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クマ出没のニュースが多いが、そもそもクマってなぜ冬眠するのか

 クマが冬眠する主な理由は、厳しい冬の条件で生存するためでだろう。
 では、クマは具体的に冬の何が問題なのだろうか。
 ふと思ったのがこの3つ。

冬の食物不足か
 冬季は基本的な食物である木の実の入手が難しくなる。活動時間における木の実収集率が低下するのか。タイパが悪いので活動しない。納得。
 ホッキョクグマは冬季に積雪が少なく、餌が比較的入手しやすい環境に生息しているため、完全な冬眠をしないことがある。やっぱり、餌が手に入るなら、冬眠しないのか。

寒冷な気温への適応か
 
冬眠はエネルギーの浪費を避けるために体温を下げる、代謝を低下させて行う。これは、食物がないから行うとしたら、冬眠の直接的な原因ではないかもしれない。あんな立派な毛皮があるわけだし。

生殖活動のためか
 
一部のクマは冬眠中に妊娠し、子供を出産する。冬眠中に生まれた子供は、春になって気温が上昇し、食物が豊富になる時期に成長する。出産のタイミングを最適化し、子供の生存確率を高める役割も果たす。
 これは時間の効率的な使用と思うので、冬眠する直接的な理由ではないかも。

クマもタイパが重要だった?
冬になると主食の木の実が減る

木の実捜索に必要な時間と体力は一定のまま、木の実を見つける難易度のみ上昇

活動するより冬眠した方がよくない?

冬眠を選択

 ちょと人間的であるかもしれないが、行動原理は理解できた。
 間違っているこもしれないが、現時点ではそういうことにしよう。
 ということは、
1 暖冬などにより、木の実捜索難易度の上昇率が低下する
2 冬に木の実ではなく栄養価の高かそうな肉食べたらいいじゃんとなる
の条件に合致した場合は、冬眠の判断をしないクマが現れることもあると言うことなのか?

 幸運なことに私の人生において、動物園外でクマを見かけたことはないが、食材を求めて、人間居住スペースとクマの居住スペースの重なりが広がり、道端でクマに「おはようございます!」なんて日がくる可能性も思っておかなければならない。人間居住スペースとは言え、地方において、その人口密度は低下しているわけであり、クマにとって以前ほど恐るるに足らない地域は増える一方である。

 日本において、人口が減少し、人間居住区が縮小している中、クマさん他動物の皆様に自然を返還することはもっともなことであり、逆鱗に触れないよう、また、食物として見られないよう、地球は人間のものではなく、あらゆる生物とシェアしているのだという事実を今この瞬間だけでも、この事実を再認識するとともにもっと謙虚に生きていこう。




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