ドンドラゴクウアルターかわいいなぁー。
いつもならしゃしゃり出るジロウが、こうやってアルターモードを駆使して偵察するのも、成長が感じられて良き。

「僕も俳句はいらないかなー…」には思わず深く頷いてしまった。

ドンブラザーズの様子を見て、「お互いに仲間の力になるために働いているらしい」「みんながみんなのために働いている…」と、何かを掴みかけたジロウ。

今回、ジロウはひとりでヒトツ鬼に立ち向かうことで、陰ながらタロウたちをサポートすることを選んだ。支え合うドンブラザーズを見て、「みんなのために」の精神と、チームというものの何たるかを学んだらしい。ジロウもまた、真のヒーローに近づきつつある。


●犬塚さん何してはるんですか

「料理の腕には覚えがある(キラーン)」じゃないのよ笑

犬塚さんは相変わらず、可愛い性格なのだが、実際に料理の才能があるのがすごい。
悪魔変化回でも本格的な手料理作ってたもんなぁ。役者よりシェフの方が向いてるのでは…

犬塚の料理を味見したタロウが、点数こそつけなかったが「上手い!」と絶賛。
一気にクマが消えたので、よほど美味しかったんだと思う。
「あんた、なかなかやるな!」
「なかなかじゃない、とってもだ(キラーン)」

って笑
素直か。2人の会話はなんだか小学生みたいで可愛かった。

それにしても厨房、独りすぎだろ。
あれだけホールが賑わってるのに、これをひとりで捌けるんだとしたら犬塚さんは本当にシェフになった方が良い。


●じかーい、じかい

「なに?仮面ライダーリバイ○が最終回?!だったら俺らも最終回だ!

もう意味が分からない笑
ドンブラは、割とちょいちょいメタ発言挟み込んでくるんだけど、それが全然許されるそもそものぶっ飛び具合だから、何も気にならない。

風に吹かれるタロウの顔!笑
次回予告で既に面白い。
猿原役の別府さんって、元がハイパーイケメンなはずなのに、風に吹かれてる猿原に笑いの要素しかないの天才。

次回は折り返しの総集編的なものになるのかな?

MVPはやっぱ、マスターあたりがかっさらうんだろうけど、本当のMVPははるかだろうな。はるかいなきゃ13話で主役死亡→終了だったからなー…。

公式の写真見たら、次回どんぶらでソノザがパフェ食べてる。ソノイはなんかお洒落な青いジュース飲んでる笑

今までの名シーンも一挙に見られるのかなー。楽しみだなぁー!

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