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「YOUR TIME ユア・タイム 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術 Kindle版 鈴木祐 (著)」を読み、自分自身の変化を記録しておく。

大切なことを明確にする

1.時間術は時間を攻略できないため、幸福度を高める技法として考えるべきである。
2.時間を攻略しても内容が伴っていないと、実りはない。

という学びがあった。
 簡単なタスクばかり消化していて、全く重要案件が進行しなかったり、いつも仕事ばかりで、いつまでたっても休日が作れないのはこの考え方ができていないため、起きていたのではないかを自身の行動を反省した。

 この行動の癖を解消するため、本書で紹介されている「プレコミットメント」という技法を用いることにした。これは、事前に自分の予定をスケジュールに決めておくことだ。なかなか仕事を休めない私にとって、非常に有効な手段になった。今では、月末に翌月の休日をあらかじめ申請して、しっかりと自分の時間を確保することができるようになった。

 そして、休日に自分の時間が確保できるようになったら、次はその確保した休日をどのように使用するかについても、予め指定しておくことで有意義に時間を過ごすことができるようになった気がする。

誘惑日記

 このように、予め予定を立てることが、予期の多い私にとって、生活を変えるきっかけになったが、本書で紹介されている「誘惑日記」という方法を用いて、自分の予定を立てることも制度を高めることができる。

 「誘惑日記」とは、自分が誘惑に負けた体験を記録していくことで、自分がでどれだけ時間を無駄に使用したのか、何が原因で時間を無駄にしてしまったのかを記録する日記だ。定期的に自分の失敗を文章化し、記録していくことで、自分の行動の失敗パターンを意識するようになり、意識的に再びその失敗パターンを選択しなくなることが期待できる。

 実際に、早起きしてもYouTubeを開くと、その日の作業への取り掛かりが遅くなってしまうので、意識的にYouTubeを開くのを止めている。この行動を避ける意識があるので、頭の冴えている午前中を有意義に過ごすことができている。

退屈であることを許可する

 また、あれをしなきゃこれをしなきゃとなったり、この動画をいつまでに観なければとか、いろいろなことを知っているがそれが具体的な成果につながらなかったりとか、人生にいろいろ詰め込みすぎると、自分にとって重要なことが見えなくなってしまうことがあるが、これは「大切なことを明確にする」の目標達成を阻害するし、よいことではない。

 このため、退屈な時間を過ごすことを許可してあげることも大切であると本書で語られている。勿論、毎日ボーっと「退屈な時間も大切」としているわけにはいかないが、ボーっとしている時間にこれまで自分の中に蓄積してきた経験の点と点が繋がり、新しい視点や閃きがあったりする。

 私は元々瞑想や何もしていない時間といったものを悪と考え、何かしないと落ち着かない性格だったが、退屈であることを許可し、生活に「テラスで瞑想する」とか「海を眺める」といった退屈を意識的に設けるようになった。
 気持ち的に楽になるし、坂道を走って下る時の足の回転が間に合わない感覚が解消されるようなそんなイメージで、頭の中が整理されるので、今後も継続したい習慣となっている。

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